パリでは月初第一日曜日は美術館が無料開放される。
1月のオルセーに続き、今月はピカソ美術館に行った。
ピカソはスペイン人だがフランス在住期間が長かったからか、
パリにもピカソ美術館がある。
10代のころの作品から晩年の作品まで時代別に
時系列で展示されている。
画家の多くはまず自分の作風を確立するまで試行錯誤するが、
それを確立すると、基本的にはずっとその路線で描く気がする。
しかしピカソの場合は、その時代毎に自分が興味のある分野に
躊躇なく飛び込んでいき、それを堪能し自分のものにして
新たな作風として取り込んでいく。
一生を通して見るとピカソの絵は他のどの有名な画家よりも幅広い。
これだけまとまって彼の作品を観たのは初めてだったが、
なによりも彼の上記のようなとらわれなさがいいと思った。
そして一見めちゃめちゃにみえる絵でも
ひとつひとつのラインは的確で余分な線、色がないのは
さすがプロの技(私に言われたくないだろうけど)。
彼にとって描くこと自体はあまりにも簡単で
どんな表現も(例えば印象派的とかシュールレアリズム的とか)
できるんだろう。そんなことは軽く超越している。
作品をみて、描くことが楽しいんだろうなぁと思うことは
あまりないが彼の作品はそう感じる。天真爛漫さ。
彼は時代ごとにミューズがいて、一生恋していたようだ。
素敵。ま、そりゃ、周りも放っておかないよなぁ。
1月のオルセーに続き、今月はピカソ美術館に行った。
ピカソはスペイン人だがフランス在住期間が長かったからか、
パリにもピカソ美術館がある。
10代のころの作品から晩年の作品まで時代別に
時系列で展示されている。
画家の多くはまず自分の作風を確立するまで試行錯誤するが、
それを確立すると、基本的にはずっとその路線で描く気がする。
しかしピカソの場合は、その時代毎に自分が興味のある分野に
躊躇なく飛び込んでいき、それを堪能し自分のものにして
新たな作風として取り込んでいく。
一生を通して見るとピカソの絵は他のどの有名な画家よりも幅広い。
これだけまとまって彼の作品を観たのは初めてだったが、
なによりも彼の上記のようなとらわれなさがいいと思った。
そして一見めちゃめちゃにみえる絵でも
ひとつひとつのラインは的確で余分な線、色がないのは
さすがプロの技(私に言われたくないだろうけど)。
彼にとって描くこと自体はあまりにも簡単で
どんな表現も(例えば印象派的とかシュールレアリズム的とか)
できるんだろう。そんなことは軽く超越している。
作品をみて、描くことが楽しいんだろうなぁと思うことは
あまりないが彼の作品はそう感じる。天真爛漫さ。
彼は時代ごとにミューズがいて、一生恋していたようだ。
素敵。ま、そりゃ、周りも放っておかないよなぁ。