多くは厨二病と呼ばれる類も
「普通」ではなく「特別」であることへの憧れが
特殊な人へのなにかになっていると思うのですが、
「特別」とは別で「普通」であろうとする
その辛さというのも浮き彫りになってきている昨今
改めて「普通」とはなんだ?
ってなっているsachiakiです。
私が中学〜高校時代に流行っていた
「行け!稲中卓球部」という下ネタ満載でありながら
時勢のことも取り扱ってシュールなギャグが織り混ざった
漫画がありましてね、
その中で「フツーが一番むつかしい」
ってセリフがあるんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/04/45f15fb46c29644034d7174c51da5d10.png)
いじめられっ子体質の柴崎先生のセリフが
大人になるととても響いてきます。
発達障害のことが世間一般にも認知されてきて
発達障害を持っていることの辛さが
クローズアップされているからこそ
余計に「フツーが一番むつかしい」が響きます。
30年前は普通であることを悩んでいたのに
今や普通に擬態していることに悩む
そんな時代なのだなと。
それぞれの人が思い描く「普通(フツー)」とはなんぞや?
婚活パーティなどで「平均的な人」が良いという話が
よく女子から上がってくるけれど、
そもそも平均っていうのは
集合の中の中央あたりを指すので
それらを掛け合わせるととんでもなく
レアな人材になってしまうというアレ。
それに近いことがあるんだろうね。
私の見ているゲーム実況でも
「Q2 HUMANITY」というゲームの中で
一番最初に触る「凡人」さんというキャラクターが
なんでもできるんだけど、
全ての能力の平均なので、
結果的にその後に出てくる「遠投」さんや
「怪力」さん「伸縮」さんと
それぞれ固有のスキルがあって
そのスキルの際立ちによって
ステージをクリアするための
要になっていたりするのに対して
際立っているものがないので使われなくなっていく
そんなところがあったりします。
まぁ最終的に特殊さがない万能さが
生きるようになるステージがあると思うんだけど、
まぁそんなもんなんですよね。
普通って。
と、変な方に話がいってしまった。
際立っていないから評価もされないけれど
その存在価値はレアだってことだってことです。
なので多くいる埋もれてしまいがちな凡人、
普通、平均的な私たちは
それでもレアなのだってことで
慎ましく生きていこうじゃないですか。
そして「普通」ではないことに悩んでいる人は
その「普通でないこと」を活かせる環境や
スキルを身につけると楽になるんじゃないでしょうか。
というわけで、気になる新刊があったので
そちらを紹介して終わります。モイ!