冬のパワートレーニングIN府中陸上競技場2回目を日曜日に実施した翌朝は、
もちろん筋肉&関節痛。とくに腰回りと肩周辺の筋肉が炎症を起こし、
膝蓋腱あたりが違和感あり、でした。
しかし、2日目の朝。じゃーん、すっかり回復。
ほどよい筋肉の張りが全身を覆ってますが痛みはなし。
これは苦しい1回目の”一週間あとひき筋肉痛”を乗り越えた、2度目の慣れというものか、
結構な金額をだしてドラッグストア・ダイコクで買った、アミノバイタル2200スティック顆粒タイプを
2本づつ二日続けて服用摂取した効用か。
よくわかりませんが、シーズン中にはないハードな筋トレと走り込みをやっても
大丈夫な体が手に入りつつあるのなら、これはさらに鍛えるベースができたというもの。
ますます走り甲斐があるというものです。
まさしく一歩前進!!!
しかーし。
調子に乗って、Amazonで買った、リストアンクルウェイトに、鼻っ柱をおられました。
1キロタイプから3キロタイプがあったので、中間の2キロを選びました。
届けてくれたクロネコヤマトの配送さんが、息を切らして上がってきます。
2キロ×2個=4キロの小箱は、ちょっと他にはない質量でしょう。
もちろん受け取った私の腕も、30㎝沈みました。
早速あけて、ありゃま、2キロの鉄小粒が詰まったウェイトは
リストバンド型という範疇分けが無理に思えるほど、
ぱんぱんに膨らんでいます。まるまる太った黒い巨大芋虫です。
足に巻いてみても、全く太刀打ちできません。
歩くだけでも腰が抜けそうな感じがしますし、
これを着用しても「ズボンの下にすっきり収まります」という広告文とはほど遠く、
とても上には何もはけません。ラッパ型のジーンズでも探さないと。
そんなわけで、とりあえず安全な鉄アレー代わりとして、
手に巻いてスクワットをするための負荷グッズとして
2歩下がった使い方をされる、芋虫2キロバンドくんでした。
では、今日のおまけ。
コンビニのサンクスに並んでいたカップ麺です。
大好きな富良野麓郷の有名店。小野田そばさんがコラボ商品を出していました。
「北の国から」のドラマで居酒屋として使われたほか、
田中邦衛さんはじめ「北の国から」の出演者やスタッフが
よく撮影中にやってきたというエピソードもあるこのお店。
どんなお味のカップ麺か楽しみです。
ただ、もったいないのでもうすこし眺めてからいただくことにしましょう。
たっぷり府中陸上競技場で2時間の練習を終え、京王線準特急でぴゅーんと新宿に帰ってきたら
おなかが減っています。
京王新宿駅はその上がすぐ京王百貨店。この近さは小田急線と小田急デパートの比ではありません。
しかも、階段を15段登るだけで、すぐにデパ地下(中二階)食料品街。
入ってすぐには金沢の名店”森八”が待ちかまえ、塩瀬総本家に両口屋是清に鶴屋吉信、とらや・・・
と和菓子を抜けて、洋菓子はアンテノールにシーゲスクランツ、ガトーハラダ・・・
菓子屋の数から言ったら新宿一でしょう。
そして私の目指すユーハイムもあります。
ユーハイムならどこにでもある、という方もいらっしゃるでしょうが、どうもユーハイム店舗の中には
いくつかヒエラルキーがあるようで、バームクーヘンの切り売りをしたりしなかったり、
生ケーキのバリエーションに差があったりと、商品構成が違うのです。
で、私がここのユーハイムに向かうのは、
これを買うため。はい、ご存じ”フランククルタークランツ”です。
バタークリームとおいしいスポンジが食べたーい時。
ん?”フランククルタークランツ”ならどこにでもあるって?
確かに。それにこの写真ではわかりませんよね。
こちら直径15センチ。
そう、500円(税別)の、ミニサイズなのです。
他の多くの店は1000円以上のものからしか売っていません。
でも、それでは大きすぎるのです。500円で4切れにして、
2日かけて食べるのが嬉しくて楽しい!のであります。
バタークリームならではの日持ちが生かされます。
ふんわり柔らかく、人肌に溶けるバタークリームは、
アーモンドクラッシュのアクセントとともに、力強い奔流となります。
それをしっかり受け止めるのが、肌理の細かいスポンジです。
いい具合の充実した質感は、ショートケーキにはないものです。
とはいえ、ハードなパンのようなもっちりでもなく、
小麦100変化の、卓越した姿の一つと、知らない人には申し上げておきましょう。
関西から彼女も帰ってきたので、「江」の最終回が終わったところでティータイムにいたします。
一人休日の2日目。
さわやか自然百景「北アルプス 穂高の秋」とともに目覚めます。
雷鳥にホシガラスに、糸を出して風に舞うクモにと、山の生き物世界を堪能しました。
今日も松仙堂さんの栗ペーストたっぷりのトーストとコーヒーにサラダの朝ごはん。
その後は掃除、洗濯、アイロンかけに筋トレ。ここですでに11時をすぎ、
午後2時から練習があるので、早めの昼ご飯にします。
冷凍庫に牛バラがあったので、ネギと一緒にすき焼き風味に焼き付けると、
これが食欲そそって悪くありません。冷凍肉だと少し水分も出るので、
ネギだけでもすき焼きふうにジュンワリ汁が回るので、よりおいしく感じるのでしょう。
思わぬ冷凍食品の効用だ、などと発見しつつ、
彼女の帰宅時間を確かめたりしているうちに、府中へ出かける時間となりました。
京王線は、競馬開催日だと結構混み合います。
2時予定を若干回って陸上競技場に到着すると、すでにSコーチが待っています。
申し訳ありません、と頭を下げてすぐに練習開始です。
1000メートルJOGに体操とストレッチをして、さあ流しかと思ったら、
今日はハードル練習からだと言います。
コーチの経験によると、最初に流しをやると、走る戦闘モードに入るので、
オフには必要ない精神状況になるから、試合もないときに無駄なパワーは使わせないとのこと。
とにかく、地力を蓄えるのが、オフの入りの季節にやるべきこと、それは私も了解です。
40㎝ほどの高さのハードルを5台並べて、バネを鍛えます。
①両足で連続越え5本・・・・ぽんぽんぽん、とリズム良く。絶対途中で止まらないように。
②両足ですが、今度は横向きに連続越え。右向き3本、左向き3本。2回目くらいからはリズムをとらえました。
③今度は片足ジャンプで連続越え、右足3本、左足3本。右は結構調子よくぽんぽん上がりましたが、左足は最初失敗して3台目のハードルで止まりました。
このあたりで、いい感じにアキレス腱からふくらはぎが動いてくれます。
ジャンプの次は、ハードルまたぎで股関節回し。
ハードルは80㎝ほどのやや高いものに変えます。
ぐるっと横旋回してまたぎ超し、振り下ろすときももう一度引き上げる意識で前へ送り出します。
これがまた、股関節の高い位置の回転が確認できて良い感じを得ました。
これまで、股関節といっても一部しか使っていなかったことを知ったのです。
ああ、だからハードルは、跳躍にもランにも効くのかと、今更ながらに納得しました。
2台×左右5本
次は同じハードルを使いますが、鉄棒のように手をバーにかけ、
下を、体ブリッジしながら、くぐり抜けます。これは上半身パワーと、反りの練習ですね。
2台×5回
そして最後は、この80㎝ハードルを両足ジャンプで2台越し×5回。
結構跳べるので、楽しくなります。
これで基礎トレ終わり!のかけ声があり、流しかなとおもったら、もう少しハード・・・いえずっとハード。
(300m+100m+100m)×3セット
+のところはJOG100mつなぎ。セット間は200mウォーク。
距離にすれば全部で2700mですが、まあ2セット目からは手と足がバラバラです。
筋力が全くありません。なんとか息だけはもったのでぜーぜー言いながら、ややケツ割れで終了。
ケツ割れも十分にはできない筋力不足と言うことでしょう。
そして最後はいよいよ待望の砂場練習です。
立ち幅跳びをまず10本。2週間前の練習を2回目のジャンプで思いだし、
跳躍する直前に息を吐いて、力を入れるタイミングをつかみます。
うまくそのタイミングが合うと、なぜか「ハッ」と大きな声が出ます。
斜め45度の飛び出しと、空中での反り、そして足の投げ出しと、力みのない着地。
うーん、今年の後半戦の競技会でこの体使いを覚えていたらどれほど救われたか・・・と今は昔。
そのあとは3歩から5歩の助走をつけます。
走り出しは細かく刻み、踏み切り前一歩で板を上からポンと踏める位置に体を持ち込みます。
それが合うと、右足首もうまく返り、ぽーんと上体が上がっていきます。
すると左足も自然に振り上げて、上体もまっすぐに進んで、反るのも難しくありません。
とにかく、踏み切りの一瞬にちゃんと板をとらえて、右足が返りたいとおもう角度に打ち込むことが
できるかどうかと言うことなのですね。
ぽーんとからだが上がるときの気持ちいいことったらありません。
これは来年が楽しみ、とまだ最終戦から24日しかたたず、
来年の初戦まで5ヶ月以上あるときに高揚してもはやり過ぎというものですね。
それでも、それでも!
オフの練習がこれほど楽しいとは。
怪我だけはしないよう、じっくりと鍛えます。
短助走跳躍も10本で終えて、体操とストレッチ。
JOGをしようと思ったら、足が棒になって、走ってると言うよりロボットしているような感じで
一周だけトラックを回っておしまいにしました。
休日にコーチをしてくれたS氏に、今日も深く感謝です。
土曜の午後です。
朝に走った体をスポーツマッサージでほぐしてもらって、
新宿のイタリアンでカルボナーラのスペシャルサイズを頼んだら、
おなかはぐっと重くなって、歩いて帰ることにしました。
本当を言えば、最初は新宿駅に向かいましたが、大勢がぶつかり合いながら右往左往する
駅前広場に近づくのがはばかられて、そのまま甲州街道を歩き、
人通りの少ないビジネス街・専門学校を抜けていきます。
空は真っ青。
街路樹も色づきはじめ、3時ともなれば陽が斜にさして、
町中でまどろむ歩行者の私を射抜きます。
緊急車の音が近づいてやや我に返りながら、
鼻歌に出るのは、「都会は秒刻みの慌ただしさ」
東京に何十年住んでも、遠巻きに暮らすことしかできないのでしょう。
途中に、文化服装学院前の屋外展示なのだろう、
シャツの色合いに少し人の息を感じて、
30分は背を伸ばして歩こうと思うだけが支えになって、
まっすぐ膝を伸ばしているのです。
無事に迎えた土曜日の朝。
天気も快晴でお出迎え。
朝ドラ「カーネーション」が15分で二年分すっ飛んで子持ちの洋装店夫婦になり、
「旅サラダ」で鬼首温泉につかる勝股くんが、瀧に打たれた顔を”猪木の往復びんた”と表現して
イノキボンバイエが流れるあざとさに微笑み、
洗濯が終わったところで代々木公園へ出かけます。
長袖とサポートタイツに、薄手のウインドブレーカーをひっかけ、帽子と手袋で
冬体勢が今日のランニングスタイル。
昨晩の飲み会でマラソンランナーとお話しした勢いもあって、
久々の長距離トレーニング=ウェイトコントロールランに取り組みます。
最近馴染んだ、金さん流、走る前の軽い負荷トレをハムストリングに科して
ストレッチと組み合わせて、まずはゆっくり一周目。
体も重ければ足もあがらず、2キロが10分33秒。
こんなモンだろうなとはやる心を抑えつつ、2周目は血液がうまく肺を通り抜ける
感覚を得て息も落ち着き9分32秒。
ただ、テンポも悪ければ、強く蹴れるわけでも中途半端な足の前後運動は
どこか心許なくて気分もあがらず3周目は9分16秒。
せめてラストはテンポだけでも上げようと、フラットな接地を短時間にして
反発を丁寧に受けることを心がけ、8キロのゴールは37分43秒。
最後の一周は8分21秒にあがってくれました。
軽くjogで体をクーリングしていたら、長距離練習を見ているSコーチから
声をかけられご挨拶。明日の競技場練習を約束して、
10日後にはホノルルへ旅立つ追い込み中のSA選手ともエールを交わして、
私は西門前の坂へ。
長距離練習後のたしなみとして、ダッシュをします。
あれれ・・・全く蹴れません。ダッシュとは思えない、
トントントン走り。40分近く長距離の、制限した筋肉の収縮をしていたからでしょう、
ダッシュのように思い切って筋肉の可動域全般を使おうとしても、
なかなか言うことを聞いてくれません。
3本ダッシュして、少しは大きく体も動いて今日はアップ。
とりあえず、今日はここまでです。
会津若松の漆器屋さんとしてつとに有名な
鈴木屋利兵衛さんが、京王百貨店で催事をされています。
彼の地に行くごとに、大黒柱がどんと目立つ店内を楽しく眺めては
少しづつ菓子鉢やお重を揃えておりまして、
今回はせっかく新宿までたくさんの漆器を持っておいでとのことでしたので、
会社帰りに寄らせていただきました。
会津のお店でも世代の違う女性がつかず離れずの案内をしてくれましたが、
今回は勧め上手な店員さんに気分をよくして、
25㎝径ほどのお盆を買いました。飴色に椿が綺麗でしょ。
昨年、高山では春慶塗のお盆を彼に買ってもらいましたが、
もったいない気分で使えずにおりました。
こちらは強そうな材ですし、普段からテーブルにのせて、
冬の椿を眺めることにいたしましょう。
2年ぶりにトレーニングシューズを新調しました。
軽くて、安いという条件で、アートスボーツ渋谷の親切な店員さんに選んでもらいました。
走るのが楽しみになるのがニューシューズの良いところです。
※このあと、夜の代々木公園へ走りに行きました。
フラットに着地して、そのまま足裏全体で押し返してくれます。
ぱんぱんぱん、とたたく感じで走るとスピードに乗ることができました。
暗闇の疾走感もくわわって、一周2キロはリズムに乗って、
最後のコーナーを抜けてダッシュも軽々できました。
ターサーだと、屈曲が強いので足首の力が必要になって、
練習不足のみには使いこなすことができません。
冬シーズンの最初は、やはりこの靴で正解です。
三浦しおん様は、年に一度私を慰めてくださる方です。
「まほろ駅前多田便利軒」「風が強く吹いている」に続き「舟を編む」
なんか気になる舞台を作ってくれる作家です。
舟を編むの主人公が働くのが出版社の辞書編集部。
しかも新たに刊行する辞書を編み始めて15年の歳月を描くのです。
この設定を新聞広告で読み、帯の雲田はるこさんによるイラストが愉快で、
大久保伸子さんいよる装幀がまさに辞書風で誘ってくれるので、
読まないわけにはいかない本でした。
さらに。主人公の名前が、馬締と書いて、マジメさん。
そのあこがれの君が、香具矢と書いて、カグヤさん。
本と一生の友とする人ならこれほどの設定は逆に煩わしいのかもしれませんが、
本が高みのものであり続ける私には、これほどの敷居の下げ方が、なんとも嬉しいのです。
言葉の存在を語るために、これだけの誘いを準備してくれる三浦しおん様に
読み終わった今は、さらに深い尊敬の念を感じています。
人が集まり情熱をかけ、言葉の海を渡るために、
あなたも読む時間にひたってみてください。