遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

紫サツマイモの芽出しをしました

2024年04月07日 | ものぐさ有機農業

昨年、紫サツマイモの苗がなかなか入手できなくて、右往左往しました。通販でやっと手に入れたものの、値段が激高。同じ轍を踏むまいと、今年は自前で苗を育てることにしました。

実は以前にも、サツマイモの苗にトライしたことがありました。サツマイモはスーパーで買ってきて、土の中、水の中にいれ、暖かい部屋の中で、それぞれ芽がでるのを待ちました。結果は全滅(^^;  土中のはウンともスンとも変化がありません。水耕栽培の方は、腐ってしまいました。売ってるイモには、芽止めがしてある?

そんなわけで今年は、満を持しての挑戦であったのです(^.^)

ずーーーーーーーーーっと以前(30年程前(^^;)に購入した後、一度も使ったことがなかった育苗器を引っ張り出しできました。

冷蔵庫の上で冬越しした紫サツマイモ6本を腐葉土に入れて、30度に保ちました。

待つこと1か月 ・・・・

おお!芽がでているではありませんか(^.^)

なかなかいい感じです。

本格的に苗を育てるため、芽が出たサツマイモを、ポットに移しました。

あとは伸びるのを待つばかり。

何本とれるのかな。とれ過ぎたらどうしようなどと・・・・・

とらぬ苗の皮算用(^^;

実は、まだ芽が出ていないイモが3個もあります。なんと、打率は5割しかありません。

しつこく温め続けてみるつもりです。

が、見通しは暗い(^.^)

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今年は、防獣杭を使って、エンドウの棚、1.85mを作りました

2024年03月30日 | ものぐさ有機農業

彼岸過ぎまで寒さがぶり返していた不純な天候も、やっと終わったようです。

気がつけば、冬越しをしたエンドウのツルが伸び放題になっていました。

早急に、棚をこしらえねばなりません。

これまでは、2.1mの棚を頑張って作っていました。

ところが、今年は大問題が・・・・

以前に、広重ゆかりの竹藪を伐採したことはブログに書きました。

実は、2.1mの大棚は、この竹を使って組み立てていたのです。

竹は年々劣化していきます。ところが、竹藪がない!新しい竹は、もはや手に入りません。

どーする!?

市販品を使うか・・・・これまでも、キュウリやトマトには、2.1mの農業用資材(緑のポール)を使って棚を作ってきました。しかし、この資材は弱い!豆類やゴーヤなど繁茂する野菜には、強度不足なのです。

ならば、もっと太い農業用資材を使えばいいのでは?

今まで使ってきたポールの径は20㎜です。ところが、これより太い品は、急にベラボウな値段になってしまうのです。

そこで今回、探し当てたのがこれ。

防獣杭として売られていました。長さ 210㎝、太さ 25mm、とても頑丈です。10本、買いました。キュウリネット込みで、5000円弱。まあ、これ位の出費に抑えることができればヨシとしましょう。出来上がる棚の高さは2.1mよりかなり低くなりますが、やむをえません。

夫婦共同作業により、何とかネットも張り終えました(^.^)

ポールを木槌で打つとき、少し離れて見ていてもらわないと、真っ直ぐに打てないから、どうしても助手が要るのです。

合掌棚にすれば、強度も出るし、一人で組み立てが可能ですが、防獣杭が倍必要となります。これでは、財布がもちません(^^;

出来上がった棚の高さは、1.85mです。

両端は、防獣杭ではなく、通常の農業資材(径 20mm)です。その理由は後ほど。

この写真でわかるように、右の農業用資材は、左の防獣杭に較べて細いだけでなく、木槌で打たれてきたことにより、上端がひどく損傷しています。ここから入った雨水が、腐食をすすめ、数年後にはポキリと折れてしまいます。

防獣杭なら大丈夫かというと・・・

10本の内、数本は、木槌で打たれたことにより、鉄パイプが剥き出しになっています。

そこで、

ありあわせのボンドをたっぷり塗り、

蓋をしてやりました(^.^)

残る作業は、ポールの固定です。

頑丈な農業用紐をポールの上端に結び、

下端をアンカーで固定します。

ギュっと張れば、多少の暴風雨にはOK。

二本、ピンと張れました。

ところで、この固定紐は、端から2本目のポールを固定しています。その理由は、固定してできた三角形の角度をできるだけ大きくして、強度、安定度を増すためです。

端のポールは、いわばダミー。従来の農業資材(径20mm)です。

予算の都合上、やむをえませんね(^^;

 

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野生の眼覚め!正月菜

2024年02月14日 | ものぐさ有機農業

冬野菜も終盤の畑です。

ほとんど終わりの畝。

正月菜です。

小松菜の系統で、柔らかく、味にクセがない。

中部地方では、正月の雑煮になくてはならない青菜です。

餅がかくれるほど、ドバっと入れます。

10月の始めに種を蒔いて、順調に育ちました(極めて育てやすいので当たり前(^^;)。

もう収穫時期は終わっています。

冬場の青物ということで、例年、正月後にも採れるようにと、10月末にも播種します。ところが、昨年末はうっかりしていて1か月後の11月末にあわてて播きました。もう、播種の適期を過ぎていました。

その結果がこれです。

2か月半たったにもかかわらず、この状態。

これでは食べられません。

おまけに、葉が黄色くなって、今にも枯れそう。冬野菜とはいえ、寒の内に成長するのは無理なようです。

11月末の播種のとき、3年前に自家採取した正月菜の古い種がいっぱい残っていることに気づき、処分も兼ねて、その辺りに適当にバラマキました(^^;

その結果が下の写真です。

タマネギの畝とヌートリア避けの金網との間の猫のヒタイよりも狭い場所です。

驚くことに、同じときに播いたにもかかわらず、こちらの正月菜は、すくすくと育っています。

タマネギ畝の穴に入り込んだ種からは、こんな立派な菜が。

これはもう、正月菜が野生に目覚めたとしか考えられませんね。

期せずして、不耕起無肥料無農薬の自然農法(^.^)

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よくやった!青枯病打破のピーマン

2023年12月09日 | ものぐさ有機農業

これまで何度か、青枯病についてブログを書いてきました。

というのも、ここ十年ほど、夏野菜のピーマン、シシトウ類が青枯病にやられ、何年間かは全滅の状態が続いたからです。

特に、ピーマン類が弱く、春先に苗を植えたらそのまま枯れてしまいました。他のトウガラシ類も、ようやく実り始めた頃に、バタバタと倒れました。

そこで、青枯病を克服すべく、いろいろな試みを行ってきました。

その中で、最も有効であったのは、土造りの段階でのカニ殻投入と枝を縛って育てていく垂直栽培法です。

カニ殻は青枯病菌をやっつける放線菌を増やします。垂直栽培は、青枯病のアタックを受ける作物の根を壮健にします。

今年は、12本植えた苗の内、9本が育ちました。夏のおわりまで、大量の実がなり続けました。9月中頃から順次枯れていきましたが、9本の中で飛びぬけて成績の良かった1本のピーマンは、12月の今日まで、健気に実をつけてきました。

盛期には、2m近くの大きさでした。人間と同じで、年をとると少し縮むのでしょうか(^^; 

幹は、下手な植木顔負けの太さです。これ1本で、10㎏以上の実を収穫しました。

しかし、寒くなってからは花をつけることもないし、霜にやられた葉枝は枯れてきて痛々しい。

もう、十分頑張ってくれたので、静かに眠っていただくことにしました。

葉の間に隠れていた実を回収したら、

まだ、これだけありました。

しかも、つやつやジャンボ。

来年も、カニ殻と垂直栽培で行きます。

そして、さらに生菌投入でパワーアップも計画中(^.^)

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四角豆の芋を食べてみた

2023年12月01日 | ものぐさ有機農業

以前のブログで、四角豆なる奇妙な豆を紹介しました。

針金のようなヒョロ苗を2本植えたところ、ぐんぐん成長し、次々と花が咲き、どんどん実がつきました。

11月末になると、さすがに勢いがなくなり、撤去となりました。

まずは、種の収穫。

鞘を割ると、中に種があるのが見えます。

四角豆でも種は丸かった(^.^)

この調子だと、80個ほどの種が採れそう。

でも、育てる苗は、せいぜい5本まで。それ以上では、採れ過ぎます。

残りは、花咲か爺さんよろしく、その辺にばッと撒いてみましょうか(^.^)

 

蔓やネットを撤去して、空いた場所に、正月菜でも播こうかと思い、土を耕しました。

すると、四角豆の太くなった根が、ゴロリと掘れてくるではありませんか。

調べてみると、この芋のようなものは食べられるらしい(葉や花も)。

芋と言うより、ゴボウですね(^^;

ピーナッツの臭いがすると言われていますが、私には、匂いもゴボウに感じられます。

良く水洗いしてから、包丁の背で、薄皮をこそぎ取りました。

とにかく、物が細いので大変です。

苦労して、やっとここまでこぎつけました。

15分茹でてから、恐る恐る食べてみると・・・

ほんのりと甘いジャガイモという感じです。

しかし、繊維筋がけっこうあって、気になります。

思いついて、手で皮を剥いてみたところ、1.5㎜ほどの厚さでつるりと剥けるではありませんか。

こんなことなら、包丁で苦労して薄皮を剥かずとも、茹でてから手で皮を剥けばずいぶん楽だったのに(^^;

気を取り直して、残り全部の皮を手で剥き、キンピラにしてみました。

少しクセがありますが、まあいけます。人によっては、そこが良いかも。

心配したムネヤケもなく、四角豆芋への初挑戦は終わりました(^.^)

 

 

 

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