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たまっこくりんのおもいのたけ

よだかの星(宮沢賢治のお菓子・2)

2022-08-11 | グルメ

 岩手県花巻市の菓子工房・しらはたのお菓子、

「よだかの星」は、

 『よだかの星』(宮沢賢治の童話)の主人公、

よだか(夜鷹)に似せて つくられた、

かりんとうです。

 うすくのばした生地は、パリッパリに揚げられ

かるく香る油と、

舌に来る小麦粉の風味が

 むねを、かきむしられるほど、素朴

 表面に黒みつ(蜜)がぬられていて、

少し甘く

東北そのもののような、美味しさです

 よだかは、姿がみにくいために

みんなから、きらわれて

孤独の空に飛び立って・星になった

あわれな鳥ですが

 食べているうちに、(この一枚一枚は、よだかの羽なんじゃないか?)

と 

いはじめ、

とてつもなく・切なくなるとともに、

 
そのなつかしい・味わいに、「虫の命をもらって生き永らえる自分を嫌悪して死んでいった」、

そんな、よだかの 

純粋な、やさしさみたいなものを

ほんのり

かんじました

 

 

(ステキなお菓子でした🐻 ※次回は、「注文の多い料理店」の焼き菓子を、ご紹介します

 

 

コメント (24)
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