遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

卵の殻を野菜に撒いた

2024年12月05日 | ものぐさ有機農業

畑も、冬野菜に変わりました。

例年通りの野菜を植えましたが、今年は左手が使えなかったので、土造りは省略し、夏野菜あとの畝にそのまま植えました。

また、例年、寒くなるまで待って、ギリギリで種まき、苗植えをしていました。しかし今年は、いつまでたっても気温が下がらないので、見切り発車。

その結果、虫類の猛攻撃を受け、あえなくダウン。おまけに、左手を負傷し、例年のようには、虫の捕殺ができませんでした。

ここで挽回、ダメでもともと。ため込んでいた卵の殻を撒いてみることにしました。

実は数年前、農業資材屋に、卵の殻、20㎏入りがあったので、試しに撒いたことがあります(結構なお値段でした(^^;)

あまり大したことがないなあ、というのが実感でした。

ところが最近、自前で卵殻を野菜にやると効果があるとの記事を多く見かけるようになりました。

昔、祖母が、植木鉢に卵殻を置いたり、米のとぎ汁をやったりしていたのを思い出しました。

先祖帰りですね。

自分で作れば確かです。

こうやって日光浴をさせてやれば、一日で乾きます。内側の白身がポイントです。良い肥料になります。

2か月ほど、ためました。

足で粉砕。

1㎏ほどとれました(殻に付いていた日付シールは御愛嬌(^.^)

種蒔きが遅かったほうれん草は、なんとか無事。

一方、白菜やブロッコリーは惨めな状態。

白菜は、当初植えた苗の四分の一しか残っていません。

絶えた箇所には、正月菜を撒きました。

ここまで網目になることも珍しい(などと感心(^^;)

ブロッコリーも、穴だらけ。

卵の殻は、肥料として効くだけでなく、土に潜ったヨトウムシが、夜動き出して白菜やブロッコリーに取り付こうとする際、卵殻のギザギザを嫌って近づかないとか(彼らはそんなにヤワでないと思うのですが(^^;)

こんなに惨めな大根見たことが無い(^^;

もう、寒さをものともせずに育つ正月菜に期待するより外ありませんね(^.^)

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柚子の木はちぢんだ

2024年11月28日 | ものぐさ有機農業

以前、Dr.Kさんのブログで、柚子の木の剪定が記事になっていました。

柚子の木が大きくなりすぎたので、思い切ってバッサリと剪定したとのことでした。

実は、ウチの柚子の木も、どうしたわけか、今年、枝が天に向かって勢いよく伸び始めていました。まるで、竹のようにまっすぐの枝です。

これはどうしたものか。一番大きなハシゴをかけて、危険な作業をせねばならない。それに柚子はトゲが多く、手にプスプス刺さります。これがまた猛烈に痛い(^^;

そうこうしているうちに、左手を負傷してしまい、剪定どころではなくなりました。

3か月ほどたち、左手も少しは使えるようになったので、さて、柚子は?・・・・・・・・・と、なんだこれは!!!

な、なんと、あの柚子の木が無い!

というより、柚子の木が、二分の一ほどに縮んでいるではないですか。

枝には、恐ろしいほどの数の柚子の実が。

その重みで、枝がグーーーッと曲がっています。

よく折れないものです。

見事なまでに枝がたわんで、中央にぽっかりと穴が(^.^)

  実るほど
   身をちぢめるか
     秋のゆず
                   遅生 

 

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ローゼルで遊ぶ(お笑いレシピ、3種)

2024年11月10日 | ものぐさ有機農業

昨年、試しに育ててみたローゼルが好評だったので、今年は一畝分作ってみました。ものすごい量になりましたが、何人かにおすそ分けして、大変喜ばれました。後は、自家消費。大半はジャムにしました。

あれだけ繁茂していたローゼルも終盤。

ポツポツと残っていた実を収穫しました。

種用に一本だけ残してあります。

さて、最後に収穫した虎の子のローゼルをどうするか?

ハイビスカスティーやローゼルジャムはもう飽きたし・・・

と、そのとき、姉から情報が。

塩もみがいけるらしいとのこと。

塩だけではイマイチの味らしいので、塩昆布を使いました。

ジップロックに入れて、まぜまぜ、モミモミ、して、冷蔵庫で一夜放置。

しっとりとした濃紅の塩もみの出来上がり。

して、お味は?

これはいける。コリコリとした子気味よい食感で、お味もグー。

ご飯のおともになりそうです(^.^)

さらにもう一品。これも、姉からの情報(さるフレンチでのドリンク)をもとに、私が作り方を推察。

カップ2杯の水に、

ローゼルを大匙2杯(一週間前から、左手でスプーンがつかめるようになりました。震えてるけど(^^;)

3分間煮て(2分で十分)、ハチミツで味を調整。

気分はもう、おうちフレンチ。何のことはない、ハイビスカスティーの一バージョン。ちなみに注文すると、野口英世さん一人強だそうです(^.^)

姉からの情報の受け売りばかりでは、男がすたります。

ここで一発挽回を、と考えたのが下のディッシュです。

土日の朝食は私が当番なので、今朝まだ暗い畑で、サニーレタスと伏見甘長をとってきて、ローゼルをサラダに添えました。

目玉焼きの方は、「裸のマハ」をイメージしたのですが(^^;  これではまるで、かわいいヒヨコさん(^.^)

ps。ローゼル塩漬けは、シソの若種を加えて、バージョンアップしました。

 

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片手で里芋五平餅を作った

2024年10月08日 | ものぐさ有機農業

冷凍庫が満タンになってきました。スペースをつくらないと、後が滞ってしまします。

そこで、在庫整理。まず、里芋ペーストからとりかかりました。

昨年度、里芋は絶不作とはいっても、かなりの量の親芋がありました。3月ギリギリに全部茹でて、潰し、ペーストにして、冷凍保存しました。それを、活用。

一番のおすすめは、里芋入りの五平餅です。巷にそういう五平餅があるのかどうかは知りません。大袈裟にいえば、遅生特製の一品(^.^)

解凍した里芋ペーストを、

レンジでチンします(熱い方が、ご飯と混ぜやすい)。

ご飯にペーストを加え、混ぜます。この操作が、一番大変です。量が増えるにしたがい、力がどんどん要ります(片手ではツライ(^^; )  少しずつ混ぜるのがコツ。ご飯とペーストの比率はお好みですが、私は半々にしています(あれこれ考えなくてもよく、簡単(^^;)。

やっとのことで、混ぜ終えました。

少し多めに片栗粉をふり、

適当量に分けて、

ダンゴにします。この時、片栗粉を混ぜ込むようにすると、食感が良い。

焼きやすいように平たくします。

まさに、不ぞろいの美学(^^;

フライパンに油をひいて焼き、「付けて味噌」で遊んで、できあがり(^.^)

以前は、串にさしてから、オーブンで焼いていたのですが、これはすごく大変でした。付けダレも、クルミを粉砕して自作しました。しかし、お金と手間がかかるわりには、大したことが無かった。

結局、今回のような、串無し、フライパンでバラ焼き、市販味付け味噌ダレという超手抜き五平餅に落ち着きました。

はたして、これを五平餅と呼んでいいかどうか・・・・骨董の真贋判定のようなものですね(^.^)

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手押し式エンジン草刈機を買った

2024年09月29日 | ものぐさ有機農業

左手を負傷して以来、全く草刈りが出来ていないので、畑はもとより、家の周りも草まるけ(岐阜弁^^;)

この困難な状態を打破すべく(相変わらず大袈裟(^^;)、手押し式エンジン草刈機を買ってみました。

この種の機械は昔からあり、一台欲しいなーと思っていました。しかし、農家ではないのと、お値段の高さ、機械の重さ・大きさに、二の足を踏んでいました。

私が従来の草刈り機をブンブン振り回せないので、我家の大和撫子(後期高齢者)に、「草刈ます代」デビューをしていただかねばなりません。

そこで、軽快に使える草刈機はないものかと探したところ、農業屋の店頭に展示してあるこの草刈機を見つけた次第です。

軽い(10㎏)し、小さい(幅55㎝、長1.2m)、そして、なによりも、安い(3万円)(^.^)

2サイクルの小エンジン(26c.c.)と

ナイロンコードカッター。

これは、通常のエンジン式草刈機を、台車に取り付けたものですね(^^;

果たして、ものになるか?

さっそく、草刈り機初体験の草刈ます代さんに動かしていただきました。

結果がこれ。

まあ、なんとか合格。私がいつも使っている(HONDA4サイクル35c.c.)のヘビーデューティー刈払い機に較べれば、大人と子供ほどの違いがありますが、簡単に草刈りができることは確かです。

しかし、

わずか、数平方メートル刈っただけで、ナイロンコードは擦り切れ、もう一方のコードは飛んでいます(^^:

まあ、初心者の方ですから、コンクリートや石の所も同じようにぶん回ししたのでしょう。

で、ナイロンコードを補充。

ところが、

純正のコードしか、合わないのです。

やむなく、一袋購入。

これが、何と、2500円。

これでは、まるでPCプリンターの純正インクのようなボッタクリではありませんか(^^;

消耗品代がバカになりませんね。

差し込み式のナイロンコードは、以前、自分で作っていました。しかし、今回の場合は、金属のかしめが特殊で、手に入らないと思います。

かといって、草刈り部分を、他のアタッチメントに交換することも不可能です。ランニングコストがかさむ草刈機ではあります(^^;

二本のナイロンコードを、下のように差し込んで完成。

それから、この草刈機の難点をもう一つ。

通常のエンジンと同じように、リコイルスターターを引っ張るのですが、この時、よほどうまく方向を定めないと、ハンドルに引っ掛かってしまいます。安全にエンジンをかけるためには、邪魔なハンドルを折りたたんでから、スターターを引っ張る必要があります。手間がかかるけれど、仕方ありません。

まあ、値段が値段(古伊万里の上等中皿一枚分)ですから、こんなものかもしれませんね(^.^)

以前、草刈機を探していた時のカタログにこんなのがありました。

「草刈りまさお」が誕生してから20年もたっているそうです。しかもこの品で、ものづくり日本大賞を受賞したとか。

他にも、「アラフォー傾子」「芝耕作」「男働盛清」「男前刈清」「荒野の用心棒ジョージ」など、ユニークなネーミングの機械を作っています。キワモノ会社?かというとさにあらず、海外でも注目されている優秀な会社なのです。

私もこれにならって、今回の草刈機に名前をつけてみました。

「草刈かるこ(刈る子、軽小)」(^.^)

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