閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

5月の白・その2

2023-05-09 15:19:49 | 日々

見回すと白い花のなんと多いこと。
ゲンノショウコ。おしべの青がアクセント。

 

ユキノシタ。
湿った半日陰を好むので、紫陽花とは相性の良いグラウンドカバー。

 

ミツバの花の星座。

 

スイカズラ。純白から淡い黄色に変化。

 

ニシキウツギ(ハコネウツギ?)は白からピンク、紅色に。

 

山のあちこちに白く見えるのはミズキ。
町でよく見かけるハナミズキの花を、小さめにしたのがヤマボウシで、うんと細かくしたのがミズキ。(というざっくりした閑猫の認識)
枝が傘のように大きくひろがり、葉の上に乗るように花がつく。それが何段かある。
アフタヌーンティーにつきもののケーキスタンドは上の段ほど狭くなるけれど、ミズキは上のほうが広い。

 

花ではないけど、タンポポの白い綿毛。

 

たくさん。

***

連休は予定通り、フキ摘みに行き、大きい鍋で二日がかりで煮て、きゃらぶき風のつくだ煮をこしらえた。
これはもう毎年レシピどおりにやればちゃんとできて、失敗しない。
失敗したのは、そのあと。

三日ほどたって、摘み残しておいたフキがまた伸びた。この時期だけの薄緑のみずみずしいフキは、いま食べないともったいない。こんどはおかずにしようと、また片手に一握り摘んできた。
塩をふってこすって洗い、まな板にのせて、まず両端を切り揃える。これはしなくてもいいけれど、したほうがきれいに仕上がって気持ちが良い。
つづいて、4センチほどの長さに端からざくざくと…

あ! 切るんじゃないんだ!

気づいたときにはすでに遅し。
つくだ煮はフキの皮をむかずに煮るので、この手順でよい。だけど、含め煮や炒め煮、炊きこみ御飯に入れたりするときは、まず下ゆでして、皮をむいてから切るのです。それをうっかり、先に切ってしまった。
長いままなら、すうすうと1本ずつむけるところ、5つに切ってしまったら、手間は5倍になるじゃないですか。

またつくだ煮か…とも考えたけれど、こんな少量を二日かけて煮るのは、コスパ? タイパ? どっちにしても割が合わん。
とりあえず、ゆでることはゆでた。ボウルいっぱいの短いフキを見たら、なんだかシンデレラの罰ゲームみたいだ。
シンデレラは泣いていれば助けてもらえたが、こっちはどうせ早く終わっても舞踏会に行くわけじゃないので、ひとりで最後までやりましたとも。指先はふやけるし、爪はまっ黒になるし、やれやれ。
以上、フキとちりめんじゃこの炒め煮、メイキングの舞台裏でした。

 

今年のカレンダーはモネです。好き。

 

雲の遊び場。

 

ボクも「白」だよ。

 

このへんが、ね。

 

本日の「いいね!」

「カモメ追っ払い係」募集中

世界中から150件も応募があったそうです。
カモメを追っ払いたい人より、ワシになりたい人が多いのかも。

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5月の白

2023-05-07 10:21:29 | 日々

マルバウツギ。

 

アップで。

 

コゴメウツギ。

 

アップで。

(あ、「うつぎシスターズ」のニシキウツギは撮り忘れた)


クローバーの野原。
たてよこ1メートルくらいですけどね。

 

白といえばハゴロモジャスミン。

 

ハルジオン。白とピンク。
色が変わるエリゲロンと違い、ハルジオンのピンクは咲いたときからピンク。

 

ノイバラも花盛り。
庭の西の端には、ノイバラとモミジイチゴがごちゃまぜに生えている。この2大とげ植物に、アケビやスイカズラやクマヤナギなどのつる植物が、隙あらばよじのぼろうとしているし、ちょっと目を離せば、根元からススキや笹もにょきにょき出てくる。
モミジイチゴを摘みに行くと、ノイバラに阻まれ、手がひっかき傷だらけになる。手袋をすると、熟したつぶれやすい実をうまく摘み取ることができないし、たちまちとげにひっかかって動けなくなってしまう。
ノイバラは観賞用というより蜜源植物としてここにいるので(べつにミツバチを飼っているわけではありません)、今年こそばっさり切ってやろうと毎年思いつつ、とげとげの古枝は切りにくいし、あとの始末も厄介で、結局そのまま伸び放題になっている。
お庭でバラを育てている方は、剪定した枝の処理をどうなさっているのかしら。

 

ノイバラの低い枝にアシナガバチの巣をみつけた。
すでに室数は30。産みつけた卵もいくつか見える。
この時期は、まだ女王蜂のワンオペなので、手を出しても刺されることはない。この最初の巣で育った働き蜂が羽化すると、とたんに危険度が上がる。
わたしはアシナガバチは好きなので、できればそっとしておいてあげたいが、ここはあいにく人のエリア内、何かのはずみで刺激してしまうおそれがあるため、撤去させていただくことに。

 

ガクウツギとコガクウツギの違いがよくわからない。

 

ホオノキは大きすぎて縦にも横にもおさまらない。
白い花がたくさん咲いているが、それも遠くてよく見えない。

 

木の下へ行くとよけい見えない。

 

 

クレちゃんはどーこだ?

 

ココダヨ。

クレが寝ていた場所をあとで見たら、草を折り敷いて、きれいな丸い巣のようなものができていた。
こういうのはコマにはないことで、クレのほうが屋外で(それも一か所で)長い時間寝る、ということ。

 

本日の「なるほど」

ハチの巣はなぜ六角形なのか?

自然界に存在するデザインには、それぞれ合理性がある、ということです。
(この記事がなぜ「保険計理」ってカテゴリーに入ってるのか、謎ですけど・笑)

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5月のカラフル

2023-05-05 23:04:06 | 日々

とりとめのない花壇。
ピンクのオキザリスは勝手に増えている。

 

日本在来(たぶんトウカイ)タンポポ。
これまで長らく2か所にだけ群落があったが、まったく違う場所に、この春はじめて出現した。
距離だけでなく高低差もあるけれど、種子が飛んできた、ということだろう。
ここでも増えていくかどうか、観察中。
在来種と西洋種、いちいち花を裏返して確認しなくても、だいたい見当がつくようになった。
咲く時期、背の高さ、花びらの数、なんとなくのたたずまい。西洋種はお顔が濃い印象。


コンボルブルス・サバティウス ”ブルーコンパクタ”(…だっけ?)
春から気温高めで、亜熱帯生まれはご機嫌です。

 

ニワゼキショウと、アメリカフウロ。
ニワゼキショウは、白花タイプをいつのまにか見かけなくなった。

 

梅の実みぃつけた。

 

アカバナユウゲショウ。
「夕化粧」だけど、朝からちゃんと咲いてる。

 

カラタネオガタマ(紅花)。
10メートルくらい風下にいると、たまにふわぁと良い香りがする。バナナみたいな甘い香り。本物のバナナではなくて、バナナフレーバーみたいな。
しかし、木のそばへ行って咲いている花に顔を近づけても、よくわからない。開き加減や、時間帯にもよるのかもしれない。

開ききった花にさわると、ぱらぱらと花弁が落ちる。これもほんのり甘く香る。
でも、持ち帰ってしばらくすると香りの質が変化するのか、ちょっとセメダインを連想するような匂いになることも。(ならないことも)
このように香りが不安定なため、「カラタネオガタマはいいにおい」ということ自体、なかなか人と共有しにくい。

 

西の川。以前はこちら側にいいフキがたくさんあったのだが、いまは笹がぎっしり茂りすぎて、フキもモミジガサもほとんどない。
笹やぶをのぞくと、けもの道みたいな通路がいくつも見え、なんとなくアナグマが住んでいそうな雰囲気。ウグイスの巣などもありそうな感じ。

 

本日の収穫その1。スナップえんどう。
今年は気候のせいか、買った種子のせいか、お味がいまいち。さやが薄めで、中のお豆はころころと丸い。グリンピースとスナップの雑種?

 

収穫その2。
黄色いもみじいちごと、赤い草いちご。今シーズンの初物。
いちごが色づき始めると、忙しい5月。

 

この木はソメイヨシノのはずだが、どの枝にも青い実がたくさんついている。

 

コマちゃんはどーこだ。

 

いたいた。

遠くにいる猫を見るのが好き。
誰もいないところで、ひとりで好き勝手にしている猫を見るのが好き。
なにしてるのかな。トカゲ待ってるのかな。メジロのさえずり聴いてるのかな。見張り? 考えごと? ひなたぼっこ?
なんのためでもなく、ただなんとなく気持ちよくて、そこにいたいからいるだけ、だよねえ。
こっちから見ていると、猫はすぐ見られていることに気づく。うんと離れていても、呼んだり手を振ったりしなくても、必ず気づく。
望遠レンズごしに、ばっちり目が合うと、いつも笑ってしまう。
もしかしたら、猫のほうも、むこうから遠くにいる人を見るのが好きなんじゃない?

 

「かえりまぁす」

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連休

2023-05-03 17:17:48 | 日々


大型連休…といっても、わが家は特に何もありません。
雨になる前にフキを摘んできて煮る、というのが唯一の計画といえば計画。これは実家の母も楽しみにしているので、37年間ほぼ欠かしたことがない季節行事です。
オオルリやガビチョウがいい声で鳴いているけれど、連休中は県道の交通量が倍くらいになるので、朝から車の音が途切れることがない。大型バイクの集団がいくつも通る。どこでも駐車場が混むから、買い物にもあまり出たくない。
変わりばえのしない猫写真でも上げておきましょう。


もう暑いねえ。

 

ひかげ~。(そこでいいのか?)

 

雨の日の居場所。

 

ゴハン待ち。

 

…からの、待ちくたびれ。

 

お? ちょっとだけ近い。

 

まあまあ近い。

 

あと12センチ。このあたりが限度。

 

クレ坊はカメラが好きでないので、こういう写真はなかなか撮らせてくれない。

 

あー、ひざ掛け毛布、もう片づけなきゃ(笑)

 

本日の「いいね!」

Viaggio in pallone - La valigia delle favole - KAMISHIBAI

イタリアの紙芝居「気球の旅」。
言葉わからなくても気にしない。わたしも全然わかりません。
内容はまあともかくとして、このいかにも芝居がかった大仰な雰囲気、そして、人間の声っていいものだな、と。

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落ちた

2023-05-02 11:08:59 | 日々

昨年からずっと落ちそうで落ちなかったコナラの枯れ枝ですが、周囲の葉が茂るとほとんど見えなくなってしまいました。
しかし、葉が茂ったために、風の日の揺れ方は冬よりも大きくなり…

つ・い・に・落ちた!

雨風のひどかった翌日、もしや?と見てみたら、庭の南のはずれに長々と横たわっていました。
いつ落ちたのか、ぜんぜん気づかなかったけれど、枯れ葉の堆積した土の上だから、大きな音はしなかったのでしょう。


枝を3本切って運び出したあと、全体像を再現してみたところ。
大きさの比較にと傘を置いたけど…うーん、あまりよくわからないかな。
(傘は長さ80センチです)

 

幹に近い部分はまだずっしり重く、これくらいの太さでも簡単には持ち上がらない。
頭にあたったら致命傷だよね。
電話線を切ったり、大事なアジサイを折ったりしなくてよかった。


次は、あれかー(笑)

 

ムラサキカタバミ。

 

ペラペラヨメナ(エリゲロン)。半分ピンクになった頃がきれい。

 

木陰で咲くガクウツギと、

 

日なたが大好きなタニウツギ。

 

越冬カリブラコア(ミリオンベルだっけ?)3年目。
黄色、ピンクの順に脱落して、紫が残っている。

 

本日のにゃんズ。

クレ坊の定位置、最近はたいていここです。

 

ちょいとべろ出てるよ~。

 

コマちゃんや、そこは小鳥さんの水飲み場ですが?

 

「いいの」

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町田尚子さん原画展

2023-05-01 14:08:43 | お知らせ(いろいろ)

 

「隙あらば猫」町田尚子絵本原画展 2023

★弘前市立博物館
2023年5月20日(土)~7月2日(日)
https://www.city.hirosaki.aomori.jp/hakubutsukan/
 
★長崎歴史文化博物館
2023年7月15日(土)~8月27日(日)
http://www.nmhc.jp/index.html

開館時間・休館日・観覧料などは各サイトでご確認ください。  

町田さんの絵本の原画(もちろん『なまえのないねこ』も!)、ラフや制作資料も含め約200点が出展されます。お近くの方は、この機会にぜひ。

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