走り幅跳びが長引き、試技途中で腰ナンバーをもらいに行ったりした100メートルは、さんざん地面に叩きつけた足の筋肉をなだめる間もなく、ぼてっとした熱の膨らみをもったまま、スタートラインにつきました。
12秒79は、この二戦と変わらぬタイムですが、向風1,1メートルは、この二戦より三メートルは逆方向に向かわされた訳なので、少しはましになったと思っておくことにしましょう。
同じ組の東京マスターズ仲間K田さんの見事な中盤の加速を、焦らずに見やって、後半に自分らしい足の回転を上げた走りができたのも収穫でしょう。
そんなこんなですっかり放散したパワーは集中力も奪い、三種目となる三段跳びは、もう参加する気持ちにもなれませんでした。
まあ、昨晩から雨が降ったら二種目に集中する、というスケジュールをたててはあります。
思った以上に足の筋肉を火照らせてしまったので、クールダウンのジョグとストレッチを入れました。
緑が丘競技場は結構広いので、ダウンの場所には事欠きません。
熊注意は久しぶりです。
今日お世話になった、やはり東京マスターズのH道さんにお先に失礼と手を振って、湯村ホテルへ戻ります。荷物を預けてありますし、やはり競技の後は温泉です。贅沢に独占できた風呂で、やはり雨の中で冷えた体を確認して筋肉を伸ばしてやります。
上がり場では、人のいないのを良いことに、荷物を広げて整理します。スパイクもびしょ濡れな上に砂がこびりついているし、帰ってからも手がかかりそうです。雨に濡れたからでしょう、荷物もグッと重くなりました。
荷物整理に意外に時間がかかり、温泉街でラーメンでも、という計画は諦め、30分に一本しかない甲府駅行きのバスに乗ります。
駅に来れば徒歩五分。
こちらを欠かすわけにはいきません。
《丸十》のパン屋さん。レモンパンとコッペパンが毎度のお楽しみです。
アロハシャツを着た店員さんがニッコリ笑ってバンを小袋に分けてくれてのは、今日のお得!
特急の時間まではまだ一時間あります。
でも、財布の中にはもうお札が一枚も有りません。
コインロッカーの無い緑が丘競技場で試合があるときは、余分なお金を持っては来れないので有りました。
駅前タリーズでラテのグランデ飲むと財布はほぼゼログラム、なのでblogタイムとなったわけです。
それにしても何かとオモシロイ遠征でした。