根が育ち株もしっかりして来るのは2月鉢植えにして10月くらいから庭に植え付け出来ます。2年目以降なら真夏以外植え付け出来ます。
まず冬剪定のサイズに短く切ります。箸より細い枝は新潟の様に寒い地域は主枝まで枯れこまないため一芽確認し残して切ります。
小さな森ではバラの土と赤玉土以外使用していないのでそのまま植穴を掘り植え付け出来ます。他店でご購入の場合は土をいったん外し根の間の用土確認をお勧めします。バラの庭に植え付け基本Ⅰを参考にして下さい。
鉢より大きめで深めの穴を掘ります。
鉢が30センチなので40センチ
掘り上げた土に堆肥を3割程度混ぜ込みます。
慣れない時は鉢を入れて見ると良いです。
固めの上質の赤玉土は数年経っても崩れないです。
植え付け完了時に目安の竹より低くなるよう、土を入れ軽く押さえながら隙間が出来ない様に平らに均します。
元肥の半量を入れる。小さな森ではマグアンプk大粒全量で50グラム程度と初期生育の為有機質の入ったマグアンプⅢBB20グラム程度を混ぜて使って居ます。
土中に根切り虫が居たら捕殺。
植穴の準備が終わり苗を抜きます。
ゆっくり鉢を傾け鉢の周りを手で押しながら抜きやすくします。此処は丁寧に折角育っているのに根が切れないようにします。少し鉢を回し更に鉢と土の間に隙間が出来るようにします。鉢底から根が出ているようなら此処で切り取ります。
土の上に置いたり水やりが悪かったり鉢の中が均一に濡れる水やりをしていないと根が鉢の外に出ていたりします。バラの枯れない工夫凄いです。
鉢を回しながら上から押し鉢と土の間に隙間を作ります。
株の向きを確認したうえで、そっと傾けながら植穴に落とすように抜きます。つい株を持ち引き抜きたくなりますが片手で押さえながら受け取るように株の重さを利用して抜きます。
もう一度根の深さを測り植穴の高さ調整をすると失敗しません。慣れるまでは丁寧に。
緑色の茎を新しく中心枝に育てるために向きを調整します。この場合真っ直ぐ立つように植えつけました。
周りに突き棒で隙間が出来ない様に土を入れます。
土を半分程入れた所で残りの元肥を入れます。
土を8割程度入れた所で真下に隙間が出来無いように軽く足先で踏みます。
脇も軽く踏みます。横に有る篠竹は植え付け完成の目安です。
水鉢を作るように周りが株元より5センチ程低くなるように整地します。水はけが悪い場所は植穴の土を多めに戻し、逆に5センチ程盛り土の上に植え付けたようにします。
細根が出やすく風で揺れ切れない様に支柱を立て麻紐で縛ります。
ただ乱暴に扱う癖をつけないために慎重に作業します。慣れてくると真夏以外いつでも植え付けできるようになれるかも知れません。
水やりして終了です。
バラは日当たりが良いのを好みますが鉢植えである程度育ち根がしっかりして来ると、季節により日陰になる場所でも花が咲き楽しめます。日陰に向くバラがある訳では無く、耐えて咲くだけと考えています。
環境に合わせ工夫して楽しんでいる方も大勢です。
畑も春は良く日が当たるのに真夏は日陰何て場所でも育っています。夏は水やりせずに畑の1年目のバラたち枯れもせずシュートも沢山出ました。枯れたのはモグラが株の真下を何度も行き来した様子です。
最初の裸苗の植え付けが適切であるかが、バラの苗の寿命を決めているのかも知れません。今回植え付けたダークレディは太根が一本で大きく鉢に合わせて切り取った物で元気が出ないまま5年目です。更に日陰に置きっぱなしでした。遂に日当たり良く地植えに出来ました。頑張れーー。
野菜畑の一段高い北側から植えつけ始めています。2月下旬までに野菜の収穫が終わり野菜畑としては終了、狭いですが古い品種を植え付けていきます。新しい品種は真ん中の通路寄りを予定してます。頭の中のデザインに合わせ先ずはイングリッシュローズを植え付けます。その後草花や野菜を植え付けキッチンガーデンとバラが馴染むように植えていく予定です。
バラの植え付けは土に入っていれば良いだけで無く、寒い時期ですが丁寧に行います。基本を知った上で、古い知識に縛られず現代風の園芸資材を使い自分なりにに工夫して楽しむのが園芸の醍醐味では無いでしょうか。
本日も最後までお付き合いいただき感謝申し上げます。