「アパートのまど」(文・竹下文子 絵・杉田豊 フレーベル館)
画像左は初出の月刊誌キンダーおはなしえほん1980年9月号
右は市販本2002年4月初版
この絵本をもとにした児童合唱組曲が上演されます
・・という「お知らせ」です。
合唱組曲「アパートのまど」は、約30年前に、
東京芸大作曲科の佐怒賀悦子さん(現在は上野学園教授)が
作曲してくださったもの。
絵本に出てくるアパートには窓が8つ(=8室)あって、
それぞれ色の違うカーテンがかかり、いろんな人が住んでいます。
絵本の文章をほぼそのまま歌詞にして、各場面が
それぞれ雰囲気の違う曲になっています。
今回上演されるのは、そのうちの5曲とのこと。
2013年9月8日(日)13時半開場 14時開演
会場:上野学園 石橋メモリアルホール
台東区 上野の森ジュニア合唱団第24回演奏会 指揮:川上彌榮子
入場無料ですが、整理券が必要だそうです。
詳しくは→こちら
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(あらー、Amazonさん、中古しかない。おねだん高すぎ~)
おまけ。秘蔵お宝画像。
これはですね、この絵本が絵本になる前・・学生だったのですが、
大学の課題で絵本をつくるというのがありまして、
そのとき作った4冊の「てづくりえほん」のうち、
「まど」というタイトルの作品の1ページ。オレンジ色の窓。
(おやあ、なんかマドリに似た猫だぞ?・・笑)
おなじく「まど」から。紫色の窓。
A5サイズで、ケント紙?にペンと色鉛筆だろうか。
右ページに数行の文章が入っているのですが、
レタリングを、1字ずつ、超絶ていねいにしてあって、感心します。
(いや、字を書くのが大変なので、文章少なめにしたのでした)
いまだったらパソコンでちゃちゃっと作れちゃうのでしょうね。
絵を描く能力には早くから限界を感じていたため、
ちゃんとしたプロの画家さんに描いていただけるようになって
ほんとによかったと思っています。
ちなみに、もう1冊の「あおいほし」という作品も、のちに
「あおいほしをみなかった?」(絵・金井塚道栄 フレーベル館 1982年)
という童話の本になりました。
手作り絵本を持って売り込みに行くなんて、われながら、いい度胸だなあ。
編集者さんが神保町の「エスワイル」でケーキおごってくださった。
いい時代でもありました。