日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

垢は落ちたか 東下り

2018-12-31 17:23:22 | 旅行記
上京二泊三日は瞬く間に過ぎて行きます。

鴨川でのランニング納めをして、朝ごはんと荷物整理をしたら既にチェックアウト時間を5分超過していましたが、
和かな笑顔で送り出され、四条あたりでお買い物。
林万昌堂の甘栗を300グラムと、村上重で千枚漬けほかのお漬物を一式買うと、
幾らでも時間を過ごせる気がしてしまいます。



さらに京阪四条から特急で一駅、七条に移動しました。



今年東京の国立博物館から帰った像で1000体の千手観音が並んだ、三十三間堂です。



慶派仏師が総出で、平安時代の創建時に100数十体が作られ、その後鎌倉時代に制作が続き、千まで達したと言います。
御本尊を含めると1001の御仏が、千手千眼にして頭上に十二面を掲げる姿で居並ぶお堂は、
いつ見ても荘厳さに包まれるとともに、
仏教への強い思いに気圧されるのでありました。

歴史の気配に電磁波を浴びたように体細胞が温められたとは言え、
外に出ると気温は5度くらいでしょうか、すぐに冷えます。
東山沿いを再び北上すると、智積院の長い塀に長谷川等伯の絵があると書かれています。
拝観受付に行くと、残念ながら年末の閉館中だったので、等伯のきらびやかな花の図は見られませんでしたが、
この真言宗智山派の境内を逍遥すれば、
一足早い紅梅花が枯れ枝に色を付けているのでした。





後は六波羅で馴染みの力餅屋さんで丸もち9個500グラムを買い、
宮川町から祇園に入って14時半、遅い昼を末廣寿司さんで頂き、
旅の終わりといたしました。



2018年も、多くの皆さんに守り支えて頂き、
楽しいこと嬉しい思いに耽ることができました。
深く感謝するばかりのフサオマキのペアは、
張子の虎のように繰り返し頭を振り下げて居る様子を描いて頂ければこれ幸いと、
勝手に思いを馳せながら、今年を終わりにしようと考えております。


走り納めは鴨川で

2018-12-31 09:55:25 | 旅行記
昨日の夕ご飯は、御所南の「はふう」さんでステーキをいただき、肉納め。



サーロインのミディアムで、しっかりした肉質のかめば甘い肉汁のステーキをペロリといただきました。



食後は京都コーヒー界のレジェンドと勝手に呼ばせてもらっている「王田珈琲」さんへ。コーヒーのエキスだけをドリップに入れ込む、濃くも澄んだ味わいは、口の中で熱帯の森が広がるようなのであります。

栄養満点の翌朝は、少し寝坊の7時30分から走り納めです。
今回ソラリア西鉄ホテルを選んだのが、鴨川まで30秒の地の利。冷え込む朝でも、鴨川のコースに出ればランニングの気持ちが湧いてくるからです。



賀茂川と高野川の合流点の三角州は、
石飛のお楽しみをば。



土手を上がるとすぐに下鴨神社の参道に入ります。



玉砂利を踏む音も心地よく、糺の森に身も心も清められて行きます。
境内はもう新年を迎える準備が整っていました。



フランスでイベントをした時に書いたという記念の幕も舞台のぐるりに張られていました。



文字のカラーがトリコロールでしょ。

参拝とランニングの2018納めも終了。
昨日登った大文字山にも別れを告げて、
1時間弱の大晦日の朝行でした。




京都トレイル 大文字山山頂です

2018-12-30 11:15:35 | 旅行記
2日目の朝



規則正しく生活しようと、7時には起きて朝ごはん。

西鉄のホテルらしい、明太子お茶漬けなども頂き、京都トレイルに向かいました。


蹴上のインクライン上あたりを入り口にして、
京都トレイル東山エリアに入ります。





登ってすぐの日向神社に参拝すると、山道らしくなってきます。



秋の台風でやられた倒木が、まだ切り口も生々しく累々です。



青空は抜けるようですが、手が届きそうなところに、湿り気の高い雲が浮かんでいます。



標高400メートル余りでも、大文字山山頂では、吹き流れる雪が頬にあたるのでした。





大展望の山頂を少し下ると、大文字焼きの火床が斜面に広がります。
近くにいると文字は見えませんが、
等高線に沿っているのが大の字の一画目、手前の下に向かう曲線が二画目三画目と当てをつけて、
あとはスタコラサッサと小走りに階段を降りたのでした。


ちなみに、大文字焼きの資材を運ぶだろうケーブルが、ありました。



山麓では、雪が雨に変わり、これはこれで濡れると寒く、何か温かい物を食べようと、銀閣寺のあの店へ。



10人ほどの列に、30分ほど並んで、チャーシュー麺をいただきました。



豚骨醤油に背脂チャッチャ、細いストレート麺にガッツリまみえて、体の芯も温度が上がるのでした。





和食納めに 和ごころ 泉

2018-12-30 08:20:30 | 旅行記
奈良のカフェで冷えた体を温めていたら、思いの他に時間が経ち、慌てて駅に向かったので、
行きたかった元興寺は門前の小道から、曲線の美しい瓦屋根を拝んだだけになって、
16時30分発の近鉄特急に乗り、
京都に戻ったのは35分後となりました。

帰り道を急いだのは、18時に夕ご飯の予約が入れてあったからです。
コインロッカーの荷物を走りながらピックアップして、
地下鉄を御池で乗り換え市役所前へ。
地上に出て、御池通りの鴨川南西角に立つ、ソラリア西鉄ホテルにチェックイン。
2人とも少しゆったりした服に着替えたらもう17時50分です。
通りに出て、暮れなずむ街に実車、予約車の札を掲げた車を何台も見送り、ようやく捕まえたタクシーで四条烏丸、一本南へとお願いした彼女に、
姉小路通やな、といたずらっぽく口にする運転手さんに京都らしさを雰囲気に感じながら、
ほぼジャストタイムで、
懐石料理「和ごころ 泉」さんに伺うことができました。



今日はここまで。
写真を撮るのは忘れて、美味しいお料理と、色合いと姿に見とれる器を楽しむ時間に埋もれさせていただくことにします。


奈良へ

2018-12-29 15:08:19 | 旅行記
京都駅には荷物だけロッカーに預けて、近鉄特急へ。


奈良駅ではセントくんとシカのお出迎え。



興福寺の中金堂が再建されたと聞いていたからです。



釈迦如来像もお化粧直し済みです。



お堂の中には他にも四天王像や薬王・薬上菩薩も安置されて、ありがたく祈りながら、それぞれ国宝と重要文化財に指定されているありがたさにも鑑賞の目を向けるのでしたが、
彼女のお気に入りはといえばこちらでした。



大黒天立像。よく見るふっくらした笑顔の姿とは違う凛々しい立ち姿に一目惚れということだそうです。



飛火野の森を歩き、春日大社は初詣に向けて準備中のため、
回廊までは入れません。



それでも神域のそぞろ歩きは、凛と背が伸び心も洗われます。
寒くてキーンともしますが。

還俗は下禰宜道を抜け、志賀直哉が暗夜行路を執筆した宅に近いカフェにて。
「空気ケーキ」というスイーツの名前がそのまま店の名前になっています。






そうだ京都行こうの季節

2018-12-29 10:18:13 | 旅行記
年末に京都へ向かう旅も、恒例と言えるほどに数を重ねてまいりました。
この習慣のおかげで、大掃除と年賀状書きを早めかつ計画的に済ませるようになったのは、
師走の慌ただしさを少し緩ませる効用も生み出しました。

東京駅発8時20分発ののぞみに乗れば、10時35分には京都に着きます。
ただし、今日は強烈な寒波が大陸から日本海を越えて来襲していますから、
東海道は太平洋側とはいえ、日本海まで伊吹山1つ以外には遮る物のない、名古屋から京都にかけての一帯には、
寒波がそのまま出張ってきます。



座席が進行方向左手のABなので、伊吹山は見えませんが、まあこんな感じでホワイトアウトに近く、
新幹線も減速運転を余儀なくされ、
到着は30分ほど遅れるかもしれません。

クリスマスは今年もあと1週間

2018-12-25 08:41:42 | 織田フィールド開放状況
Christmas Eveとはクリスマスの夜です。
というチコちゃんネタで始めた、クリスマスの昼となる12月25日は快晴。

昨晩の資生堂バタークリームケーキで、
彼女のお母さんと3人で笑顔溢れるパーティを開いたので、
気分はもう新年に向けて切り替わってます。



織田フィールド、あと何回走れるかな?


織田フィールドに帰った冬の朝

2018-12-15 14:55:22 | 織田フィールド開放状況
グランドに立つのは4週間ぶりです。
シーズン後半、引きずり続けたアキレス腱炎を保存療法という名の、ラン中断で治そうと思い、
一方で、湯治の湯谷旅行、国立劇場で歌舞伎「大岡越前」、文化村で映画「ピアソラ」、渋谷ストリームの8Kパブリックビュー「ウィーンフィルの第九」、国立演芸場の上席で「駱駝」や江戸の物売声、オペラシティで「サンクトペテルブルク合奏団のアヴェマリア」、ピカデリーでは「NYメトロポリタン劇場ライブ・西部の娘」と、物見遊山を詰め込んでいるうちに、時間はクルッとカレンダー一枚分過ぎてしまったわけです。

患部を触るとまだ痛みは残っていますが、
ボンドでくっつけたような筋肉繊維の塊は、感覚的に十分の一。
つまり、足首を随意で動かせる感じになってきたので、トレーニング再開を決めたのです。

ユックリ身体を温め、ジョクからしてスピードは出しません。
流しにたどり着くまでに1時間、
120メートルを長距離走のように走って、
ようやくランニングの世界に戻った実感を手にしたのでした。

あとは、間隔を開け、足首の様子を見ながら、一本一本丁寧に走ります。
少し張りが強くなったら芝生に行って、
レンジウォーク70メートル往復2セット、
足裏全体着地のバウンディングを70メートル往復して、
できる範囲で筋肉を大きく使えるようにしてみました。

渋谷シニアショートスプリンターの仲間の優しい言葉にも甘えて独立メニューで2時間半。
気温は10度でも、澄んだ日差しに助けられて、
どうにか冬トレ開始となります。