近くの中学校では生徒に色々な事を学ばせる機会の一つとして、体験学習カリキュラムが有る。
生徒はその中から興味のあるものを自由に選んで体験する仕組みになっている。
控室に張られたカリキュラムを見ると、竹トンボなど遊び心をくすぐるコナーも有る。
竹工芸もその一つとして挙げられ、私達の教室が協賛している。
茶道、生け花から武州堀崎太鼓などの伝統芸能まで幅広く沢山のコースが設けられており、生徒に選ばせ参加できるようになっている。
竹工芸には約30人ほどの生徒が集まり、講師陣8名の自己紹介からスタート。
材料の竹ヒゴは事前に我々が準備して当日生徒に配り、竹細工体験がスタート。
講師がヒゴを掲げて手順を説明、生徒はそれを見ながらヒゴを曲げて編んでいきます。
他の講師陣は机を回り、生徒をサポートします。
途中ですが何が出来るのでしょうか?
気持ちも乗ってきた生徒たち、カメラを向けるとピースサインで応えてくれました。
この女子生徒は、今日作った物はお祖母ちゃんにプレゼントするんだと熱心に取り組んでいました。
黙々と取り組むのではなく、皆で教え合いながら賑やかです。
中にはこの様に作品を頭に乗せ、余裕の進み具合をアピールする生徒も!
出来上がりは、魚の形をしたおしぼり置きです。
ここでもピースサインが出ました。
縄文時代には既に竹細工が有ったなど、竹細工の歴史について勉強も!
コーヒードリッパー、手提げ籠など、実際の作品を見せながら編み方も色々ある事を説明。
今日の「お魚おしぼり置き」は「網代編み」(あじろあみ)です。
中学校での体験教室は毎年開催され歴史が有るそうですが、私は今回が初めてでした。
教室の雰囲気は私も楽しく、来年もお手伝いしたいと思いました。