日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

第27回 東京マスターズ陸上競技選手権大会 at国立競技場

2009-09-27 23:20:59 | マスターズ陸上(オス)
今日も好天、汗ばむ陽気。風もほとんどなく、
絶好の競技日和でした。

さて、東京の地方選手権とは言いながら、そこはそれ、
天下の国立競技場を我がもの顔で走り回れる数少ない機会。
今日はヤリもなげますから、芝生までいただくことが
できるのです。

出場は400mとやり投げ。
しかし困ったことに、競技開始が両方とも全く同じ、
10時50分。うーん、これはいかんともしがたい。
400を走り終わったらすぐに投げに行くしかしょうがないし、
それでも3投中の2投目には間に合うだろうし、21人のエントリーだから
うまくいけば、1投目の最後からやらせてもらえるかもしれない、
などという皮算用は、すぐに打ち砕かれるのです。

最初密かに危惧していた、皮算用の破綻は、
「400mを走り終わって、私の足腰が役に立たなくなった場合」でした。
現実は、想像外。
なんと、トラック競技の前種目・100m走が、計時器の故障もあって
11時20分までかかったのです。
つまり、トラック競技が30分も遅れ、私たち400m走者は
スタート地点で足止め、その間にやり投げは次々進行していたの
でした。

こんな天の配慮ばかり面白がる性格なので、
どうも競技の結果を書くにたどり着きません。
そういえば、競技終了後、ふさおまき(メス)から、
「あなたは、競技中ホワーンとし過ぎている。もっと周りを
威嚇するくらいにならないとアスリートとはいえん」と
宣告されました。どうやら、スタートを待っている途中、
ベンチの端っこで、ああどうなることやら、やり投げは
できるのかなあ、と一人物思いにふけっていたのが
スタンドから見えてしまったようです。

そう言う中で始まった、400m走。
5月の神奈川マスターズで走って以来、2度目の挑戦です。
コースは一番内側の①レーン。人の顔色をうかがう私には
最もふさわしく、一番後ろから全員の背中を追い、
走るスピードや疲れ具合を見極められる位置です。
そして今日については、その特徴が最大に生かされ、
かつ災いともなったのでした。
というのは、M45のこの組の走者は、走力ドングリ。
背比べのスタートで、第一コーナーを曲がり直線に入ったところでは
等間隔で背中を見ることができました。
第2コーナーにさしかかる200メートル、隣のコースの方が
少し減速するのがわかり、私はスピードを維持するだけで
一つ順位が上がります。
向こう側のカーブから最終コーナー、300メートル地点。
トラック1周をするこの競技の醍醐味とも言える場所で、
ここで全員の順位がはっきりし、自分の力のもっともコントロール
し難くなるところでもあります。
ところが・・・足が軽い。
若干上半身はしびれが来て、酸欠を呈していますが、足は動く。
これなら、外コース前にいる、少しづつ減速を始めた2人を
抜くのは間違いないなとおもい、回転を速め、サーフェースのプッシュを
強めます。
残り50m、先頭に立ち、KAZさんの声援も聞こえてきました。
ありがたいありがたい、しかも絵に描いたようなレース運びで、
先頭ゴール。
タイムの速報版はないので、記録は分からないまま、腰ナンバーを
引きちぎるようにして外し、トラックの外側を回って、
やり投げへと向かったのでした。

さて、何が災いだったのかというと、
人の背中ばかりを見て、自分の体力ぎりぎりの勝負をかけなかったので、
後で発表されたタイムは58”22,前回より1秒31も遅れたのでした。
どおりで、ゴールしてすぐにヤリへ走って行けたはずです。

そして、ようやくついたフィールド。
審判員に声をかけると、「ちょうど今、ゼッケン422はDNSと書いたところ」
と言われました。
競技開始から30分以上経過して、すでに投擲は3回目に入り、私の順番も
すぎていたのでした。
そこはマスターズ、やな顔一つせず、役員の方は私の最終投擲を認めてくださり、
しかも一回の練習までさせてくれたのです。
すでに競技を終えた他の選手に見つめられ、短距離スタイルで汗だらけになって
2メートルを超す竿を振り回す私は相当におかしな姿ですが、
本人にはほとんど余裕がありません。
テークバックの胸を張った引きだけを念じて練習。
そのごすぐに本番です。
まあ、後でビデオで見て、ふらふらの足元がほほえましい限りなのですが、
ふわっと投げ出したヤリは32メートル15センチ、
先端がついたかつかずかと言ったところでしたが、これも温情で
白旗があがったのでした。

全て終了したのが11時50分。
なんともめまぐるしい1時間でしたが、競技終了後
ことのほか充実感となぜかハイな気分が訪れたのでした。
どうやら、いろんなことを考えて、手足を2種類に動かし、
心身が喜んでいたようです。

結果は、
400m 58”21  M45クラスの8人中3位
やり投げ 32m15  M45クラスの4人中2位
銅メダルと銀メダルをいただくことができました。



レースが終わってとんぼ返り

2009-09-21 15:03:33 | マスターズ陸上(オス)
いや、100メートルはやはりやめられない。たった12秒のために朝早くから体調を整え 食事やウォーミングアップをしていく様式美。レースを待つ緊張感。号砲に耳研ぎ澄ます集中力。そして筋肉の爆発。そしてそんな張りつめた中でのリラックスがなければ、確かな速度は得られない。今日は 実力伯仲の組の中で、最後まで 着地を体の真下でなし、ロスが無かったので 自分の力は出しきった。45歳台で8位。向かい風2.8メートル 12秒65。200メートルの9位、幅跳びの2位とともに大会終了しました。渋谷での仕事のために腹ペコのまま新幹線に乗車、最後は名古屋コーチン飯で遠征を締めくくります。


全日本マスターズ陸上 IN 愛知 走り幅跳び念願のメダル

2009-09-20 17:17:45 | マスターズ陸上(オス)
久し振りに、心のそこから嬉しい出来事。
全日本マスターズ陸上 走り幅跳び45歳~49歳の部で
2位に入ることができました。


45歳になり立てという最大のメリットを
順位につなげることが出来ました。
記録は5m92の自己ベストというのも嬉しさに
輪をかけます。
とにかく今日は好条件がそろいました。
秋の好天はどこまでも青く速やかで、
心地よい風は風速1,7メートルというこれ以上ない
追い風となって跳ぶ背中を押してくれました。
そのうえ、最近Sコーチから教わった、
加速時の足のすばやい引き上げが身につき、
トップスピードに、これまでより1歩先に乗ることが
できたので、踏切への体勢作りがやりやすくなりました。
助走をこれまでより2歩4メートル伸ばし35メートルにしたのも
正解でした。

優勝の静岡N氏は同い年で、昨年も40代で優勝の方、
全くかないませんでしたが、昨年よりは近づくことが
できました。なんといっても私は昨年予選落ちですから。
3位の大分M氏とも楽しくお話をすることが出来、
しかも持病になりつつある膝外側の痛みについても
最高のアドバイスをいただきました。

なんにしろ最高の気分の一日。
仕事が忙しくてこれなかった、ふさおまき(メス)に
早速メダルの報告をしました。
ああ、望外の表彰台の姿をぜひ見てほしかった!!
とも思いつつ、彼女の応援がずっとあったからこそ、
なんとかここまで練習も続けてこれたのです。
ありがとう!!!!

そのような報告をさせていただく幸せ。
そして今から、久々に名古屋在住の姉と
夕ご飯を食べられるのも楽しみです。


全日本マスターズ陸上 IN 愛知 一日目は下見

2009-09-19 21:24:45 | マスターズ陸上(オス)
今週の火曜日にどこやらからいただいてきた風邪が
なかなか吹き抜けてくれなくて弱る。
今も新幹線の中、お弁当をたべてエネルギーが
回ってくると、まるで走った後のような汗が
肌着の下にじんわり広がってくる。
正直、体が一回り膨らんで腫れたような心地で、
頭までボーっとしてくる。
今朝、織田フィールドで走っていても、
どうもレスポンスがない筋肉の動きに
いらだってきてしまった。
気の弱さも、胃の弱さもあったりはするのでしょうが、
どうも万全とは行かぬ調子に、
先週土曜日の、タータンを弾むように蹴ることができた
一日の好調が遠くうらやましく思えてしまうのです。

とうつうつしながら、新幹線でやってきた名古屋。
かつての本籍地でありながら、来訪するのは7年ぶりか。


とはいえ瑞穂陸上競技場に直行したので、
街の変遷などに感慨にふけるまもなく、
大会一日目の300mハードルとやり投げを見て、
アドレナリンが増加して、体調も上向いて来ます。
分厚い300ページに及ぶ参加者リストと競技要綱を
スタンドで読み、あとは控え室や練習場を下見。
コインロッカーが大きくてしかも百円返還式なのに
安心し、ちょっと離れた北陸上競技場というサブグラウンドを
見に行けば、まあこれがまた立派と驚きながらみているところに、
これから400m×4リレーに向かうKAZさんと会って
話などしたわけで、結構歩きました。

16時には栄の東急ホテルにチェックイン、なんと6月に予約を
していたことに気づき感動したりして(これだけ前にリクエストすると
数千円も安い上に朝ごはんつき)、部屋に入ってゼッケン付け。


夕飯は大通り公園ぞいにあるファッション街LACHICビルに
入った鳥開 総本家で「名古屋コーチンがもつ弾力のある肉質、
卵の旨みを満喫できるメニューが豊富。鶏はもちろん、米は富山の
コシヒカリを使用するなど、食材にこだわっています。」という
文言に鳥好き心を引かれて、親子丼をいただいたのであります。