15分ほど遅れいよいよスタート!!
最前列の伊波さんの近くでスタートした。高校生が多い今回の大会、やはり速い!! なかなか集団がばらけない。おや?? ブイより右に行きすぎてないか? 何度ヘッドアップしても間違いなく俺が直線だ。どうやら3位にいるらしい。ここまでは上出来だ。あの高校生達や日本記録保持者の平良さん、600番台の選手達の中で十分戦えている。
第一ブイを回って沖に向かう。荒れてるな。上下にかなり揺さぶられる。リカバリーの腕で風の強さを感じる。後ろの選手がずっと足に触れている。おそらく後ろに集団がいる。追い上げてくる気配をビンビン感じる。
第2ブイを回る頃には少しずつダメージが蓄積されてきた。沖のゲートブイを目指すが全く見えない!!どこだ? とにかく大きなゴールゲートを目指すが、それも見えない。とりあえず大きな管理センターの建物を目指した。その結果かなり左に曲がっていたようだ。慌ててコースを修正してブイを目指す。ここでなんと2位に上がれた。あの選手達は1周目は様子見で2周目から来るのか?
2周目に入ってペースを上げる。体は限界だが、たった800m程度だ。行ける!
2周目の第一ブイでは足を触られなくなり、後ろからの気配も消えた。差を広げられたか!
第1ブイから第2ブイが向かい風で最も泳ぎにくい。それでもペースを上げる。第2ブイを回る時後続を見てみた。おい!! 5 人の集団がすぐ5m後にいる。全然引き離せてない(笑)
さらに焦ってペースを上げる。先頭の選手はもう見えない。誰かも解らない。平良さんか1500m17分の高校生2人の内のどちらかか、あの飛び入り参加の凄い選手のどちらかか? それとも他の高校生か? 誰が前にいてもおかしくない。
残り300m。苦しい。また左目から涙が・・・。ゴーグルに溜まる。それからゴールまではあまり覚えていない。ただ頭をよぎったのは「今ならマンサクさん・BIGさんと良い勝負が出来るだろうか・・・」だった。 ・・・無理か・・・。
ゴール!! 先頭と36秒差。3位とは20秒差だった。勝てなかったが、これ以上ない結果で最終戦は終了した。
体のダメージは凄いけれど・・・(笑)