チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
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100話達成記念!特別企画

2007年08月15日 | チエの玉手箱
特別対談  チエちゃん  チエ

第100話 お盆」も見てね! 

> チエちゃん 
「チエちゃんの昭和めもりーず」100話達成、おめでとう!

> チエ 

ありがとう。それにしても、早いよねえ。
このブログを始めた頃は、他のブログを覗いてみては、みんなずーっと続けていて、
スゴイナー 私にもできるんだろうか?と思ってました。
チエも、よくぞ100話も書けたもんだ。エライ、エライ。

チエちゃんは、100話の中で、どれがお気に入り?

> チエちゃん 

そうだなあ、やっぱり記念すべき第1話「テレビが来た!」かな?
それから、第76話「お母さんのサンドイッチ」、第85話「打算」
あと、初期の頃の第13話「となりの席のみつおくん」。

> チエ 

わかる、わかる。
チエは、初期の頃のお話がいいなあ。一生懸命書いたもん。

読者の皆さんは、気付いてるかもしれないけど、
「チエちゃんの昭和めもりーず」は、私の母に捧げる物語なんだよねえ。
ほら、よく本で「○○へ捧ぐ」ってあるでしょ。アレです。
私を産んでくれて、ありがとうって、ことかな?
その意味では、第95話「どうして?」は、一番書きたかったことです。
始めた頃から、温めていたお話です。

> チエちゃん 

へえ~、そうなんだ!お母さんへの感謝の物語?

それじゃあサ、書く時、勇気がいったお話ってある?

> チエ 

あります、あります。
おじいちゃんの話。あれは、恥っていうか、やっぱ、すごい物語だからねえ。
その割りに、スラスラ書けました。
それから、第86話「恋話」、だって、今まで誰にも話したことなかったもん。
顔の見えないブログだから、書けるのかもしれませんね。
おそろしきは、ネットかな? 

> チエちゃん 

気に入らない、うまく書けなかったって、物語は?

> チエ 

それは、ありすぎて・・・  
いつも、こんなんでいいのかな?
よく、恥ずかしくもなく、発表できるなって。
チエちゃんは、チエに今後どんなこと書いてほしい?

> チエちゃん 

思いつく限り書いてほしいけど、そろそろヤバイんじゃない?

> チエ 

あ! わかってた? そろそろヤバイ感じ。
だから、これからは、中学生・高校生、もしかしたら大人のチエちゃんも登場するかもしれない!

> チエちゃん 

いいんじゃない!
読者のみなさんは、いかがでしょう?

> チエ 

なんだかんだ言って、「チエちゃんの昭和めもりーず」は、
ここに私というひとりの人間がいますよ~
って、言いたいらしいです。
それから、たくさんの方とお友達になれたことを本当に感謝しています。

> チエちゃん、チエ

では、この辺で、今日の特別対談は終わりです。
「チエちゃんの昭和めもりーず」は、ここに来てくださる皆様のコメントに励まされて、書き続けています。

これからも、よろしくお願いいたします。




第100話 お 盆

2007年08月15日 | チエちゃん
 月遅れのお盆を迎えています。

 チエちゃん家でも、13日には先祖の霊を迎える迎え火を、おじいちゃんが庭先で焚いたものでした。

 12日か13日に、おじいちゃんとお父さんは先祖の霊を迎えるための盆棚を作ります。チエちゃん家では、仏壇のある真中の座敷に作っていました。

盆棚の周りには、縄を張って、ヒバ(?)の葉とほおずきを交互に挟んで、飾ります。棚の中央奥には仏壇からお位牌を移して、安置します。
それから、家で採れた桃や蓮の花の落雁、水などをお供えします。

 また、お盆には特別のお供えもします。
なすときゅうりを賽の目に刻んだものを本当は蓮の葉ですが、代用のふきの葉に載せてお供えします。
合わせて、きゅうり、なすに割り箸などを刺して、足をつけ、馬と牛を作り、これもお供えします。
これは、先祖の霊がこの世に帰る時は「きゅうりの馬」に乗って、一刻も早く来れるように、また、あの世に戻っていくときは「なすの牛」でゆっくり戻れるようにという意味があるのだそうです。

ろうそくやお線香、線香立ても準備し、花瓶に花を挿します。

最後に、盆棚の前に、盆提灯を下げます。


 こうして、迎えた先祖の霊、亡くなった人の魂は三日三晩、その家に留まるのだそうです。

 あの頃、チエちゃんの家のお位牌は、幼くして亡くなったお父さんの兄妹でした。
この人たちにチエちゃんは実際に会ったことはなく、いまひとつピンと来るものがなかったのですが、おじいちゃんとおばあちゃんが亡くなってからは、お盆が、故人を懐かしみ、生きている私たちの魂を癒してくれる大切な行事となっています。

16日の夕刻には、賽の目に切ったなすときゅうりを葉っぱで包み、お米、そうめんなども包んで、お供えしていたなすの牛に括り付けます。あの世へのお土産です。
それをサラシ川に納めに行くのです。
その後、庭先で送り火を焚いて、お盆の行事は終わりを告げるのでした。


追記:次のページに100話達成記念企画があります。ご覧くださいませ。