輸入苗の1月入荷分が届きました。
荷解きしながら検品します。手書きのタグも付けます。
2本から3本茎が多いのに珍しく茎が1本の苗が有りました。
こんな風に根洗いで輸入されます。病気や虫が発見されれば同じ箱に入っている物は全量廃棄です。輸入品は厳しいです。
根の上の緑色部分の芽、これがシュートになる芽です。当然此処まで土の中に埋めます。
解っているどうかでバラの元気さが違う!!
古い本は大抵接ぎ口を出して植え付けと記載して有るので勘違いされやすい。根元を出して植え付けは間違いです。だからバラブロガーさんの写真は劣化枝からのベイサルシュートしか映ってません。
国産苗の他の品種群も根元をバーク堆肥でマルチングすることで根元から本物のシュートが出やすい。5年咲かせた茎は根元から切り落とすことも可能になります。
数本枝が有ると分かりにくいのですが、台木の根に品種の芽を接いでいるのが良く分かります。
中学生の頃初めてお年玉でバラ関係の本を買い根元から新しい茎が育つ記述を読みながら疑問に思い続けた「どこからーー。」
がやっと納得、説明できます。やはり実際に沢山植え実践し、本からの知識の裏付けや自分なりの解釈が出来なくては上手く育ちません。本からの知識の借り物では講習会は出来ません。
日本で栽培されているのと違うので、台木の根の切り口に質問も時々あります。
園芸の知識も国によって常識が違います。
観察して地域の気候に合うより良い栽培法を見つけ品種本来の花を楽しんで下さい。
本日も最後までお付き合い頂き有難うございます。