日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

梅雨明け前線

2022-06-20 17:12:00 | 旅行記
日本で最初に梅雨が明ける沖縄県に、梅雨明け前日に来ました。
石垣島で3日遊びます。

到着日は梅雨の最終日、もちろん最後になるかは知らぬまま、昼ごはんに八重山そばを頂くと、屋良部山を登り、絶景に出会います。言葉より一見。しかし下山すると噂に聞いた沖縄流の梅雨・スコールに見舞われました。

ワイパーを激しく左右に揺らして、3泊するオールインクルーシブのホテルに向かいます。

































雨上がりにご褒美が南の海を渡りました。









整える旅 ReStartの前に

2022-06-05 17:03:00 | 旅行記
広く皆さんに退職をお話しし始めたのが6月1日。既に決まってはいたんですが。
今のお仕事は今月いっぱい、なのでいろんなことや思いやあれこれを整えようと、旅行しようと思った先はやはり京都でした。

5日の土曜日午前中には京都駅に着いて、お山に向かいました。かつて琵琶湖の側から登った記憶は30年前、今日は出町柳から八瀬を経て上がります。












三角点のトップは展望が得られませんが、その分日陰があります。
花崗岩質の砂利に腰を下ろし、蟻やカナブンが石影から這い出してくるのを眺めながら、佛光寺のかなえさんで買ってきたバンが昼食です。




おいし過ぎるぞ、京都のパン!

霊山を歩き、講堂で平安以降の国と権力の狭間で生きてきた宗教の生き様の説法を拝聴したり、根本中堂にては不滅の法灯に透徹の眼力を養い、西塔に至る山道に少しだけ修験者気分も味わいます。










延暦寺での祈りの道を終えると、京都トレイルに出て、いつのまにか入っていた滋賀県域から京都に戻り、北山トレイルを1時間、標高差540メートル登山口まで降りました。

夜は精進落としと言うほどでもありませんが、毎年うかがう、和ごころ 泉さんにて、懐石料理。




6月に入ったら、きっと食べたくなる鮎も、期待以上の見事な焼き具合でいただきました。
季節を楽しみ、意外な食材にも驚かされ、彩り美しく香りや食感にも発見が相次ぐ2時間でした。




























おいでませに応える50年

2022-05-01 19:12:00 | 旅行記
おいでませ山口へ、というコマーシャルの呼びかけを初めて聞いたのは、実家にテレビが入ってそれほど経たない頃と記憶しています。
だとすれば以来50年、学びの時、研鑽の年を経て己の思いに従う年に近づいて、ようやくその呼びかけに応える旅に来ています。

新岩国から入っての名所巡り、4泊させて頂きます。

1日目は岩国で錦帯橋と白蛇に鵜飼、山口市で室町期の五重塔と巡り、湯田温泉泊。











2日目は湯田温泉で中原中也を学び、秋吉台で蒼き空と白きカルスト台地を起伏に親しみ歩き回り長門温泉に泊。














今は3日目、朝に長門温泉の川沿いを走り仙崎へ出て金子みすゞの面影を追い、萩に来ております。


















2022/04/03

2022-04-03 10:48:00 | 旅行記
たとえ桜が咲いても、ウグイスの初音を聴いても3月は冬、4月の入ってようやく春と思えるのは、まだまだ自分が世のしがらみに暮らし、万物生成流転に身を置いていないからだと知る2022年卯月に入って最初の週末は、ここ数年恒例の、迎春旅となります。

向かったのは伊豆の国、春の実感を求め、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ロケ地探訪するのが目的です。








北条義時が狩野川向こうの八重さんを眺めた江間の地にある、久保田農園さんへ。事の他フレンドリーなご主人の説明を受け、今日の熟れ頃、章姫を30分食べ放題です。
甘さと酸味のバランスよく、しっかりした身の腰高スタイルの果実は、時間毎の味まで違うようで、一粒一粒、選ぶ目と手が鋭くなります。
30分の収穫は、かのじょ54個、わたし36個とジャスト5割マシで、1300円の料金を越す春感となりました。

囲む里山の山桜の煙る田園風景に車を走らせる事10分で、北条の里へ入ります。
時政が奥州征伐戦勝祈願を発意とした願成就寺。





仏師•運慶作の阿弥陀如来像ほか5体の鎌倉仏に手を合わせました。

続いて、韮山駅近くの大河ドラマ館へ。



撮影で使った小池栄子さん、新垣結衣さんの衣装や、ドラマのメイキングや小栗旬さんの地元へのメッセージも折り込んだ、4Kシアターがコンパクトに展示されています。





印象的だったのが、烏帽子を戴冠しての撮影コーナーです。案内してくれる地元スタッフの方が、前の人を待つ時間に声をかけてくれて、先日時政館の坂東彌十郎さんがプライベートで来館した話なんかも聞かせてくれます。彌十郎さん、とっても気さくな方だと笑うスタッフこそ、本当に気さく。良い気持ちで楽しませていただきました。





大河ドラマ館前で三色すみれを見ながら美味しいホットドッグをいただいたあとは、時代がグッと下がり、産業遺産の韮山反射炉も見学。










2日前に痛めた右足脹脛肉離れで、歩数が進まない私に肩を貸してくれた彼女に感謝しつつ、今日のお宿は伊豆長岡温泉へ。
三菱財閥岩崎家由来の三養荘さんです。
山一つを開き造作した庭園が目をひきます。部屋は離れて点在し、臥龍の廊下が繋ぐ配置です。







三養とは分際に安んじて福を養い、胃をくつろげて元気を養い、費用を節約して財を養う、以上の三つのために飲食を節約しようとの意だとか。
私にとっては、肉離れの養生を加えたいところです。

温泉は50度を越す源泉が熱く見に染みます。
剥がれて一休み、美味しい夕飯を頂いて夜もゆっくり長時間の睡眠。四養、五養にもなりました。



















スキー場といえど晴天を友にすれば滑らなくても楽しい、かも

2022-03-13 13:09:00 | 旅行記
もちろん、滑ってます。
朝も早くから晴天を予感する明けの空でしたから。




朝風呂で血流の準備運動、たっぷりバイキング朝食はふらの牛乳と濃厚ヨーグルトとお野菜でエネルギーも充填完了です。




ロープウェイからペアリフトを乗り継げは、1000メートルを越す山頂。昨日のホワイトアウトと比すべくもない、富良野ブルーと呼びたくなる絶景の懐に抱かれます。










富良野の街へダイブする気分はアゲアゲで、多少クラッシュした雪の固まりも、汗だくになって乗り越えれば自然に笑いと汗が湧いてきます。

昼まで滑り続けて、ランチは北の峰ゴンドラから道一本挟んだ、FENIX FURANOさんへ。
豚丼や地野菜天丼などもありながら、
やはりたのんでしまったのは、




旭川一心さん監修とされた醤油ラーメンのなんと美味しいこと。
熱々豚骨しょうゆでしょうか、1ミリの臭みもないのは、どんな出汁であれ丁寧な仕込みがあってこそでしょう。中細のストレート麺の素直な道筋を応援する、豊かな恵みの海のようなスープで、おもわずめちゃくちゃ美味しい、とスタッフに話してしまいました。




フライドポテトはもちろん揚げたて、ホクホクの湯気と甘みがふくよかに口に広がり、北の大地にやってきた喜びもまた感じるのでした。






富良野スキー場 2年越し

2022-03-12 23:55:00 | 旅行記
新千歳からツアーバスで2時間弱、正午前に富良野スキー場に到着しました。
お部屋の準備ができています、というありがたいお言葉に、チェックインしてお着替え、リフト券購入、レンタルスキーと整いましたのが1時過ぎ、私はさろもん、彼女はアトミックの板で駆けつけ3本で意気軒昂。お昼ご飯は毎度のお決まりです。






さすが北海道の味噌野菜、ゲレンデ食堂といえど、鍋で煽りたてのシャッキリモヤシに回し油で、最後まで熱々に頂けました。

すっかり暖まったものの、ロープウェイで1074メートルの山頂まで行くと、ホワイトアウト。空港に到着した時から、春の兆しで暖かい、今日は薄めのタイトウェアでクイックレスポンス!なんて気取っていたのを後悔する激寒です。ゴーグルとマスクの間でちょっと露出した頬が、吹き荒ぶ吹雪に冷たくなって痛いほど。
その分、三月といえどパウダー気分が味わえるので、白に塗れて四本、山頂付近のペアリフトを乗ったのでありました。

いつも来ていた一月に比べれば、やや重くて取り回しが難しい雪ではありますが、量は十分で露出の緊張は全くありません。
しっかり踏み込んでターンを切れば、まだまだ浮揚感も味わえます。
さすが北海道、やっぱり富良野スキー場!

4時まで滑ってもまだ日の光で滑れるのも3月ならでは、ただお客さんが少ないので、3時を過ぎるとリフトは下の方しか動いていないません。
たっぷり滑って、温泉で体をほぐし、夕ご飯はバイキングで、カニ、寿司、天ぷら、フラノポークにフルーツ、スウィーツetc、すぐに眠くならながら、ブラタモリで小豆島の食と地質の秘密を学ぶのでした。









日の出とともに北へ

2022-03-12 07:07:00 | 旅行記
今日から北海道に出かけます。
5時45分に家を出れば、羽田に向かう途中で、水平線から顔を出したばかりの太陽が赤い顔を凪いだ東京湾の上に見せてくれます。




2年ぶりの富良野スキーです。
例年なら一月の三連休に出かけるものが、
2ヶ月遅れると、日の出の時刻もずいぶん早まるものです。



福岡やまやの、お出し握り弁当と共に、出発を待ちます。



野澤快晴

2022-02-26 16:17:00 | 旅行記
今年の初スキーは野沢温泉スキー場です。




週間予報を祈る気持ちで見ていました。
一週前から、ずっと土曜は晴れ予報。
荒天の女神を連れている身には、いつお天気マークに黒い色が付くか、ヒヤヒヤしていました。
空がこの通り、想定以上の晴天が到着した11時から、滑り終わる16時まで続く幸せを得たのでした。








調子に乗ると、明日が怖い。
だから丁寧に、目一杯のシュプールを描いて、雪に感謝しながら滑っておりました。

ちなみに、ランチはなぜか味噌ラーメン。
寒くなくても、ラーメンは恋しいゲレンデ食です。





おまけ。
今年の野沢は雪も豊富。
道路標識と背比べできます。







2021年最後の祈りは清水寺 そして2022新年の幸せ六甲山

2022-01-01 19:44:00 | 旅行記
大晦日の京都は人が集まりながら、少しずつ休みにも入る間の中で過ごします。






八坂さんから清水寺、ねねの路や二年坂、茶碗坂を歩いて、神様仏様に頭を下げて手を合わせます。
そして街並みに入り、こちらでお雑煮用のお餅を手に入れます。もっちり美味しい力餅、看板には食堂とありますが、年末はお餅屋さんに専念して食堂はお休み。いつも年末にしか来ないので、いつかは食堂で搗き立て餅の入ったうどんなどを食べたいなどと夢想します。




みぞれ混じりの傘をさしての街歩きに、すっかり冷えた体が昼ごはんに求めたのは、こちらなお店。






鯖寿司押し寿司の奥に控えるのは、冬の京都でこその味、蒸し寿司です。刻みアナゴに椎茸と錦糸卵を器ごと蒸しあげてホクホク、体も中から温まります。
京都はいつ来ても見るもの食べるものに飽きる事がありません。

2021年も残り10時間を切りました。年越しは神戸にある、彼女のご実家で過ごさせて頂きました。
美々卯のうどんすきをお母さま、妹さんのご家族と一緒にいただける、幸せ鍋で2021ラスト晩餐を締めくくり、紅白歌合戦を重低音サウンドスピーカーの威力でホール気分を味合わせて頂きながら、
今朝京都で参拝した清水寺からのゆく年くる年も見て、






あゝ、整った流れに身を委ねる喜びを感じたのでした。


そして元旦。
天気は上々、寝坊して初日の出は拝めませんでしたが、お母さまお手製の白味噌のお雑煮でほっこりの新年に、寿ぎの思いが宿ります。
ご用意いただいたおせち料理屋も、品数30を超す豪華な品々で、長寿健康の由来なども確かめながら、少しずつ頂きました。

連日連夜の美味しい食事は食べ過ぎも伴うことは避けられず、
神戸ならではのちょっと行ってきます!の技でお腹を凹ませに参ります。

文字通りの初詣に、坂を少し登った神社へ出向いた後、そのまま境界をすり抜けるようにして六甲山山頂方面に、割に急傾斜の坂に取りつきます。








汗を吸うと急に発熱性能を高めるヒートテックを着込んでいたので、30分も歩き続けるともう汗びっしょり。
風吹岩に到着です。








花崗岩の風を分ける大きな塊はスリットが入り、天の馬鹿力を感じさせてくれます。
神戸の海を見渡し風浴びる雄大勇壮な女神の図、でしょう。




でも帰宅予定時間を30分オーバーしていたので駆け下る天狗に変身です。
家に戻り、ほとんどタッチアンドゴーで、次は隣の市に住む、私の実家へ父と弟を訪ねます。 
時間が無いのを言い訳に、彼女の妹さんご夫妻に車で送ってもらい、
帰省先した実家では、弟の用意してくれたじんわり焼き上げた柔らかローストビーフと芋の甘さを生かした栗きんとんを頂くという、
人の好意により甘えたままの正月1日の午後を過ごして、18時15分新大阪発新幹線車上の人となったのでした。







また食ってら、と言われる大阪駅弁をサラリと腹に収めて、皆様良いお年をお過ごし下さいと思い願うばかりの、ふさおまき夫婦でありました。