日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

室町時代の姫路城

2019-01-27 16:05:35 | ふさおまき(オス)日記
夕方が長くなってきた一月下旬の日曜日も、
半蔵門で半日を過ごしまた。

10時、三週続けてadidasランベースへ。
じつは、ニューシューズを取り寄せてもらっていました。前回、前々回にレンタルして足にしっくり馴染んで、スピードへのレスポンスも良かったadizero Boston3が、しかもかなりお得な値段で
販売していたのです。
カウンターで受け取ったら、勿論すぐに皇居周回コースへゴGO。
快晴風あり、adidasランベースからだと、桜田門までは400メートルほど下りなので、すぐにペースに乗ることができます。
ミッドソールの受け止めは期待通り、
相変わらず冬場に不調な左足首の古傷由来の屈曲の悪さをも、
うまい具合に修正してくれています。
平地になるとペタペタ踵着地になってくるのは、
走り込み不足で膝周りの弱さが露呈したからでしょう。
でも、フラット、ミッド、フォアとどの着地でも対応してくれる中庸なソールがBostonの真骨頂です。
竹橋からの登りは、腓腹筋とハムの短距離系筋力の見せ所で、強い踏み込みになり、この局面では
ちゃんと硬い反発を見せてくれます。
一周を、そこそこ緊張して、イメージ75パーセントの心拍負荷で終えると、24分44秒。
ホント、久しぶりにタイムを計って長距離めいたランニングをしてみると、
まだこの走り方も楽しいと思うことができたのでした。

ランベースに戻る途中で、今日皇居デビューという、20代とお見受けする男性2人と女性1人のグループに道を聞かれて、
久々気分がますます初々しくなって、これもお得な出会いというもの。お三方は来週熊野古道を走る大会に出るそうで、3年前の自分の旅を思い出し、しばしお話しながら、
皇居コースが見えるところまで、一緒に歩いてまいりました。

さて、半蔵門午後の部。



国立劇場で新春歌舞伎です。
『姫路城音菊礎石』はヒメジジョウ オトニキク ソノイシズエ、と発音します。難解。



新春らしい飾りつけで、場内の吹き抜けには亥の字を書きつけたた凧が引かれていたり



マスコットの カブキちゃん、クロコくんが愛想を振りまいていました。
12時開演の5幕9場は、
陰謀渦巻く姫路城で、お家騒動、お家再興に、
陰謀や裏切り、忠義や親子愛と、歌舞伎らしい構成がいっぱいの上、
舞台が回って、奈落からは上がったり飛び込んだり、姫路城を望む書き割りに舞い散る花吹雪も絢爛な大団円まで
劇場的面白みが満載の3時間50分なのでした。
ちなみに、姫路城の話なのに、仕える将軍は足利義政というズレにも、
この一年の観劇で慣れてきました。
播州赤穂にみなさんいらっしゃいませ!
のキャンペーンをロビーでやっていたのもうなづける、
国宝にして世界文化遺産である城を大いに生かした、
劇的新春歌舞伎、その楽日です。





一つ一つの春階段

2019-01-19 13:08:52 | マスターズ陸上(オス)
ケガをすることにも楽しみはあります。
どうしようもなかったアキレス腱の炎症が、ソコソコに引っ込み、
こわごわ走り出してみた先週は、坂ダッシュと10キロ走、そしてトラックでの200メートルと、3日連続の練習でも、炎症は短期でおさまり、
再び走れそうな体調で今週末を迎えました。

第三土曜日は織田フィールドの定期開放日です。
9時過ぎに渋谷の短距離メイトのN村さんと合流して、
ジョグと動的ストレッチ、いくつかの足運びのドリルで、血流、心肺、関節や筋肉の分子運動を早めて、N村さんと並んでの流しに入りました。
先週は離れて行くばかりの背中が、今日は視界で同じ大きさを保っています。
トラックの反力を、少しは受け止め、逃す量を減らしても脚が痛みを感じない事を確かめられます。
ほんのちょっとの向上が、本来の自分に近づく感覚が殊の外嬉しく、
自然に頬が緩む笑顔となり、
これも怪我をしたからこそ味わえる喜びと思えるのでありました。
今年初のバトン練習もして終了。
ジムで仕舞のストレッチを丹念に、筋肉繊維の一本一本を確かめるつもりくらいに方向も試して、風呂でスッキリ、午後の有楽町マリオンでの落語名人会に向かい、腹ごしらえでありました。



マリオン地下のMONOCLEカフェでエッグベネディクトを頂きます。
昨晩に父と中華のコースを楽しんだ翌日としては過度な脂肪量かもしれませんが、
卵の誘惑に負けました。

古典落語の午後に行ってきます!

体に相談の3日

2019-01-14 15:11:24 | ふさおまき(オス)日記
三連休、新年の慌ただしさも無くなって
少し自分と話し合う時間も作れます。

土曜日は、『こんな夜更けにバナナかよ』で筋ジス在宅とボランティアの話を見て、仕事新人時代の志を思い出しながら、
軽く代々木公園を走って坂も五本ダッシュして、
重力に対する筋肉の具合を測り、トレーナーの治療で、それなりにアキレス周りも整ってきたとお墨をつけてもらいます。

日曜日は夕方に新春歌舞伎へ行くので、コイツは春から縁起が良いやと、皇居ランを入れることにして、ベースはアディダスステーションに初めてうかがいます。
アディダスのシューズか100円でレンタルできるので、ちょっと目移り。
ブーストのBostonという、中庸の選択です。
好天で彼女の脚も元気に上がり、キロ7分でキッチリ刻み、寒さも感じないのでこれぞfun runの気持ち良さ。
Bostonも沈み込みもなく、足底半分の接地を綺麗に丸めてついてきてくれて、フィーリンググッドです。
最後の2キロはベースアップしてゴボウ抜きも楽しんでみると、Bostonは短時間の接地にもキレの鋭い反発で応えてくれます。
ちょっとまた、長い距離も走れそうな感じがして、これは今年の5種競技参加への保険にもなりそうです。




新春の幕内は辨松さんの赤いご飯で。



そして今日、月曜日はジムで軽い重さの筋トレだ刺激を入れてから、織田フィールドで初トレーニングに出かけます。
やっぱり!という感じで渋谷区短距離メイトのNさんとも新年の挨拶が出来て、一本一緒に流しに付き合って頂き、なんとか背中も真後ろに付いて行くことが出来ました。
冬の競技場でスピードを出すにはまだ筋肉が強くなっていませんので、流し3本した後は、
200メートルを200ジョクつなぎで二本、これは走りきれたことで良しとします。
体はまだ動きそうなので、時間いっぱいまでバウンディングを100メートル✖️二本、着地感と体引き上げの感覚に集中して跳びました。
これでアキレスの痛みが小康状態なら、
トレーニングも次の段階に行けそうな気分になり、
ジムでストレッチと炭酸泉に入って、
昼からは『ボヘミアンラプソディ 胸アツ』に行ってきます!


スリバチを歩く

2019-01-13 09:55:43 | ふさおまき(メス)日記
東京に初雪が舞った土曜日、港区立郷土歴史館主催の「東京スリバチ学会と歩く〜白金台〜」に参加しました。
スリバチ地形、それは微地形武蔵野台地に刻まれたがけに囲まれたポイントと定義したスリバチ学会
そんな地形を訪ね訪ねて歩きました。八キロね


白金台の駅から目黒駅までの道は尾根!
そういえば、八芳園は坂にあり、お庭には池=スリバチ。
微地形の高低差を盛り土で克復し、台地を通る江戸時代からの「用水」の跡

最後は、目黒と恵比寿の間の大きな谷を上下して、恵比寿ガーデンプレイスで解散。


途中の池田山では、蝋梅が!
春近し。




仕上げはボード、だけではなく

2019-01-06 16:12:14 | 旅行記
深雪パウダーをフワリと楽しんだ後、
4回目の板チェンジをしました。



スノーボードです。
年に一度、2時間ほどですが乗ってます、
滑り方を忘れないように。
最初は歩くのもこわごわ、リフトに乗る時降りるときは身構えますが、それもすぐに乗り越えて、
あとは、先ほどの太い板スキー以上の波乗り感を満喫しました。

ゲレンデとの別れを惜しみつつ、
板を返却、部屋で着替えて温泉じゃぼん、
荷物を詰めて3時ギリギリのチェックアウトとなりました。

でも、昼を食べてません。
バン工房でオムカレーパン、つぶあんパン、
クリームパンを彼女と半分こしながらペロリと頂きます。

さらに一遊びもあります。



ソリです。ツアー特典の、雪遊びパークで滑ります。
地面に視線が近いというだけで、なかなかスリルがあります。ヒャーひゃーと歓声を上げながら、
あちらこちらの斜面を探してソリを持ち運びます。
おかげで降り続ける雪にまみれるは、
着替えた服が濡れるはなんてことになりながら、
笑顔はさらに満点となります。



ここも外せません。



『優しい時間』の舞台でもあった喫茶店、森の時計です。


カウンターに座ると、自分で豆を挽いてコーヒーを頂けます。



ケーキの名前は初雪。
チョコを大地に見立て、上に白いクリームが一筋。
こうした叙情の名前をつけたケーキが三種類あって、
彼女は根雪という、ホワイトチョコレートの白いケーキを食べています。



大きく開いた窓から、
早くも日暮れを迎えた森の景色を眺めやり、
年末年始の最終日をゆっくりと終えることといたします。






3日も滑ると他の事も

2019-01-06 11:05:29 | 旅行記
2日間滑りっぱなしでも筋肉痛が出ないのは筋トレの成果と、
ドクターストレッチ のバランス効果と思い込み、
3日目を迎えると朝から雪がヒラヒラふわふわと舞い踊ります。
新雪間違い無し。



板を変えました。
幅が広く、長さも久し振りに身長と同じくらいあります。
接地面が大きい、つまり浮きやすい板です。



富良野スキー場には、いくつかのこうしたアルミボールで囲ったゲートがあります。
スキー場管理外に出る、羅生門?です。
ここから先は自己責任で。
自分で地図が読めて、セルフレスキューの道具を持ち、万一救助隊を呼ぶときは費用を負担する覚悟のある人だけが外に出て下さい、
という審判を求められるのです。

それでも外国人の多くがゲートをくぐって行きます。
管理外ということは圧雪もしていない、自然のまま、空から舞い降りた雪が降り積もった柔らかい白い海が待っているからです。

今日借りた板は、こうしたフワフワ雪に対応したものです。
ちょっとだけ、外に出ます。

三回滑って休憩をダウンヒルの小屋で。



フワフワ雪は、気持ちいいけど体力も使います。
甘いチーズケーキをつけちゃいました。


このまま晴れてくれても

2019-01-05 11:20:05 | 旅行記
2日目は早起きしました。日の出前の5時半です。
彼女いわく、昨日は9時半から寝てた人が何を言う、となりますが。

スッキリ頭でカーテンを開ければ夜明けの空に雲は薄く、
日の出とともに明るい富良野が現れました。
ゲレンデパトロールAZUくんのFacebookによれば、新雪も積もって最高の状態です。



毎度のお楽しみ、フラノチーズケーキと言う名のヨーグルトと富良野牛乳に焼きたてクロワッサンと山盛りサラダを頂いて、ゲレンデへ。



10時、ん?
一面の雲。
ロープウェーに乗ると、視界を埋める雪のカーテンです。
滑り始めれば、雪質は最高、キン斗雲に乗ったような浮遊感で軽やかなターン、
でも降りるほどに頰が凍りつきます。



1時間半で体力と言うか気力が萎えて一休みするは、ロープウェー頂上駅のダウンヒルという小屋です。


おしるこであったまる直前の彼女は、
髪も表情もまだ凍りついています。
ついでに言えば、
氷点下15度の影響か、彼女のiPhoneバッテリーも大放電して、残量が7パーセント、メールも打てないと嘆いています。
そんなわけで、彼女からのLINEレポートを楽しみにしているご家族ご友人の皆様、
充電できるまでしばらくお待ちくださいとの事でした。


初滑りの富良野

2019-01-04 18:16:12 | 旅行記
初滑りが最終滑りになる程度の昨今ですが、
今年もまずは富良野に参ります。



朝8時台の便なので、朝ごはんは空港で空弁を。
テリー伊藤がやっている玉子焼き屋さんの、サンドイッチで、厚焼き玉子とチキンカツを挟んでいます。

スムーズなフライトで旭川空港は着くと、
45分ほどでリゾートライナーに。
国際線ロビーが新しくなった空港は、ついでにバスの発着場が出口すぐに移り、
これまで雪道を時にすってんコロリンとなりそうになりながら、バスの駐車場まで歩いていたのに比べると、
随分快適になりました。



例年より10日ほど来道が早くなったからか、
雪の量がまだ少なく、路面の轍にも黒いアスファルトが見えています。だから、バスのスピードもアップ、
予定時間より30分早い、11時10分には、新富良野プリンスホテルに到着できたのでした。
アーリーチェックインもできたので、着替えも楽々、二重三重に防寒着を身につけていると、汗が出てきます。
北海道では、部屋の中が暑いのを思い出しました。こんなに着ていいのか?と疑問が頭にわくほどなのですが、ここで防寒を怠ると後悔するかもしれません。

そんな意味でも北海道に来たことを実感しながら外へ。



3日間のオトモは、アトミックの板にしました。楽に曲がれる形、楽に運べる軽さが魅力でした。
ロープウェーが主力の富良野ゲレンデでは、
板を外して持ち歩く時間が長いので、上半身筋肉の弱い私には、軽いことが結構大切な事です。



滑りはご機嫌。富良野市街を広く見渡すロングクルージング!
と、カッコよく行きたくても太腿がもちません。
滑っては休み、また滑っては休むを繰り返し、
てっぺんから2回降りると既に3時過ぎ。
東京よりはずっと日の入りも早いので、
そろそろロープウェーも終了時間という時まで遊んで、
ナイター照明の下でも一本滑って、今日のスキーは満喫終了です。

温泉に入って、もう一つ大切な行事が予定されています。



ル・ゴロワ フラノへの道。



ゲレンデから離れた静かな森に灯る明かり。
かつて、外苑前に店を構え、
野菜とお肉のコラボを皿の上に賑やかに描いてくれたビストロ『ル・ゴロワ』さんが、
昨年5月28日に、富良野で新たな船出をしていました。
表参道にあった時代から、
年に数えるほどではありますが、私たちも誕生日や、友人のお祝いや後輩の旅立ちに通わせて頂いていました。
北海道に店を持つため、とだけ言いのこして外苑前の店を閉めてから2年、ずっと心待ちにしていた再会でした。

窓の外からマダムの顔が見えた途端、
懐かしい気持ちが湧き上がります。
重い木の扉をあけると、良い匂い、暖かい光に包まれます。
出迎えてくれたマダムも、少し瞳が大きくなり、
記憶をたぐってくれて気がついて下さったようです。
テーブルに案内していただき、改めてご挨拶。
高い天井に広々とした一枚板のテーブルにゆったりした気分になり、すぐに店に溶け込み落ち着きました。

富良野での開業にあたってイタリアンの香りも加えつつ、変わらないメニューがあります。
というより、同じメニューが素材を北海道の産地に力を得て、さらに味わいを深めています。



ことに、ルゴロワ風サラダは、肉や魚介と野菜の数々が、
焼いたり揚げたり煮たり、色も食感もバラエティ溢れて華やかです。
お野菜の味が深く、シャキシャキとして、
口の中で渾然一体。楽しい楽しい一皿です。



坊ちゃんカボチャのスープ。吸い込まれるように甘い。



仔羊のローストは、骨までしゃぶりました。



デザートは4種類から選ぶのですが、
マダムのスペシャリテ、懐かしいグレープフルーツのオレンジをいただきました。


お腹も胸もいっぱいになって、
今度はアスパラの季節に来ると誓うのでありました!








大本山と富士山

2019-01-01 13:01:01 | ふさおまき(オス)日記
20分ほど並んで、
智山派大本山高尾山薬王院に今年の寿ぎと安寧、自らの琢磨を誓います。



天狗様ともご挨拶。



さらに奥の院からひと登りすれば、高尾山の山頂です。
快晴この上なし、洋々たる一年を占うというものでしょう。


眩しくて変な目つきですいません。
ただ、いつもより山頂は空いてます。
その分、腰を下ろしてゆっくり出来ました。
京都のベーカリー山田さんで買った、懐かしいタイプのマドレーヌが、心地よい疲労感の体を癒してくれます。



大自然にも気持ちよくご挨拶です。



冠雪の富士。幸せを感じさせてくれる、大いなる存在と思い込ませてくれます。