温泉がすぐに深く染み入る私の体は、決して夜更かしが出来ない仕組みになっています。
みゆき坂の入り口の洋食屋さんは、店の名前も馴染む老舗の風情が頼もしく、
そんなわけで昨晩も早々にお布団虫になり、夜風呂に出かけた彼女を待つこともなく眠りに落ちました。
五冊持ってきた本と星座の早見盤はどうなるんだろう。
起床は6時過ぎ、沢山寝ました。
温泉の噴気が勢いよく、だけど街は極めて静かで爽やかな風が吹いています。
泊まっている柳屋さんの裏手に、ペルシャ猫の視線をもらいながら公衆浴場の筋湯さんへ。
このあたりは別府の鉄輪温泉地域です。
朝の温泉街を、浴衣と雪駄でぶらり。
みゆき坂の入り口の洋食屋さんは、店の名前も馴染む老舗の風情が頼もしく、
しばらく滞在できるなら是非食してみたくなりました。
気になる風情の点描
気になる風情の点描
坂の向こうには別府湾が広がります。
夕景に見えますが、もちろん海は東側。
東京より日の出も遅いので、随分時間が長く感じます。
朝ごはんは蒸籠蒸し。柳屋さんでは、日替わりで和洋中にアレンジして供してくれます。
温泉の地獄蒸し釜でアッツアツ。飲めばスープのような塩気と旨味のある温泉が蒸気となって焼売や小籠包、おこわの味を引き立て、美味しい朝ごはん。左に見えるのも、もちろん蒸した卵です。
お腹いっぱいになったので、コーヒー片手に宿の前にある広場へ。
縁台に腰掛けて、ガイドブックで今日の予定を考えたり、これを書いたりして、ゆっくり朝の時間を堪能します。