萩尾望都原作「マージナル」の舞台化です。
今回は一つの作品を「砂漠編」「都市編」の
2つの切り口での上演です。
更に、womb(ウーム)、uterus(ジュテレス)の2チームあるので
計4パターンあることになります。
さすがに全部は観ない予定です…
で、昨日は砂漠編のwombチーム。
一応Wキャストのところだけ書いておきましょうかね。
グリンジャ:笠原 浩夫
アシジン:仲原 裕之
キラ:荒木 健太朗
笠原さん、2年以上ぶりの出演です。
なんか懐かしい…(笑)
ウイルスが蔓延して全ての人類が男性化してしまい、
(10代前半に両性の時期がある…らしい。よく分かってない。)
唯一残った女性も高齢で死んでしまい…なストーリー。
大雑把すぎますか?(笑)
原作を読まずに行ったので、ストーリーを追う楽しみがあり、
普通に楽しめました。
そして、技術的にレベルアップしましたかねぇ~。
怒鳴ってもハッキリ台詞が聞こえるようになりました。
声が高くて鼻にかかってて舌足らずだった青木君も、
随分男性らしい声が出せててビックリ。
(男性なんですけどね
)
滑舌はもうちょっとですかね~。
でもこの感じならトーマのサイフリートもできそうですね!
あれ?もうやりましたっけ?
う~ん。。。
ただ、メインの3人がよく分からなかったんですよねぇ。
特にグリンジャ。
最初、キラとグリンジャが良い感じなのかな、と匂わせておいて
アシジンの方に行っちゃって、
結局グリンジャがよく分からない人で終わってしまいました。
一番最初に名前が書いてある割には出番少ないし。
久しぶりの笠原さんだったのに、ちょっと残念。
毛嫌いしていたアシジンに、
キラがいつ心を開いたのかもよく分からなかったので、
もうちょっとそこら辺を丁寧に描いてもらえると
感情移入しやすいのになぁ、と思いました。
あと気になったのは…氷の中に閉じ込められたもう一人のキラ役の人。
きちんと暗転してからハケてください(爆)
まだ明るいうちにハケていっちゃって、
‘凍ってるはずの人が動いた!’状態になっちゃってました
今回は音響に助けられている部分がとても大きい気がしました。
転換とかにうまく大音量の音を入れて、
かなり舞台を引っ張っていっていたように思います。
聖人…でしたっけね?
マントかぶってウロウロしてる人。
この人たちが出てくる時にかかる曲が気持ち悪いの
顔が見えないから見た目も気持ち悪いし、
段々「良くない気が漂っている…」感に囚われてしまいました
どういう曲かというと、「蕃爽麗茶(ばんそうれいちゃ)」の
CMの曲みたいな感じなんですけどね(爆)
照明も久しぶりにムービング使ってましたね~
この舞台は必要でしょうね。
このくらいならオペは1人で大丈夫かな~、とか
余計なことを考えながら観てきました(笑)
終演後はトークショーがあったのですが、
今回は「自分の役以外で気になる役をやってみよう」というテーマ。
まずはメインの3人が役をシャッフルしてやったのですが、
笠原さんのキラ、ちょ-ウケるぅ
「いやっ!」と仲原君にしがみつく笠原さんを、
身長が20㎝くらい低いであろう荒木君が肩に抱き上げて、
お尻をペンペンしながらハケていきました。
お見事!
あと、林さんがやる青木君の物真似も見事でした。
「エゼキュラ因子」というセリフが
「えできゅだいんす」みたいに聞こえちゃう、っていうのを
上手く真似していて大爆笑でした。
こうやって先輩に鍛えられて上手くいくのですねぇ~
今週、都市編を別チームで観に行きます。
それを見て、どうしても別バージョンが観に行きたくなったら
また考えようと思います。