淡く揺れ動いた昔日の幻影を
蹴散らすように
僕は笑った
音も立てずにやりと笑った
頬に触れずに微かに笑った
軟らかく風は、吹いた
何ごともないように優しく、吹いた
何処までも進んでいくように、たくましく吹いた
リアルの核心を貫くように
僕の呼気は今鋭く伸びて
星空の天幕を突き破った
その先には月があって
君と会って
笑い合って
憎み合って
攫い合って
触り合 . . . 本文を読む
メロディーが
全て溶け去ってしまうようで
真夏の汗が
月の表面みたいな君の顔を
伝って流れるなら
僕は駈け出すだろう
無明の青へと
イメージが壊れる寸前で
真空を通過してきたような
救命ボートがやってきた . . . 本文を読む
荒む景色を
輪舞曲(ロンド)に擬え
世界征服目前の夜に
遊び給え
そなたは大王
火の国で生まれ
息をする僕らは
いつまでだって
小さな青い炎
lookして
Checkして
曖昧なRockに
すべてのHOTを
投げつけろ! . . . 本文を読む