言葉にロックをしてしまい
錠が開かなくなった夜
言葉の旨みもつゆ知らず
駆けだす脳内暴走列車
それは銀河も跨がず
ただ無明の波に揺れる
化けの皮をはいだら
そこには虚しさがあった
ああ あそこに想いがある
開くことのなかった想いがある
言葉として選ばれなかった感情がある
高尚なフランス文学でさえ届かなかった想いがある
高尚だと . . . 本文を読む
隠された欲望を二重に塗りつぶし誤魔化すことのないように目蓋に問う世界は隠されたパズルか?蛇口をひねればでるように欲望もまたここぞというときに出ればいいもの垂れ流しをしなければそれでいいもの言葉をもとに見るものを見る私の身体に問う 私の背筋はこう伸びたがっているのか?見るものを見聞くことを聞きただ淡々と事を為しているようでいてそれが充々と事を為すことであるように世界を見る . . . 本文を読む