ごくごく寒い日曜日、トレーニングを終え昼ご飯を食べるないまま、
高田馬場へスポーツマッサージを受けにまいりました。
柔らかい手さばきが、心地よく筋肉のほつれをのばしてくれる
馴染みのトレーナーさんにたっぷりいたわっていただき、
血が巡り始めるとお腹もすきました。
寒いから北海道ラーメン、というのはあながち間違った選択では
ないはずで、なぜなら旭川ラーメンが露骨に演じるように、
彼の地のラーメンの多くは、スープの上に脂の膜が張り
さめにくい仕掛けになっているからです。
で、伝統のえぞ菊もありますが、学生時代の記憶では
やけに量が多かった印象が深く、今の私の胃腸では
悲しい戦いになります。で、数年前は好きだった味源で
縮れ麺にみそスープをギュルリと絡ませてすすり上げようと
頭にイメージして、早稲田通りから明治通りを曲がったのですが、
そこは東京でも指折りのラーメン激戦区・高田馬場!
新規の店が増えれば、姿を消していく店もあるわけです。
味源、その店は他のラーメンに取って代われられていました。
ひょっとすると単なる営業方針の変更なのかもしれませんが、
アイヌ的雰囲気を漂わせていたかつての店の雰囲気はみじんもなく、
入ってみようとさえ思えない造作だったため、
踵を返して向かったのが、表題の「末廣ラーメン本舗」高田馬場店です。
本店は秋田ということですが、ここに入ってきたのは、表ののれんに「新福菜館」よりと字が記してあったからでした。
東京で新福系と出会うのは、物産展をのぞけば2度目。1度はあった大久保の店は、半年後に行ったら跡形もなかった
ラーメン店の悲哀を味わわせてもくれていたのですが、こちらは2周年記念で大盛りも無料サービスと
なっていますから、激戦を戦い抜いているのでしょう。
3時をすぎていますが店内は半分ほどが埋まっています。
私の頼んだのは、ラーメン並680円に煮卵追加100円。
東京にしては安めの設定ですが、出てきたラーメンの風景はまさに京都駅の近くて遠いあの店と
同じような黒いスープ、そして甘い醤油の香りが漂います。
若干白い脂の膜が見えるのは、秋田本店の主人が、新福菜館に教えを請うた後、秋田独自の
工夫も加えて現在の味に行き着いたと店内の能書きに書いてある歴史の証明なのでしょう。
麺は中太ストレート、肉は薄くそぎぎった3枚肉、ひらひらとスープに絡んで、
麺と一緒に食べても違和感がありません。
や、悪くありません。
京都に行ってしか食べられなかったものを東京で食べられるのは必ずしも嬉しくはないのですが、
スープに凝ったといい、個性を競ったといって、お客の夢を凌駕しすぎる行ってしまった
店が多分に業界を席巻する、波乗りたちの食のようになったラーメンに
おいて、このような醤油のこくです、わかったね、と明示してくれる味は、
とても落ち着いて食べることができ、思ったほど脂っぽくなかったこととも
相まって、再び足を向かわせることになるだろうと思いつつ店を出たのでありました。
って、十分自分が語ってます。
では、日曜日ももうすぐ終わりです。
高田馬場へスポーツマッサージを受けにまいりました。
柔らかい手さばきが、心地よく筋肉のほつれをのばしてくれる
馴染みのトレーナーさんにたっぷりいたわっていただき、
血が巡り始めるとお腹もすきました。
寒いから北海道ラーメン、というのはあながち間違った選択では
ないはずで、なぜなら旭川ラーメンが露骨に演じるように、
彼の地のラーメンの多くは、スープの上に脂の膜が張り
さめにくい仕掛けになっているからです。
で、伝統のえぞ菊もありますが、学生時代の記憶では
やけに量が多かった印象が深く、今の私の胃腸では
悲しい戦いになります。で、数年前は好きだった味源で
縮れ麺にみそスープをギュルリと絡ませてすすり上げようと
頭にイメージして、早稲田通りから明治通りを曲がったのですが、
そこは東京でも指折りのラーメン激戦区・高田馬場!
新規の店が増えれば、姿を消していく店もあるわけです。
味源、その店は他のラーメンに取って代われられていました。
ひょっとすると単なる営業方針の変更なのかもしれませんが、
アイヌ的雰囲気を漂わせていたかつての店の雰囲気はみじんもなく、
入ってみようとさえ思えない造作だったため、
踵を返して向かったのが、表題の「末廣ラーメン本舗」高田馬場店です。
本店は秋田ということですが、ここに入ってきたのは、表ののれんに「新福菜館」よりと字が記してあったからでした。
東京で新福系と出会うのは、物産展をのぞけば2度目。1度はあった大久保の店は、半年後に行ったら跡形もなかった
ラーメン店の悲哀を味わわせてもくれていたのですが、こちらは2周年記念で大盛りも無料サービスと
なっていますから、激戦を戦い抜いているのでしょう。
3時をすぎていますが店内は半分ほどが埋まっています。
私の頼んだのは、ラーメン並680円に煮卵追加100円。
東京にしては安めの設定ですが、出てきたラーメンの風景はまさに京都駅の近くて遠いあの店と
同じような黒いスープ、そして甘い醤油の香りが漂います。
若干白い脂の膜が見えるのは、秋田本店の主人が、新福菜館に教えを請うた後、秋田独自の
工夫も加えて現在の味に行き着いたと店内の能書きに書いてある歴史の証明なのでしょう。
麺は中太ストレート、肉は薄くそぎぎった3枚肉、ひらひらとスープに絡んで、
麺と一緒に食べても違和感がありません。
や、悪くありません。
京都に行ってしか食べられなかったものを東京で食べられるのは必ずしも嬉しくはないのですが、
スープに凝ったといい、個性を競ったといって、お客の夢を凌駕しすぎる行ってしまった
店が多分に業界を席巻する、波乗りたちの食のようになったラーメンに
おいて、このような醤油のこくです、わかったね、と明示してくれる味は、
とても落ち着いて食べることができ、思ったほど脂っぽくなかったこととも
相まって、再び足を向かわせることになるだろうと思いつつ店を出たのでありました。
って、十分自分が語ってます。
では、日曜日ももうすぐ終わりです。