チエちゃん家では、夏と冬で夕飯の時間がだいぶ違っていました。
それはチエちゃん家が兼業ながらも、農家であったからです。
夏場は、陽が暮れるまで農作業をするために夕飯は7時半~8時半という時間でした。
逆に、冬場は早く暗くなるので6時、早い時には5時半にはもう夕食を食べていました。
そんな冬の一家団欒、食事時に見ていたテレビは「
ひょっこりひょうたん島」です。
波をジャブジャブジャブジャブかきわけて
(ジャブ ジャブ ジャブ)
雲をスイスイスイスイおいぬいて
(スイ スイ スイ)
ひょうたん島は どこへ行く
僕らをのせて どこへ行く
丸い地球の 水平線に
何かがきっと 待っている
苦しいことも あるだろさ
悲しいことも あるだろさ
だけど 僕らは くじけない
泣くのはいやだ 笑っちゃおう
すすめ ひょっこりひょうたん島
ひょっこりひょうたん島
ひょっこりひょうたん島
NHKの夕方5時45分から放映されていた子ども達に大人気の連続人形劇です。
笑いあり、涙ありのドタバタコメディですが、昭和のテレビ番組を語る上で、なくてはならないものでしょう。
現在でも、CMに登場しているので見たことがある人は多いと思います。
チエちゃんも小学生の頃、欠かさず見ていたものです。
めがねの天才少年 博士を中心とした子ども達、金髪のサンデー先生、片目の海賊トラひげ、シルクハットのドン・ガバチョはいつも「みなさあ~ん」と叫んでいましたね。
チエちゃんのお気に入りは、ダンディさん。ギャングの彼は、黒いスーツに、黒いネクタイ、黒い帽子に、黒いサングラス、クールでカッコよかった。いつも口笛を吹いていたような・・・
あの頃は、大人も子どもも、一家揃って同じテレビを見ていました。
「ウルトラマン」も、「巨人の星」も、「ジャイアント馬場」も、「水戸黄門」も。