起き抜けから気持ちは高尾山にありました。
登山客も高尾山としては少なくて、道をすれ違うのも軽いものです。
印章は花ではなく、カブトムシなのが意外。
もちろん、月例登山を続けるためには今日がラストチャンスということもあり、昨晩から決まっていた予定ではありますが、なんといっても言い訳の多いお年頃、足が痛い、胃が重い、ただ眠いと頭の中を言い訳で満たして、出発を遅らせることも多々あるからです。
しかし今月は、色々ままならな事態に見舞われて、家でゆっくり眠る時間が多かったからか、目覚めれば気持ちは一本道です。
サクサクとコーヒーにトースト、そして彼女の妹さんからお見舞いに頂いた極上搾りたての野菜ジュースを用意して、新宿から9時発の京王高尾ライナーに滑り込みました。
高尾山口駅までロマンスシートに二人並んで小さな声でお話しすればあっという間の49分。
そして今日の登山路を、渓谷沿いで冷気が気持ちよく流れ込む6号路を選びます。
登山客も高尾山としては少なくて、道をすれ違うのも軽いものです。
山頂には48分後に到着。
先月までは五輪のシンボルが立っていたところに、パラリンピックのモニュメントがありました。
山頂を得れば、そこからは稜線に霊気を感じる薬王院への参道を辿り、少しずつ首も垂れるようにして足を運び、目的の今月の高尾スタンプも押しました。
印章は花ではなく、カブトムシなのが意外。
そこからは下山を一路、定番の天ぷらそば刻み海苔かけ放題が名物の高橋屋さんですすり込み、高尾山温泉に筋肉を浸して、体に満ちた力を開放するのでありました。