お元気でしたか。
数年前は代々木も南新宿あたりにいらっしゃつたのに、いつの間にか音信不通となり、行方知れずでした。
府中で店を見つけたときは、懐かしさと嬉しさが同時にわいてきました。
味は変わらず、煮干しを全面に立てているのですね。初志貫徹、立派です。頑固に味を守っていたことは、出てきた器の澄んだサーブの綺麗な色合いを見ただけでも分かりました。
750円、昔より値段が下がった気がします。無理しないでください。
府中はちょくちょく来ます。
だから無理しないで、店をずっと続けて下さい。
1月24日(土)は多摩市陸上競技場を初利用、
今年初の走り幅跳びトレーニングとなりました。
京王線聖蹟桜ヶ丘からバスに乗ること15分、
丘陵の上に乗ったこの競技場は、なかなかの開放感です。
到着した10時過ぎにはすでに高校生が集まり、マスターズ世代は一人も
姿が見えません。
ジャンパーT氏との練習も今年初、初物づくしだと気分を良くしてフィールドに足を踏み入れます。
昨年末から先週の駅伝まで、ずっと中距離の練習をしていましたと相手に告げる礼儀は、
どこかに今日は最初のジャンプだから、少しは手を抜いてほしいとの下心があったのかもしれません。
しかしそこはきっちりと方向転換をしてもらいました。
それから2時間、両手の指では数えられない種類のトレーニングを積み重ねたのです。
JOGから入るのはもちろん、体操とストレッチに体幹トレ。
ドリルに入ると、前に後ろに上にと少しずつ動きも大きくなります。
流しは軽く一本、やっぱり足が流れていると指摘を受けて、とにかく足首角度の固定と
地面と平行に膝を引き戻すようなイメージでの素早い動きを意識してもう一本。
いよいよピットに入ります。
スパイクに足を通して、まずはおきまり立ち五段を5本、ホッピングを左右5本ずつ。
短助走は、足あわせに何度か跳んで、距離を12.3mの7歩にあわせて跳躍です。
一本一本にジャンパーの指摘によるイメージを頭に描いて、動きをブラッシュアップします。
助走でも、足が流れないように、地面の力を全ていただく。
踏切板に足を乗せるときに、中臀筋から腰にかけての筋肉で強く体を支える。
板は足裏全体で押す。
そのとき上半身がつっこまさず、垂直に立つように。
リード足はスピード早く引き出し、股関節を大きく前に広げていく。
持ち上げる上半身を柔らかく。
腕を大きく振って、体が頂点に達するまでは、腕も上半身も振り下ろさない。
いやもう覚えることいっぱいで、一つやると一つ忘れるの繰り返し。
それでも、飛び出しから上空に向かうまでは、上達を実感して短助走練習は終わり。
実はここでハプニング。練習時間を10時30分から12時30分と決めていたのに、
「競技場の午前利用時間は12時までです。12時までには退場してください」とのアナウンスが。
知らないよ・・・せっかくもう少し助走を伸ばそうとしていたのに。
着地までも行き着きませんでした。
残り15分も跳躍系の練習を続けます。
助走路の白線を右に左に片足で跳んで、前へ20回×3セット。
さらに立ちウサギ跳びを20回×3セット。
仕上げに120m流しをしたところでジャスト退場時間となり、
まだもの足りません。
出入り口外の広場でもう少し補強を続けます。
階段2段分をつかってのレンジ、足入れ替えジャンプを20回×3セット。
カーフレイズ50回+逆カーフレイズ(足先を持ち上げて前頸骨筋をトレーニング)50回を2セット。
さらには両足を前後に開いてジャンプして、上空で入れ替えて、また戻して着地、を20回×2セット。
最後に踏み台昇降にジャンプをつけて50回左右×2セット。
後ろ腕立てに、肩胛骨の間を貫く背筋を鍛える腕立ても20回ずつ。
筋肉がかんかんにあつくなって終了です。
今年最大のハードトレーニングで、日曜日になると筋肉痛が全身をおそいました。
代々木公園を2周JOGで、披露抜きのランでおしまい。
そんな週末でした。
朝も早くから走ると一日が長い、得した気分です。
3キロといえど精一杯に体を使って走れば、筋肉もしっかり立ってきます。
つまり、思ったイメージに近い動線で、レスポンスよく動いてくれるわけです。
気分良し。
とはいえ、A型と寝間で闘う彼女と遊べるわけもなく、
何が食べたいと聞いたら「どまんなか」のお答え。
左側です。「牛肉どまん中」、米沢駅発。
駅弁めぐりは京王デパートの一月名物フェアで、本当は二人で今日出かけるはずでした。
右は私のチョイス。分かる人は駅弁通、もしくは湖国の出身者でしょうか。
湖国=琵琶湖を囲む国、つまり滋賀県のことです。
風呂敷風の包み紙に名称が書いてあります。
これじゃ、激戦駅弁界で生き残れないのではないかと余分な心配をします。
おっと、我が社会人第一歩の地にして、彼女と出会った土地に近い駅弁なので
力がはいってしまった・・・
で、どまん中の中身はというと、こう。
米沢牛2種。甘辛煮とそぼろです。
ご飯に合うんですね、これが。
この2日、バナナと雑炊くらいしか食べていない人が口に欲するほどですから、
食欲のかなり原始的な部分に刺激をもたらす味なのですね。
「湖国のおはなし」も、包みをオープン。
メインは鴨ロースト。琵琶湖北部に冬になるとぷかぷか浮いてますね。
エビ豆や、永源寺こんにゃく、鶏肉のしぎ焼き、小芋も甘く煮付けられてます。
ご飯の方は、栗おこわ。
その美しき米の国を再現したつやつやのご飯の端になぜかサイコロがあります。
初めて食べた25年前から変わりませんね。
お口直しが入ってます。
キャラメルではありません。
飴がころんと。
この素朴な意外性が、他に類を見ない駅弁を完成させます。
ということで、今週末も楽しい締めくくりということで。