お正月休みのさいしゅう(最終)日
、ネンネしていたおにいちゃんに
チットが
たのみごとを しました。
「
ねえ~。お休みの間に、冬用のクリンの普段着、
作ってあげてよ~。
いつも休みの間に一着作ってくれるじゃん~」
(例:去年は、お出かけ着
を 作ってもらいました)
しかし、今年は・・
「今日そんなことしたら、疲れちゃって、明日から仕事できないよ~・・」
と、
おにいちゃんは
ムリ(無理)な もよう(模様)
それでも
おにいちゃんは、
「
・・・まずはどんなの作ってほしいか、チットがファッション画、描いてみな。
それと、
家にある要らない服の中で
生地になるようなのを
探すこと。
・・・・・」
と
こうしょう(交渉)の余地を
のこしました。
「え~~
ファッション画~?
そんなの描いたことないよ・・。」
と
言いながら、
チット
は ボールペンで、イメージ画を描き
、
つづけて押入れから、
ニットのノースリーブを さがしあてました
「
悪くないな・・・。」
「そのノースリーブニット、そのまま使えそうだぞ」
おにいちゃんは、おき出すと、イメージをふくらませ、
「これ、グリンにちょうどいいかもしれないな
」 といって、
クリンを きがえさせはじめました
「
グリンは清純派だから、オフホワイトが似合うんだ
」
「うんうん、丈の長さも、しっぽに合わせて ちょうどよさそう
」
「ほら、かわいい~~」
「そうだ!
このネックの部分を、
小さく巻いてスッキリさせよう」
(くるくる・・)
「うん!こっちのほうが バランスが良い
」
「あとは、フィギュアスケート靴の模様をどうするかだ。」
「おにいちゃんのアイディアとしては、赤い糸で こんな感じの
刺繍をする。
これならチットにもできるし、 付属のベルトと合わせてもおかしくない。」
「刺繍は、この位置 モードだぞ
グリン
」
(型紙置いてみる)
ってなわけで・・
(チクタク
チクタク・・)
1時間以上かけて、チットが「フィギュアスケート靴」を、
赤い糸で
ぬい込みました
「
下書きなしで糸通したから、ガタガタになっちゃったよ・・
なんか、
フィギュアのシューズっていうより、
『かんじき』みたいに
なっちゃったなあ。。」(チット)
「
いやいや、いいんだ。このたどたどしい感じが可愛いんだから
」
「ほら
何にも無いより、断然良くなった
」
「どう?見て!大成功
ウィンターシーズン仕様になった!」
「
これで、羽生結弦君の応援にも 最適な衣装に
生まれ変わったぞ」
と、
おにいちゃんは
たいこばん(太鼓判)を
押しました
「ゆづ~~~~!!!!
」