閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

風・ピアノ

2013-12-16 12:04:56 | 日々

 

風は吹き始めると二昼夜くらい続くことが多い。
夜中もごうごうとジェット機のような音がやまない。
流星群も今年は見に行かなかった。
強風の中ではゆっくり何かするということができず、
寒いだけでなく、たいそう気ぜわしい。

ようやく静かになった朝。
あっちこっちに木の枝が落ちている。
車の通行に差し支えるくらい大きなのもある。
風で落ちるような枝は、とっくに枯れて乾ききったものだ。
生木は、よほどの風でもめったに折れることはない。
植物というのは強いものだと思う。

枯れ枝は焚きつけになるので、嬉々として拾ってくる。
棚からぼたもち、天から焚きもん。
桜やどんぐりの枝を折って燃やすのは気持ちがいい。
杉の枝は火力が強いけれど、ちくちくして手に痛いのと、
葉がそこらじゅうにこぼれるので、わたしはあまり好きでない。

ストーブは良いが、問題がひとつある。
あたりまえだけど、ほっとくと消えてしまうということだ。
細いのや、杉ヒノキの間伐材などは、すぐ燃えつきるので、
忘れずにちょいちょい入れてやる必要がある。
仕事机は2階で、ストーブは階下だ。
ふと気がつくと、室温は下がっており、階下は静まり返っている。
しまった!と駆け下り、ストーブをあけると、
わずかな燠火のかけらが心細くともっているだけ。
ここに太い薪をついでも駄目で、新聞紙を入れて、小枝を入れて、
最初から手順を踏まなければならない。

Mが留守なのをいいことに、階下で仕事をすることにした。
引退した「えくすぴ君」に、久々に出動要請をする。
もうセキュリティソフト等が入っていないので、
ネットやメールはできないが、ふつうの文書作成なら問題ない。
キーボードもかつて使い慣れたものだ。
必要なものだけUSBメモリで持ってきて、カコカコと文字を打つ。
ときどき背後のストーブに薪を足す。
ときどきお茶を飲む。
食事のときは、えくすぴ君を30センチ横にずらして
あいたスペースで食べる。
快適ですね。

3日間、これをやっていたら、一度だけ妙なことがあった。
えくすぴ君を起動して、画面が出た直後に、
いきなりピアノが鳴ったのだ。
けっこう大きめのはっきりした音で、ピアノソロで、
スローなジャズのようなフレーズを3~4小節くらい。
とっさにどこから音が出たのかわからず、テレビや電話を見て、
あ、パソコンだ、とわかったときには鳴りやんでいた。

このパソは2年前に修理に出して、ハードディスク、液晶、
キーボード総とっかえしている。
起動時にそういう音が鳴る設定に、なってたのか?
いやいや、だってこれまで一度もこんなの聴いてないし。
インターネットにはつながってないし。
どこ探してもそれらしい音楽ファイルはみつからないし!

それきり鳴らないのですが、いつかまた突然鳴るんじゃないかと、
電源いれるたびに、ちょっとどきどき。

 

ヒメジョオン、まだ咲いている。

 

アカネの実はネイビーブルー。

 

 

アジサイの最後の最後の花。

 

 

すうすうと空が高い。

 

本日の「いいね!」


ジングルベル・インド風 (動画)

インドのサンタさんは水牛に乗ってるらしいです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする