まだまだ残暑だけれど、
空の高いところには、ちらりと秋の気配が。
雲釣り師、そわそわし始める。
ばらばらだったり・・
舞い降りる鷹のようだったり・・
大天使の翼のようだったり。
そして、ふと後ろをみると・・
こんなのもいたり。
きれいな空の雲を見ていると、散らかっていた頭の中が、
ほわわんと空になってゆく。
ソラになる、と書いて、カラになる、とも読める。
些細で余計なものが、雲と一緒に流れ去ったあと、
あるべきものがあるべきところにゆっくり落ち着く。
これを「雲見効果」という。
(・・って、いまわたしがそう言うことにしました)
古代の人の感覚では、大気圏内と大気圏外の区別はなく、
あの雲のいるあたりはすでに「宇宙」だったのだろうな。
大きな丸屋根の下には、人の手の届かない空間がある。
「届かない」ということが、じつは重要なのかもしれない。
全世界の情報を手にすることができたって、
雲は、ポケットには入らないからね。
本日の・・ざんねん。
スーパーで買い物をして、裏の駐車場に出てきたら、
真正面の空の低い位置に、ぽつんと彩雲が飛んでいました。
ちっちゃい雲の全体がほんのり虹色に光って、
これまで見た彩雲のうちでは一番キレイだった・・のですが、
あいにくカメラを持ってきていない。
旧式携帯のカメラでは「ほんのり虹色」はまったく再現できず。
うーん、残念だっっ!
(あきらめ悪く、のせときます、いちおう・・笑)