はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

南仏1週間周遊の旅

2005-02-19 18:09:14 | Weblog
2月19日から、26日まで
冬休みをめいっぱいつかって南仏旅行にいく。

同級生の奥様が作成してくれた日程表にしたがっていく。
毎日違う街を訪ねる、なかなかタイトなスケジュールだ。

朝9時に寮を出発し、車で一路南へ。

フランス人の同級生に、リヨンまでは渋滞を覚悟しろ
(スキーの人と同じ方向のため)、といわれていたので
少々びびっていたが、深刻なほどではなかった。

それより、途中から吹雪いてきたので
今後の旅に若干の不安を感じる。
雨女、雨男がいるのか??

夕刻、目的地アヴィニヨンに無事到着。
城壁に囲まれた街。

夕食はホテルのフロントの薦めを無視して
アフリカ料理屋へ。プロバンスでアフリカンって。
でも、店員のお兄さんが素敵だったのでOK.

学生の本分

2005-02-18 23:56:57 | Weblog
誕生日会という口実で
試験後、冬休み前のパーティーが開かれた。

明日から1週間休み。
その前に寮生の部屋でクレープの夕べ開催。
フランス人がクレープをつくってくれた。
目分量で生地のたねを作っていた。

クレープといっても甘いものだけでなく、
チーズとマッシュルームをいれた食事向きのものもある。
私はリキュールを燃やすやつ(甘い)が好き。

その結果がこの写真。

タイムオーバー

2005-02-18 23:35:33 | Weblog
Management Accountingの中間試験。

過去問を見る限り簡単な算数の問題だったので
殆ど試験勉強もせずになめてかかる。
結果惨敗(と思われる)。

こちらにきて初めて時間が足りない、という事態に。
内容は簡単、基本は算数なのだが、
何せ文章問題を全部読み終わるのに時間がかかるし、
計算が大変めんどくさい。
計算機持込可なのだが、小数点とか打ち間違えたりすると
”きーっ”ってなる。

限られた時間の中でいかに高得点になるように時間配分するか、
どれを捨てるかの判断が勝負のような妙な試験だった。
まぁ時間が大量にあってみんな高得点なのよりはいいかも。

それにしてもみんな試験後熱く文句をいっているのが面白かった。
こんな試験より、私にとって重要なのは明日から冬休みってこと。
うふ。

映画

2005-02-17 19:38:12 | Weblog
マーケティングのプロジェクトで扱う映画の台本を
昨晩もらった。

全93ページ。
これを今晩21時までに読まなければいけない。
明日は中間試験があるというのに。
初めはかなりあせったが、フォントがでかくて
余白が多かったので助かった。無事既読。

映画は着々と作成されているらしいが、
まだ手元には音なしバージョンしかないらしい。
今晩21時からそれをみせてもらうことになっている。

台本を読んだ限りではいまどきのアンニュイな若者の
恋愛と自分探し、がテーマ。
特に目新しさはないが、退屈もしない話。

この台本からどんな映像になっているのか楽しみ。
でも2時間の無音映像、寝ないようにしなければ。

あれもしたい、これもしたい

2005-02-16 21:13:32 | Weblog
学生有志が開催している女性の会、というのに参加した。
ビジネスの世界での女性のネットワークを作る、
および女性の地位向上が目的のようだ。
極端なフェミニズム的団体だったら嫌だな、と思って
これまでは参加していなかったがそんなことはなかった。

ところでアメリカのfortune 500に載っている企業のうち、
女性が最高責任者である企業はいくつあるか?

正解は5名。アメリカでさえそんなもの。

ヨーロッパの環境は国ごとに違う。
例えばフランスのトップ5000企業の
30000人の役員のうち女性は7%らしい。

いずれにせよ、多くの女性が働くようになったものの
上のほうにいくひとはまだまだ少ない。

たしかに女性のほうが地位に対する執着は低いかもしれないし、
環境のせいだけにするのはナンセンスだ。
でも、”自分は何でもできる!”と思って
問題がまったくないかのようにみることは、違うだろう。

個人的にはそんな差別なんかしている余裕/ひま/むだのない会社に
いけばいいかな、と思うけど。
社会全体でみれば、男性と女性は環境が違うのは明白。

例えば同級生(=だんなさん)についてきている
奥さんはたくさんいるが、逆はひとりもいない。
実はこれ、とても違和感。

そもそも私自身、特にキャリア志向ではなく
自分の人生好きに生きようとしたら経済的自立
(orいつでも自立できる手段がある)が前提、と感じるだけだ。

お金にこまらないだけ稼いで、
パートナーもちゃんと自活していて、私の仕事に理解があって、
かつプライベートライフも成り立っていること。
そんな風になりたい。

つなみ災害支援

2005-02-15 23:11:47 | Weblog
昨日購入したTVをつけたところサッカーが中継されていた。

どうやらつなみ災害支援の試合らしい。
赤組青組にわかれて、私でも知っているような選手が
プレーしている。ジダン、ベッカムなどの中に中田も。
審判はあのスキンヘッドの怖い顔の彼。

私もサッカー始めたし参考に、とか思って
ちょっと見はじめて改めてびっくり。
すごかったのね、このひとたちって。

オッパ

2005-02-14 19:56:07 | Weblog
我が部屋にテレビがきた。
14インチの黒いやつ。

‥いつの時代の日記なんだ、これって。

先週から基本グッズが充実してきているのはうれしい。
しかし、製品のクオリティーは低い。
日本なら探すのが難しそうな製品が平気で市場に出回っている。

今回のテレビのメーカーはDAEWOO.
??
まぁ引越しセールで安くで譲ってもらったので文句はいえないけど。
どうやら韓国ブランドらしいので、名前はオッパ(お兄さん)。

ともあれ寮ではコードをつなぐだけで、通常は別契約の
CNN,BBCなど含むケーブルTVが見れるのは助かる。
これで浦島太郎状態から脱却できるかも。

サムルノリ

2005-02-13 23:13:26 | Weblog
韓国の伝統楽器をつかった舞台、サムルノリを観にいく。

韓国では旧正月を祝うので、それにあわせたイベント。
会場はたぶんもともと倉庫だったような場所。
壁一面に仏の絵が書いてあったりして、
オリエンタルかつアーティスティックなインテリア。

出し物の前に会場で韓国風雑煮を食べる。
米で作ったパスタに卵、肉、ねぎなどがはいった
白濁したスープ。全く辛い料理ではない。

サムルノリを観にいったつもりが、出し物は
-祈祷師のような人が新年の占いとかをするもの
-女性ダンサーによる伝統舞踊
-サムルノリ(打楽器演奏:金徳洙という第一人者も出演)
-伝統音楽(太鼓)
の4つだった。3時間くらい。

ダンサーの見返り美人的色気が好きだった。
でも彼女は確実にそれを自覚している。

なによりもすごかったのは打楽器の演奏者の技術の高さ。
実に的確。ひとつひとつの音が澄んでいて
アンサンブルになったときの重なり具合も絶妙。

なんでもいいものを知っているのはいいことよ、
というフレーズを思い出した。

出会いはある朝突然に

2005-02-12 13:22:50 | Weblog
同級生につれられて中華食材屋にいく。

このスーパーはパリで成功しているようで
チェーン展開している(もちろん学校付近にはない)。
今回は同級生が”道に迷っているときに見つけた”という店へ。

のり、即席中華麺(出前一丁のヨーロッパ版)などのほか
チンゲン菜、もやし、白菜なども購入。

そして買い物を終えようとすると、店の隅に炊飯器が!
ずっとほしかったのだが、シンプルなものでも案外高い
(100ユーロ位)ので、購入を迷っていたのだ。
(それにしても渡仏後の物欲のレベルの低さよ‥。)

さっそく物を確認。
ブランドはDouble Stars ‥聞いたことない。
マイコン制御、黒釜、なんてことはもちろんなく
炊飯のボタンがいっこあるだけ。
機能はシンプルなくせに、なぜか側面には時代遅れな花の模様が‥。

難癖つけようとおもえばいくらでもつけられるけど、
破格の安さ、25ユーロ。しかも蒸し網つき。
あきたこまちの新米を食べられるならともかく、
炊くのはイタリア米なんだしこれで充分だ。

かなりうれしい気持ちで炊飯器購入。
部屋にもどってきて早速梱包を解いて卓上におく。
なんだかとてもかわいい。
フローレンスとでも命名しよう。

ひとつの出会いがそれからの人生をかえる、
って案外こういうことかも。

Strategic Management

2005-02-11 20:24:49 | Weblog
パリに行って本当に勉強しているのか?
といった指摘をうけるのでたまには学生らしいことも。

2学期の科目の中で最も面白い授業が経営戦略の授業。
受講するまではなんとなく漠としたタイトルなので
一般常識と論理的思考さえすればおしまい、
みたいな授業かと思って全く期待していなかった。

が、教授の教え方がすばらしいために毎回、目からうろこ。
この授業はケーススタディー(*)という方法で行われる。
ケースを通し、その企業のCompetitive Advantageがどこにあるか、
を見つけていくのが主な作業だ。

授業の準備のために事前にケースを読んでいき、
自分なりに成功・失敗の要因を考えていくのだが
授業では自分ひとりではとてもたどり着けない分析に至るので
受講後、いつも”私、あほちゃうか。”という気持ちになる。

教授いはく、自分なりの分析のフレームワークをつくれ、とのこと。
やるべきことは以下の5つ。
- Identify the firm's business
- Analyze the industry
- Analyze the firm's strategy
- Assess it's competitive advantage
- Anticipate competitor's strategy

書くと、あたりまえじゃん、なのだが
冴えた分析に至るためにはまず的確な質問ができなければいけない。
それが何より難しい。

ただ、思考方法は案外数学に似ている、と今日ふと思った。
数学ではひとつの定理が導きだされたときに
”一般化できるか?””逆はいえるか?”というような
質問を投げかけ、定理を拡張することを試みる。
経営戦略でもOO業界でいえたことはXX業界でいえるか、
とか、これはこの企業固有のadvantageか、とかいうようにみていく。

それにしても、私はまだまだ「あぽけ」。
日々精進。


(*)ケーススタディー
ケースとは実際に過去にどこかの企業で起こったことの寄せ集め。
企業名や人名も事実のまま記載されている。
様々なケースを分析することで、
①企業経営に必要なツール、視点を身に付けること、
②多様な状況に直面したときにも何かしら
とっかかりの引き出しがあるようにすること、
を目的としている(と私は理解している)。

これまで経営戦略で取り上げたケースとしては
サウスウエスト航空、コカコーラ、
ヌーベルフロンティエール(ジャック・マイヨールが作った旅行会社)、などがある。