見回すと白い花のなんと多いこと。
ゲンノショウコ。おしべの青がアクセント。
ユキノシタ。
湿った半日陰を好むので、紫陽花とは相性の良いグラウンドカバー。
ミツバの花の星座。
スイカズラ。純白から淡い黄色に変化。
ニシキウツギ(ハコネウツギ?)は白からピンク、紅色に。
山のあちこちに白く見えるのはミズキ。
町でよく見かけるハナミズキの花を、小さめにしたのがヤマボウシで、うんと細かくしたのがミズキ。(というざっくりした閑猫の認識)
枝が傘のように大きくひろがり、葉の上に乗るように花がつく。それが何段かある。
アフタヌーンティーにつきもののケーキスタンドは上の段ほど狭くなるけれど、ミズキは上のほうが広い。
花ではないけど、タンポポの白い綿毛。
たくさん。
***
連休は予定通り、フキ摘みに行き、大きい鍋で二日がかりで煮て、きゃらぶき風のつくだ煮をこしらえた。
これはもう毎年レシピどおりにやればちゃんとできて、失敗しない。
失敗したのは、そのあと。
三日ほどたって、摘み残しておいたフキがまた伸びた。この時期だけの薄緑のみずみずしいフキは、いま食べないともったいない。こんどはおかずにしようと、また片手に一握り摘んできた。
塩をふってこすって洗い、まな板にのせて、まず両端を切り揃える。これはしなくてもいいけれど、したほうがきれいに仕上がって気持ちが良い。
つづいて、4センチほどの長さに端からざくざくと…
あ! 切るんじゃないんだ!
気づいたときにはすでに遅し。
つくだ煮はフキの皮をむかずに煮るので、この手順でよい。だけど、含め煮や炒め煮、炊きこみ御飯に入れたりするときは、まず下ゆでして、皮をむいてから切るのです。それをうっかり、先に切ってしまった。
長いままなら、すうすうと1本ずつむけるところ、5つに切ってしまったら、手間は5倍になるじゃないですか。
またつくだ煮か…とも考えたけれど、こんな少量を二日かけて煮るのは、コスパ? タイパ? どっちにしても割が合わん。
とりあえず、ゆでることはゆでた。ボウルいっぱいの短いフキを見たら、なんだかシンデレラの罰ゲームみたいだ。
シンデレラは泣いていれば助けてもらえたが、こっちはどうせ早く終わっても舞踏会に行くわけじゃないので、ひとりで最後までやりましたとも。指先はふやけるし、爪はまっ黒になるし、やれやれ。
以上、フキとちりめんじゃこの炒め煮、メイキングの舞台裏でした。
今年のカレンダーはモネです。好き。
雲の遊び場。
ボクも「白」だよ。
このへんが、ね。
本日の「いいね!」
世界中から150件も応募があったそうです。
カモメを追っ払いたい人より、ワシになりたい人が多いのかも。