青空が似合う。
下から見たところ。
飛んでいったあと。
この季節、山のあちこちに、薄紫色の滝が出現する。ヤマフジだ。
他の木に巻きついてぐいぐいのぼり、日あたりの良い高いところで無数の花房を垂らす。
この写真のフジは、家のすぐ西側の川向うで、樹齢50年くらいのヒノキに這い上がっている。ヤマフジだけでなく、テイカカズラ、キヅタ、サネカズラなど、ありとあらゆる蔓植物が一緒にからんでいるので、ヒノキの姿はほとんど見えないくらいだ。毎年毎年、規模が大きくなり、着実にパワーアップしている。
このあたりの山の大部分はスギやヒノキの植林だが、そのあちこちにフジの滝が見えるということは、植えたっきり、枝打ちや間伐などの手入れが行き届かず放置されているということだ。山桜などは重みで折れてしまうが、ヒノキは折れにくいので、フジにしてみれば賢い選択だったといえる。
しかし、このフジなんか、もうほとんどヒノキのてっぺんまでのぼりついてしまった。近くにこれより高い木はない。あとはどうするんだろうと、この花を見るたびに思う。
フジもマメ科ではあるけれど、「ジャックと豆の木」のように、自立して天をめざすということはしないらしい。
ナガミヒナゲシ。むこうはバビアナ。
外来植物として厄介者扱いされているこのヒナゲシ、うちの花壇では適当に抜いたり残したりして、ほどよいアクセントになっている。他のポピーのようにケバケバしていないのが好ましい。バランス的にはもうちょっと増えてくれてもいいくらいだけど、そううまくはいかない。畑のように多肥のところでは、たくましくなりすぎて可愛げがない。
タニウツギ。逆光で。
胡桃(オニグルミ)の葉。
家の裏は傾斜が急で、のぼるのが大変なので、Mが階段(というより「足場」ですね)を作ってくれた。これは定期的な草刈りのために必要な管理通路でもある。
その中腹あたりに、クレ坊のお気に入りの場所があって、よく座っている姿が下から見える。
上って行って、このへんかなと思うところに腰をおろしたら、すぐあとからクレも上ってきて、嬉しそうにごろごろいいながら膝にあがりこんだ。
「へえー、ここなんだ」
「そうだよ」
「いいところだね」
「うん。いいでしょう」
人の目から見ると、特に眺めが良いわけでも何でもない。でも、なぜだかしっくりと落ち着く場所だ。
視界はひらけているが、包まれている安心感もある。必要な情報は手に入るが、けっして騒がしくはない。
さすが地質学者クレ、ポイント選びがうまい。
くつろぐ黒の女王。
トカゲさん、いないかなあ。
朝のうちしばらくはよく晴れていたが、一天にわかにかき曇り、ざーっと降りだした。とても大粒の雨。そのうち雷は鳴るわ、ひょうは降るわで、大荒れの天気となる。
夕方、一時やんだ間に外に出ると、雲だか霧だかが低く低くおりてきて、視界が白っぽくかすんで見えた。巣立ったばかりのヤマガラのひなたちはどうしているかと気になる。
本日の「いいね!」
Cute baby elephant's first steps -and steps on his trunk!
足4本と鼻1本、5本もあるからアタマこんがらがっちゃうの。象の子はたいへんよ。ウィップスネード動物園、UK。