本日はチエのお気に入り本の紹介です。
息子たちが小さい頃、「たくさんのふしぎ」という月刊誌を購読していました。子供達に読ませようと思いながら、一番楽しみにしていたのは私でした。その中に、動物学者 本川達雄さんの「絵とき ゾウの時間とネズミの時間」がありました。
ぼくたちの心臓は、1分間に60~70回うつ。
1秒にほぼ1回、ドキンとうつかんじょうだ。
ところが、ハツカネズミは1分間に600回近くうつ。
0.1秒に1回。なんと10倍もはやく、ドキドキドキドキとうっている。
ゾウは1分間に30回。ドキンとうつのに2秒もかかる。
大きいものほど、ゆっくりと心臓はうっているんだ。
(本文より抜粋)
そして、動物はみな、心臓が15億回打つと、寿命なのだそうです。
ネズミの寿命は 2年。
ゾウの寿命は 70年。
それぞれの動物の心臓が1回打つ時間を基準にすれば、ゾウもネズミも全く同じ時間を生きているというのです。
どうやら、神様は動物に平等な時間を与えてくださったようです。
そこで、私は、人間について考えてみました。
人間の15億回は、45年前後。
昭和20年頃まで人生50年と言われていた時代に、私たちは正しく生きていたようです。
現在の日本人の平均寿命は、男性79歳、女性85歳。
なんだか、神様に背いているような気がします。
私も、もうすぐ、50歳。
これから先は、おまけの人生。大切に生きてゆきたいと思う。
大人向けに「ゾウの時間 ネズミの時間」(中公新書)が出ていますので、興味のある方はどうぞ!