閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

言葉を摘む

2009-09-13 10:46:32 | 日々
夕暮れが涼しくなり、さすがに蚊も減ったようなので、
畑に出てもゆっくりしていられる。

今年は、Mがいつもより種を多めにまいたらしく、
それがまた発芽率が良くて、畑がたいそうこみあっている。
7センチくらいのちびちび青梗菜をざる一杯摘み、
台所に戻ったが、まだ摘み足りない気がしたので、
取って返し、ちびちび水菜もざる一杯摘んだ。

植物の葉っぱをさわっていると、なぜか頭が良く働き、
思いがけないアイデアが湧いたりもするので、
ゆっくり畑仕事のできる季節は嬉しい。
先日から、絵本の文章の一行に的確な表現がみつからず、
寝ても覚めても頭から離れなかったのが、
ちびちび菜をかきわける指の先にふと回答が見えて、
「あ、それだ!」と思わず顔がほころぶ。
急いで摘み取り、菜っ葉と一緒に持ち帰る。
落とさないように。

青梗菜もこんなに小さいと青梗菜らしい料理にはならないが、
大きめの貝割菜として扱えば良い。
もやしと魚肉ソーセージと一緒にさっと炒め、
顆粒コンソメと胡椒を振り、溶き卵を流して炒め合わせる。
きれいな緑で、しゃきしゃきとして、美味しい。

水菜は半分を浅漬けに、半分をサラダ用に。
明日は大根と小かぶの葉も摘みましょう。
コメント
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