チエちゃんの昭和めもりーず

 昭和40年代 少女だったあの頃の物語
+昭和50年代~現在のお話も・・・

おらいのばあちゃんは・・・

2019年02月06日 | お母さん
もうだいぶ前のごどだげんちょも、ばあちゃんのご詠歌仲間のばあちゃんとバスでいっしょになったごどがあったのな。             
ほうしたら、そのばあちゃん、
「あんだ(あなた)、あのばあちゃん(祖母のこと)の嫁さまなんだって?
 よお~ぐ、務めでっごど~」
って、言うんだよ。
このばあちゃん、なんでこんなごど言うんだべ? と思ったわい。
「おらいのばあちゃんは、そんな(嫁いびりをするような)人でないよ~
 いろんなごど教えでもらったし、嫁として大事にしてもらったよぉ」
みち子ちゃんに聞いだらな、
(みち子ちゃんというのは、近所に住む祖母のご詠歌仲間で、母の茶飲み友達)
ご詠歌やってる人は、年取った女の人だぢだべ。
ほんだがら、何か決め事すっとぎ、ワイワイガヤガヤ、自分の言うごどだけ言って、ちっとも決まんねんだって。
そんどぎ、おらいのばあちゃんがピシッと一括するんだと。
ばあちゃんは、間違ったごど言ってないがら、だあれも何にも言わんにんぐなっちまうんだと。
ほんだがら、みんなに一目置がれでだっていうのがな。
コワいばあちゃんだって、思わっちいだんだべなぁ。

おらいのばあちゃんは、頭のいい人だったよ。
弟や妹の子守りでろくに小学校にも行がんにがったげんちょも、自分で勉強してなあ。
字も書げるようになったし、ホラ、よお~ぐ寝床で小説読んでだべ。


そうだった。確かにおばあちゃんはどこか凛とした感じがある人だった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿