日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

雪とバタークリーム

2012-02-29 09:30:28 | ふさおまき(オス)日記

そういえば「ミキとあっぷるぱい」という漫画があったな。マーガレットだったか。

「みきとアップルパイ」かな?

今朝の東京は予報通りに雪。

2012年2度目の予告付きの雪は、もう寒いのは勘弁と思っていた頃に当たっているだけに、

写真にも喜びがありません。

しかし。

あさイチのゲスト、ベニシアさんが語るとおり、縛れる寒さもまた春へ一歩近づく証。

深呼吸して体を解放しながら景色を見やればあれ不思議、

薄く積もった雪がバタークリームに見えてきました。

 

無理があるのは承知の上。

最近コロンバンの店頭で見かけて気になっていたのが、

バタークリームのロールケーキです。

つやつやの色と、頬張ったときの押しが強いバター風味が印象的です。

スポンジとクリームとまっすぐに戯れる潔さが心地いい。

いろんなケーキ屋さんのラインナップを注意深く見ていれば、

バタークリームにしか出せないコクが、ラインナップには欠かせないと

考えているパティシエが十分に存在することがわかります。

生クリームもバタークリームも、乳製品の個性。

バタークリームのケーキがもう少し増えれば、お菓子の世界にチョイスも広がって

もっともっと楽しくティータイムを過ごすことができると思うのです。

 

 

 


牡蠣の塩辛 代々木上原「鰾」

2012-02-27 20:21:40 | ふさおまき(オス)日記

おすし屋さんの湯飲みの余興でよく書いてある、魚偏の文字の数々。

当て字で笑いを誘うのが大半ですが、ではこれは?

「鰾」

とんちを働かせようと座禅を組んで頭をくりくりしてもさっぱりアイディアがわきまません。

寒風吹きすさぶ代々木上原の夜20時。路地裏の軒先にさがった提灯にこの字が書いてあったら、

読めないけれど入れてください!と懇願したくなります。

 

答えは、”ウキブクロ”

辞書を引くと載っているので、当て字というわけではなさそうですが、

とても頓知ではひらめきそうにありません。

ですが、ゆったりとした間取りに、気さくでいなせなお兄さんと、

地元の人の舌を裏切るわけにはいきませんから、おいしい料理をいつも考えています、という

大将がいるお店は、なかなかに一ひねりしたおいしいものが並んでいます。

 

その一つが牡蠣の塩辛。一夜干しに近い食感は、水分が抜けた張りと旨みの凝縮で、

蛍の透かし彫りに味がひき立ちます。

お刺身には、初鰹が勝浦から。一緒に真鯛が並び、飾り包丁が入っているのも、なるほど刺身の一芸かと思わせます。

そして今日一番の驚きは、真鯖の西京漬けでした。

発酵感が真っ直ぐなお味噌は、個性の強い鯖の身深くまでしみこみ、

脂が酸化したり、血の臭みが顔を出したりする余地もありません。

上手につけてはるわ、と京都言葉を真似たくなる上品さで構えてみたくもなる

隙の無い焼き物です。

しかも580円。幸せです。

 

後輩と四方山話の数々に、一ひねりの皿を並べて、

ちょいとおなかも心もあたたまる、代々木上原「うきぶくろ」の夜でした。

 


昭和記念公園42.195キロリレーマラソン ラン遊記

2012-02-26 22:33:29 | ふさおまき(オス)日記

振り返ってみれば15年近くにわたるこの大会への参加。

今日は、初参加者にE川親子と、Kくんを迎え、さらには2年ぶりのSくんの息子さんも

応援に加わるという、なんとも暖かいチームとなって2キロ周回21周のフルマラソンに

8名でたすきをつなぎました。

 

320チームによるスタートは11時30分。

初参加のE川ご子息がこの中の一員となって、緊張のスタートを待つ、はずですが

大人が期待するほどにはびびっている様子はありません。

寡黙に集団にとけ込む姿はどこか高倉 健。きりりとしています。

そのままの勢いで、楽々2周をして、息が上がった様子もなくたすきをつなぎます。

 

それよりずっと力んだのが、そのたすきを受けたE川父。

まあそういうものでしょう。自己申告タイムを1分以上縮めたのは、立派な息子の走りに

身を引き締めたと見るのは他人の憶測でしょうか。もう顔を真っ赤にして、

大力走で1周を終えました。

 

続くは、もうこの大会の常連になっているHさん。

軽々といつもの、例年のタイムで戻ってきます。

何周でも行けそうなのに、なぜかいつも1周×数回というパターンに振り分けるのは、

ひょっとすると短距離走向けなのかもしれません。マスターズに誘おうかしら?

で、そのたすきをこちらもすっかりおなじみになった、Sさんも

ランはしていないというけれど、ランラン日頃の鍛錬で軽やかに

公園の道を駆けていきます。

そして、Sくんへ。

息子さんは遊びに熱中していたのですが、誘ったらお父さんの応援に

出てきました。一生懸命手を振って、それに応える父のなんとも

とろけるほどに嬉しそうな顔。こういうのも、癒しなんですね、と

親子のありがたさを横でいただいた私。

体は曇天の寒さに冷え切っても、気持ちは温かく、

次の走者である、ふさおまき(めす)を包むような心で送り出します。

ただ、そんな私の心はつゆ知らず、彼女はいつもどおりに、

なぜかわからぬほどに嬉しそうな顔をして走ります。

これもまた天才といえる才能でしょう。いつも何をやっても嬉しそう。

しかも2キロのタイムは、昨年を1分は短縮していますから、

その気持ちよさもあるのかもしれません。

 

そしていよいよ登場したのがKくん。

最後まで出場が危ぶまれていましたが、男気で参加してくれました。

私はアップの時に一緒にコースを走り、無理のないリズムのいいフォームに安心をしていたとおり、

堅実な結果を持ち帰ってくれました。

結構全力を出したゴールの表情でしたが、まったく走る練習をしていなかったとは思えないがんばりです。

 

こうして私以外の全員が一度を走って、

再びE川息子の大疾走が始まりました。

今日面白かったのは、みんな2回目以降の走りがずっと良くなっていたことでしょう。

ペースがわかったのか、一回目の走りで体の動きがつかめたかしたのでしょう。

タイムもどんどん上がり、設定タイムを結局は4分33秒上回りました。

 

いや、皆さん頑張ってくれたわけです。

ゴールは3時間23分57秒。

花火を一つあげてもいいくらいの収穫ですね。

最後は恒例の、みんなで一緒に並んでゴールに駆け込むハッピーエンド。

いつも通りの走りしかしなかった、内転筋痛の私も心浮き立ちゴールをさせていただきました。

 

それでは皆さん、また一年後のこのレースで!

 

 

 

 

 

 


曇天の東京はマラソン日和か

2012-02-26 07:56:27 | ふさおまき(オス)日記

朝6時過ぎに目覚めれば、ガラスから冷気が伝わる寒さ。

カーテンを上げれば雲厚く、天気予報によれば朝の渋谷の気温は6度とのこと。

風はほとんどありません。

東京マラソンには悪くないコンディションです。

立川でリレーマラソンを走る私たちにも、きっと良いタイムをもたらしてくれるでしょう。

 

昨日の足の速い動き作りで、私の内転筋の奥は炎症を起こしています。

右足を上げると、ぎくしゃく音が鳴りそうです。

テープを貼って保護。さあ出かけましょう。

 


2月25日(土)週末練習はこうでなくては!!

2012-02-25 18:01:31 | マスターズ陸上(オス)

雨の午前中は、彼女と新宿に出かけてGWの旅行をJTBでご相談。

天気が悪いからか、お客さんもまだ少なく、希望の宿もみんなリザーブができて、

これであと2ヶ月の道のりを越えていける、祝祭ができたわけです。

昼を過ぎて、伊勢丹前PJ地下にできた丸亀製麺で、ぶっかけうどんにイカ天をつけて

讃岐らしい元気なうどんが口で跳ね返ってくるのを楽しんだ後、仕事に行く彼女を代々木まで送って、

私は山手線で原宿に向かいました。

雨は上がってますが、気温はきっと10度まで上がっていないでしょう。

ダウンにスキージャケットを着ていて、どうにか過ごせるくらいのところです。

13時前に織田フィールド着、身を震わせながら着替えてクラブハウスをでると、

Sコーチがちょうど到着です。

低気圧の性で偏頭痛とやる気がふるわない日に、コーチがいる幸せです。

あとは指示通りにトレーニングをすれば、私の体が強くなるのですから。

 

明日の東京マラソンの話などを交わしつつ、ウォーミングアップの体操とJOGを済ませると、

今日は動き作り、それも私に欠けている足の返しのスピード体得のトレーニングを命じられました。

場所は競技場の100mフィニッシュの先にある、いわば選手は惰性で走る「直線の余分なスペース」を使い、

ラダーを並べます。

陸上競技をやっている人なら良く使う道具ですが、用は縄ばしごを敷いて、その一段一段の間に足を着地しながら

前へ進む練習です。リズム良く小刻みに足を動かして走らなければならない、そう、「ならない」動作にさせることから

動き作りといわれるのです。

ここからは怒濤です。マンツーマンですから。

・小刻み走 20m×10本

・小刻み+もも上げ意識 20m×10本

・横向きもも上げ刻み 20m×5×左右

とにかく、大腿四頭筋で引き上げ、ハムで返すを繰り返すと、まあその反応の悪さにがっかりします。

ただ、計30本も続けると、いわゆる体幹の腸腰筋などを動員する体の位置がわかってきます。

神経の連係もできて、ああ効果あり、と実感します。

続いて取り出したるはゴムバンド。腰に巻いて後ろから引っ張ってもらいながら走ります。

まずは坂5m+平地5mを10本

平地10mを10本

なるほどなるほど、後ろからの負荷があると、着地時の加重が比較にならないほど実感できます。

足を地面に奥だけではなく、地面を強烈に押す加減がよくわかるのです。

 

そして最後は歩道橋で15段の階段をもも上げで10本。

ここまで一本一本すべて全力ですから、腰から下、ハムとふくらはぎは完全に突っ張っています。

腰の後ろの筋肉も引っ張られています。

だけど、ちょっと自分の筋肉の位置というか、伸びる方向が変わったような気がしています。

微妙なバランスなのですが、動き作りでまた一つ、新たな可動範囲を開発できたと思われます。

 

ここまでおよそ1時間30分。

Sコーチとわかれてダウンジョグと体操を終え、クラブハウスに戻ると、

マスターズ陸上の盟友、といいますか東京マスターズ短距離のトップを行くNKSさんと

お話しさせていただく機会ができました。

超理論派で、よく丁寧な助言をしてくださるこの方は、

どうやら私の練習を見ていてくれたらしく、新たなアドバイスをしてくださいました。

動き作りをしながらも、若干重心が後ろに残ったままなのでは?という指摘です。

重心が後ろで、足の返しが遅れるものだから、足首で踏ん張ろうとする私の癖があらわれ、

時に故障にも結びつくともおっしゃいます。

このあたり、自分にも思い当たるところはあって、思い悩むところもありますので、

まずは素直に聞いてしまいました。

なるほどなるほど、重心が残るのは腰がひけた位置にあるということで、

それを腹側の筋肉で前に送って、そうすると腰~膝頭~母指球が一直線になって、

地面をたたくのがもっと短時間になる・・・

体感を書くのは難しいのですが、とにかく強い着地が短時間になればタイムが短縮されるのは

理解できます。

 

今日は2人にアドバイスをもらって、体も変わってちょっと得した気分です。

帰りは代々木公園駅方面に向かって、ご褒美のカフェラテをいただきながら、

冷えた体をあたためて、高村薫を一時間読んで、ありがたい土曜の午後を過ごすのでした。

 

 

 


明日は東京マラソン もとい 42.195キロリレーマラソンなのに今日は雨

2012-02-25 07:57:22 | ふさおまき(オス)日記

夜半から窓を打つ雨の音が眠りを浅くしてくれました。

音が耳にさわるのか、下がりゆく気圧が体内の変調をきたすのか。

ヘンな寝言も言っていたと、彼女に言われましたが、そんな彼女は「デリバティブ」と

目をつむったままつぶやく、ふさおまき夫婦の目覚めは、Sコーチからの電話で始まりました。

「ひどい雨だね。今朝の練習は延期にしましょう。午後からにしようか・・・」

さすが・・・すっかり休みモードに入っていたへたれな私は、昼に再度連絡するというコーチの言葉に

うなずくだけです。まあ、午後の仕事もキャンセルになっていたので、

昼までは本でも読むか、GWの旅行を考えるかして、昼からの練習に備えることといたしましょう。

 

しかし、少なくともこの雨のおかげで、明日の大イベント・東京マラソンは最高のコンディションとは

行かなくなったでしょう。第1回の氷雨や第2回の低温、第3回の強風など、思い出しただけでも

毎回コンディションに恵まれない東京マラソンですから、「晴れ・10度・弱風」ならば高湿度くらいは

許容範囲かもしれませんが。

一方、立川での昭和記念公園42.195キロリレーマラソンに参加する私たちのチームは、

きっと土のぬかるみに、泥だらけの笑顔をみせることでしょう。

 


おやきはほっこりを運んでくれます

2012-02-22 22:54:25 | ふさおまき(オス)日記

信州は上田市から届いた、地域ネットワークと友情によるおやきを、

さっそく今朝いただきました。

いつもなら眠くて、もうひと眠りとおもうのに、今日は目覚まし時計を一発で止め、

顔を洗うのももどかしく台所に向かい、蒸籠を出しました。

何を食べるかはもう昨晩のうちに決めてあります。

彼女は大根干と野沢菜。私は茄子と野沢菜です。

蒸すこと10分、BS朝ドラ「カーネーション」はミチコ LONDONエピソードで展開し、

ほっしゃん。と尾野さんの、五拾路恋に心乱れたころに食べごろです。

 

たっぷり湯気をまとった小麦の皮は、実に輝かしく張り詰めています。

手で持つと熱さにお手玉をしながら、なんとか2つに割って、さあ中身とご対面です。

野沢菜はうねりながらたっぷりと入っています。しゃきしゃき、青みも少し感じつつ、

鷹の爪に喉の奥をピリピリさせながら、ほんのり甘い皮とともに口のランデブーです。

茄子も大根も、よく染みた味がみずみずしい小麦と奏であい、本当に温かい気持ちに高めてくれます。

 

朝のほっこりをいただいて、水曜朝の織田フィールドトレーニングへ出かけます。

皆々様、ふさおまきはとても幸せに、走ることができました。

きおつけ!礼。


上田のおやき 到来

2012-02-21 23:15:08 | ふさおまき(オス)日記

何かがやってくること。

誰かと会うこと。

ありがたいことです。

 

Choraさんから、おやきが手に入ったとの連絡があり、見境無くいただくことにしました。

上田人のネットワークは強固で、お友達のお母様までも引っ張り込んで、

美味しいおやきが食べたいという私たちのわがままを実現してくれたのです。

上田のご友人→上田生まれのChoraさん→ふさおまきと、

おやきは運ばれたのです。

これだけでも多種多様ですが、じつはふさおまきからもすでに、職場の友人にお裾分けをした

あとです。

野沢菜、なす、ひじき、大根干。それとお裾分けのうちになくなった、あずきとカボチャもありました。

この良い焼き具合のおやきは明朝の食卓にのぼります。

本当なら今晩食べたかったのですが、前々から予定していた会食があったので

ぐっと我慢でありました。

というわけで、味の感想は明日。

でも、喜びとわくわくはもう今晩から!!