あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

あの日あの時あの場所で

2018-07-25 | from:sachiaki
君と出会ってなかったら

そんな歌もありましたね。
歌のように恋の場面ではなかったけれど
今日は"あの日あの時"のことを思ったsachiakiです。

ちょっと前に友人を亡くしたことを書いたのですが、
その亡くした友人が夜学バーに遊びに来てくれていた時
(その頃はすでに闘病生活に入っており、一時退院でいらしてくれたのです)
私の別の友人も遊びに来ていて、
その時に亡くなった友人が弾いたというピアノの曲を聴かせてもらって
二人ですごいねぇ、めっちゃ気持ちがこもっているねぇ
なんて陳腐な感想を述べたりしたりしたのです。

亡くなった友人をAとすると、
もう一人の友人をBとしましょう。

Aさんを亡くすまで、BさんはAさんと再びバーで会うこともなく、
ただあの時のピアノの音を覚えているってだけでした。

そして月日は流れ、Aさんが亡くなり、
Aさんのことを知っている人全員に連絡が行き渡るよう
私を含めAさんを知る人間はお互いに連絡を取り合い
通知をしていきました。
Bさんにも伝えなくちゃ、と思って伝えた折、
たった一度しか会っていないにも関わらず
「あのピアノの人ですね」と気に留めてくれたうえに
Bさんの分野であるカメラを持って
その日のうちにAさんを悼む写真を数枚仕上げてくれたのです。




そんなことがあったので、私やBさんにはAさんが特別さを増したものなのですが
本日Bさんがカメラを新調したとかでバーに遊びに来てくださったのと同時に
Aさんの彼女さんがフラリと遊びにいらしてくれたのです。
彼女さんが私の担当するお昼にいらしてくれることは稀で
それだけでもビックリするのに、Bさんもそんなに毎回いらしてくれるわけじゃないから
同席になったというのは奇跡に近くて…もう言葉もでないほどに絶妙なタイミング!

BさんがAさんを思って撮った写真を彼女さんに見せて
ほんの少しだけAさんの話を互いにしたりしました。

こういうのってタイミングというには魔法的で
ちょっとした感動をしてしまいました。

あの日、あの時、あの場所で聴いたたった一回の「月光」。
別の人が弾いたものですが、置いておきます。
Beethoven - Moonlight Sonata (1st movement)


死にたくないと願った友人の悲痛な思いで紡がれた音がつないでくれた
様々なご縁。
そんなものを大事にしてこれからも生きていこうと思いました。

明日以降も暑い日々が続くようだけど
みなさんもどうかご無事で。モイモイ
コメント
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