水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

眠りの前の儀式

2016年11月26日 01時36分43秒 | 詩編
一枚の薄い紙のような覚悟で 僕らうつらうつら彷徨う者なの? いい加減、明日の荷物なんて 降ろしたい そんな日曜日 青く覚めた 君が笑う から なんて気味が 悪いんだろう って 思った 絶望が 希望の服を着て 街を歩いているから 不穏な夜汽車の汽笛も 今は眠りを阻害することもないんだ 何て、助かる話だろう! 僕は、それを手放しに夢中で感謝する。 . . . 本文を読む

迷える秋の終盤

2016年11月26日 01時10分48秒 | 詩編
ラッキーな感違いを 胸に、鼓動に 染み渡らせて 無味乾燥な諺 傍らに投げ捨てて お茶目な君の目に 淡い風景を宿して 僕の眼に 今日も まん丸い月が顔を出す それは秋の宵の口 それは貴女の酔える口 大きな誤算を寿いで…… . . . 本文を読む

始まりのイメージ

2016年11月26日 01時07分40秒 | 詩編
 深い深い悲しみから  滾滾と湧き出でる泉  胸締め付けるような切なさから  絞り出されるかけがえのない微笑  世界を泣いた夜だって  跪いて願った星の尻尾に  とめどなく飛来する試練に  僕らは何度挫けそうになったか知れん  冷えた街の人々の忙しない往来に  何度も唱えた僕らの人生きっとAllright!   . . . 本文を読む