絵になるスミレ。
芸術性と豪華さを追求した名画のようなパンジーです。
・・とラベルに書いてあった。
花びらがフリルっぽく、まあたしかに派手ではあります。
ここ数年、灯台の写真ばかり集めたカレンダーを愛用している。
今年の12月は、ドイツのSylt Islandという島で撮られたもので、
雪原に白と赤の灯台が立ち、空はどんよりと曇っている。
手前に少し足跡。背景に少し枯れ草。
それ以外に何もない。
見ただけで体感温度が1度くらい下がりそうな風景だ。
灯台というのは、人里離れた海辺にあり、無人なのがふつうで、
ほのぼのとした写真はもとから期待していない。
だけど、こんな見るからに寒々しい絵柄というのも珍しい。
同じ雪の中の灯台を撮っても、寒く見える写真と、
そうでない写真があるんじゃないかと思う。
カレンダーの冬の月は冬らしい風景というのが常識だが、
ただでさえ寒いんだから、あたたまるような風景を見たいのではないか。
裏が逆の季節の写真になっていて、好きなほうを選べる・・
というのが、時鳥さん提案の「裏カレンダー」であります。
これ、作ったら、意外と売れるかもしれない。
だけど、真冬に真夏の写真を飾っておくというのは、
季節感を重んじる日本人としては、やはりちょっと居心地悪いというか、
しばらくすると落ち着かなくなり、元に戻しちゃうような気もする。
冬で、あったかそうな被写体って、何かないだろうか。
窓辺のクリスマスツリーとか、シチュー鍋とか、燃えろよペチカとか。
どうしても屋内になってしまう。風景写真にはならない。
露天風呂に浸かるカピバラとか。
かまくらとか。
入ったことがないけれど、かまくらって、本当にあったかいですか?
(ところで、ドイツに「海」って、あったっけ?
と、世界地図を開いて確かめたら、ちゃんとありました。
オランダとデンマークとポーランドにはさまれた部分。
そうか、ここ、ドイツだったのか。
北海ね・・・そりゃあ寒いわけですね)
本日の「いいね!」
南半球のカレンダーってどうなってるのかな?と
ふと興味がわいて検索してたらこれが出てきたんですが。
うーん。
壮大すぎて、季節感を味わうどころではないか。
もひとつおまけ。
エジプトで100年に一度?の雪!
という本日のニュース。
そういえばエジプトのカレンダーの12月は
ふつうどんな写真になってるんだろう。