日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

神奈川選手権は二位ふたつ

2009-05-31 20:52:16 | マスターズ陸上(オス)

モチベーションを上げる一番いい方法はなんでしょう?
前回の東京5種で、パワーアップを誓ったものの、
その途上で筋肉は疲労ばかり。
アップで流しをすると、特に膝下の動きがにぶいし、
スパイクをつけて一本ダッシュをすると、足全体が火照って
だらだら状態に。
これは、初出場の400Mを前に、胃だけではなく体全体が
萎縮しているのでしょうと勝手に思いこむことにして、
10時45分コール、スタート地点に向かいました。
私の走る5組は、40代2人と35代3人。
2レーンを割り当てられた私は、全員を前に見ながら走ります。
コーナーワークは嫌いでは無いし、初めて走る種目では、
自分でペースを作ることもできないので、みんなについて行けば
いいインレーンは悪くありません。
でも、でした。

それはついて行けるペースで皆さんが走ってくれるという仮定。
とんでも無いことでした。
それほど緊張もなくスタート。すると・・・
35代の方々3人のうち2人が52秒台、冥王星がどんどん回っていく・・・
第2コーナーでは視界から消えています。
かろうじて一つ外の3レーン、相模原のKさんは、少しずつ近づいてきます。
レース前のKAZUさんアドバイスもあり、水濠近くで一旦脱力、
最終コーナーでフローティング状態から、直線で差すぞ、と心には
決めたものの、自分の体はそれほど反応してくれません。
膝も外に振れ始めます。
Kさんの背中、背中・・・でも3等身及ばず、56秒91でのゴールとなりました。
密かに目標としていた56秒台はクリアしたものの、心密かに思い描いた
55秒台は遠く遙かと思い知りました。
一応40代2位の賞状と銀メダル

次の200MはDNS。
400Mの筋肉疲労はなかなか回復しません。
というか、朝の重さのまま、走るモチベーションが上がらないので、
それを越えて無理してまで参加する気分にならなかったというのが
正直な所でしょう。
三ツ沢競技場の最も素敵な点、スタンドが丘沿いに立ち、上部が照葉樹で覆われて
いるので木陰になって涼しいという特徴をありがたくいただき、
座り込んで持参の氷で1時間アイシングして過ごしました。

13時30分、幅跳びのコール。
14時から早くも練習をさせてくれたので、ピットへ入ります。
今日の課題は、素早い踏み切りと左腿の引き上げ、そしてなんちゃってシザース。
ですが、ここでもだるい筋肉が反応してくれません。
助走のスピードは出ないし、踏み切り足も耐えきれない。
無理するのはやめて、練習は早々に切り上げ、
他のよく飛ぶ方の練習を見つめます。
彼らの違いは、助走だけを見ていても分かります。
スピードと地面をつかむ確実性。グワシグワシ、というテンポ。
踏み切り板をおそれずつっこんで行くのです。
これは一か八かでチャレンジする価値がありそうです。
板を見ずにつっこむ!幸い助走距離は31M-風速で大体あってきました。

そして1本目。
突っ込みました。板をさばくように踏み払い、足を前後に動かし、
着地でも割に前回転がかかってません。
どうか?と思ったら・・・・
審判さんが一言「あ、お尻ついちゃったね」と笑顔。
しかも「5m50」ん、そんなに減か、と思ったら
「ああ間違い、5m60」・・・・なるほどこれはいいぞ。
まだ踏み切りもジャストではないし、昨年のベスト5m85は無理でも、
それに近づければ・・・・

でもその後は全く続きません。助走のスピードが持たなかったのが
最大の失敗理由。5m19と5m34で終わりました。

まあ、2週間前より10センチ伸びたのでよしとしましょう。
40代の優勝は、いつも通り座間のM本さん、6m33で圧勝。
私はまたその後塵を拝し(?)2位でありました。


2日ぶりの練習

2009-05-30 14:14:27 | 活字
木曜日金曜日と、雨。
朝起きたときにはすでに窓が飛沫に濡れるほどだったので、
せっかく目覚めても走りに出ることができず、
せいぜい鉄アレーやゴムチューブを使った筋肉トレーニングのみ。

今日も朝から、細い筋が見える雨ではあれど、明日は神奈川マスターズ選手権です。
せめてJOGだけでも、と家を出て、9:30には代々木公園へ。
T&Fスマイルの練習会の日ではあるけど、この空模様では誰も
こないかと思いつつストレッチをして待ち、15分経っても誰も来ないので、
それでは織田フィールドの占有使用が中止になっていたら
ダッシュでもしようかと向かったけれども、雨の中セカンドウインドらしきグループが
占有中。しょうがないと、競技場横の長い坂を利用してダッシュを4本。
プッシュの感触を確かめながら、2日の休養でかなりバネがもどりつつも、
反面筋肉のパワーが減じていると感じたのでした。

15分ほどで終了、代々木公園に戻ると、スマイルのメンバー2人とコーチが
周回を走ってくるとを出迎える形になり、合流。
JOG1キロ程度と、結構ドリルを繰り返しました。
ドリルは回転を上げる、着地を真下にしてポイントをずらさない、
股関節を大きく回すと言うところが主です。
これは全て、明日が選手権、しかも400Mだと言ったらコーチが配慮してくれた
メニューです。

ダウンJOG1キロのあと、11時には終了。
東京マスターズに電話して、全国大会のエントリーブックの送付を要請、
午後は、仕事に行っているふさおまき(めす)と日比谷で落ち合い、
「スラムドック ミリオネア」を見に行きます。



栗本 薫さん さようなら

2009-05-29 01:39:37 | 活字
タイトルさえ なんと書けばいいのか キーが進まなかった。
訃報を聞いて一日経つ。
作家 栗本 薫 
私にとっては 特別な思い出があり、読み続けてきた本があり、
心の勢いにあこがれを抱いていた人。
早稲田大学を目指したのは、
雑誌バラエティで連載していた、中島 梓のサインくれなきゃ帰らない を
最初に、僕らの時代 僕らの気持ち グインサーガ を読んでいたから。

ハーモニカソサイエティにも数ヶ月だけれどお世話になり、
栗本さんはキーボードを弾いていたと聞くけれど、
その近くで 切なく息を吹き込んだり吸い込んだりして
ハーモニカのどうしても情緒的なあらがえない優しい風の音に
吹かれたりした。

同人誌に いくつか自分の身の回りに補助線を引いた程度の小説を
2,3のっけてもらった後、少しは想像の海にこぎ出したような
思いの小説を書けたと思ったとき ペンネームに 薫 の名前を
使いたくなって 使わせてもらった

仕事をするようになって
本を読むために時間をすごすような日の送り方ができなかなると
目にする本も 探す本も 気持ちに触れる本さえ少なくなるなかで
村上春樹も 橋本 治も 縁遠く 目に入らなくなってしまったなかで
グインサーガだけは 店頭に並ぶ前から探し 既刊の126巻までを
月刊グインとご本人が笑うほどの刊行を重ねたときも 遅れずに
付き従ってきた

死は 生きるものの心深くに 突き進む
心の中の得体の知れぬ空白にとどまる
悲しみという言葉が 実感として中にある

訃報を聞いて一日経って
さようなら
この言葉だけが 書かずにはいられなかった

400Mを必死こいた

2009-05-28 00:28:36 | マスターズ陸上(オス)
水曜朝は、家から10分、織田フィールドの一般開放日だ。
朝9時に行けば、それほど混み合うことはない。
上智や学習院の大学生と、社会人の本気モード倶楽部が。
その他は、私のような個人アスリートも少々。

さて、5月17日の5種競技までに、なんとか筋肉を赤く染めたが、
記録は満足とも不満足とも言えない微妙なもの。
40代優勝だし、5種自己最高得点はとったけれど、その原動力は
やり投げと円盤投げがこれまでの記録を3割近く上回ったから。
やりの27m93が32m98に。円盤の16m96が19m55.
しかし得点の基礎となるはずの走り幅跳びは5m51と昨年6月の
記録に逆戻り。200mの25"63は全日本なら最下位だろう。
1500mの5分06秒17は、レースにもなっていない。
さらには、総合得点表2627点を見たベテラン女性アスリートには
「筋力不足ね」と一刀両断にされ心もぼろぼろになったものだ。

そうなると、鍛えるしかない。
翌日、棚の奥から500gアンクルウェイトと1Kのハンドアレーを
持ち出し、さっそく負荷ウォーク、代々木公園外周を歩き、会社でも
一日中足に負荷をつけておいた。
その後の練習でも、平日は坂道走に坂道バウンディング、5K鉄アレイで
スクワット100回など筋肉を太くするトレーニングに明け暮れ、
土曜日には府中陸上競技場で、砂場と300M走、体のキレを忘れない
ようにした。
今週も月曜日はバウンディング中心、火曜日は足と手に重りをつけての
坂道ダッシュ、バウンディングも付け、今日は(ようやく文頭に戻る)
織田フィールドで
祈りの400m走に臨んだ。

ねらいは今週末のマスターズ神奈川選手権。
400M・200M・走り幅跳びにエントリーしているが、
それぞれこの順にスタート時間が11時25分 13時30分 14時30分と
なっている。いくら何でも全種目はでれない。でても筋肉が持たないから
ろくな記録となるはずもない。
となると、幅跳びは外せないから、距離走をどちらかあきらめるしかない。
1000円のエントリーフィーを捨てるのは気が引けるが、できるだか万全に
近づけた。400か200か・・・
迷う。
なら、練習で400を一人で走り、60秒を切れれば、神奈川選手権でも
400に挑むと決めた。60秒を着ればべべにはならないだろうという程度の
理由だけれど。

そして今日の10時。
JOG体操ストレッチとドリルに120M流し3本と、
ウォームアップは入念にすませたあと、スタートラインに着いた。
気が重い、体が硬い。
でも頑張るしかない。たった1分。
スタート!もちろん一人で駆け出す。
コーナーを抜けるといきなり逆風。
体を前に立てて抵抗を払うものの、スピードはなかなか上がらない。
200をすぎると、素早い足の引き戻しも、膝の伸展もままならなくなり、
最後の直線では前も点も見えなくなる。
ゴール!時計をオスと59秒69。
なるほど、まだ走れるらしい。

そう思うばかりであった。




練習あるのみ

2009-05-26 09:45:48 | マスターズ陸上(オス)
最近食べ物ネタばかり増えてましたが、トレーニングは続いています、
とエクスキューズをつけたくなるのは、仕事で明け方まで引っ張られるか、
その反動で12時前には床についてしまう日々が続いているからです。

短距離の練習に入ったのは、3月22日の東京マラソン以降。
記録不振のお祭りマラソンは、私に短距離への逃げ道を開いてくれました。
完走ではなく完歩としか公表できない3時間46分49秒という、
マラソン出走22回目でゴールを切ったのが20回目という積み重ねの中で
最低記録を残してしまった翌日から、坂道を駆け上がり、足首の腱を素早く伸ばし、
腿を大きく引き上げるバウンディングを始めました!
と書くと勢いついた自叙伝・・・日記を確かめると、レース翌日はさすがに休み、
2日目にクロカンジョグ、3日目から短距離ドリル--つまり前述の坂を駆け上がったり、
足を素早く大きく引き上げる練習を始めています。
まあ、いずれにせよ、完走しないマラソンは体にそれほど無理な負担がかかって
いないので、短距離への転向も比較的素早くでき、その後に怪我へつながるような
事態にも発展していません。

そして第一目標にしたのが、先々週5月17日に参加した、東京マスターズ5種競技
だったのです。5種競技は、丸一日楽しめるというスポーツとしての楽しさと、
体の調子をまんべんなく確かめられる利点があります。その年の初レースとしては
もってこいなのです。とはいえ、4月は仕事のスタート時期で何かと忙しい上、
大型連休には熊本旅行を企てました。
では、どうやって練習を確保するか・・・・
こういうときは自分の計画作成能力の高さというか、日記メモ好きが効を奏します。
フル回転練習とは言わないまでも、自覚7割近い赤筋肉の目覚めをもたらし、
多少練習疲れの重さを心地よく残して、5月17日を迎えたのです。

ああ、長い。
とりあえず、書か無かった練習日記の序奏をここまで。