遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

自然農法の勝ち

2025年02月03日 | ものぐさ有機農業

不耕起、無肥料、無消毒の自然農法が注目されてから、もう相当経ちます。

あんなふうにやれたらと思いつつ、ぐずぐずして何十年にもなってしまいました。

そんなわけで、我流の有機農業をしながら、一つ、気になっていることがあります。

それは、畑脇の草むらなどに、こぼれ種で野菜がひょっこりと芽を出し、いつのまにがぐんぐん育って、下手をすると丹精こめて作った方よりも大きく立派になることです。

一体自分は何をやっているのだろう、と情けなくなります。

そんな例がまたありました。

今期の冬野菜は、左手を負傷したおかげで散々でした。

その最たるものが正月菜。

かろうじて雑煮分はとれましたが、その後は大きくならずに、もはや黄化。

種蒔きが11月中旬にずれ込み、時期を失した

と思いきや、

桜の木の下、コンポストの周りを見ると・・・

正月菜が青々と育っているではありませんか。

実は例年、次の年用の種をとるために、畑の周りの空き地に、花咲か爺さんよろしく、余った種をばーっと景気よくばらまくのです。

今回も、畑作業と同じ日に花咲か爺さんになった結果がコレ(^.^)

あまりの出来の違いに驚きます。

うーん、これだけあれば大丈夫。

寒波の来襲にも備え十分。

自然農法に感謝(^.^)

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卵の殻を野菜に撒いた

2024年12月05日 | ものぐさ有機農業

畑も、冬野菜に変わりました。

例年通りの野菜を植えましたが、今年は左手が使えなかったので、土造りは省略し、夏野菜あとの畝にそのまま植えました。

また、例年、寒くなるまで待って、ギリギリで種まき、苗植えをしていました。しかし今年は、いつまでたっても気温が下がらないので、見切り発車。

その結果、虫類の猛攻撃を受け、あえなくダウン。おまけに、左手を負傷し、例年のようには、虫の捕殺ができませんでした。

ここで挽回、ダメでもともと。ため込んでいた卵の殻を撒いてみることにしました。

実は数年前、農業資材屋に、卵の殻、20㎏入りがあったので、試しに撒いたことがあります(結構なお値段でした(^^;)

あまり大したことがないなあ、というのが実感でした。

ところが最近、自前で卵殻を野菜にやると効果があるとの記事を多く見かけるようになりました。

昔、祖母が、植木鉢に卵殻を置いたり、米のとぎ汁をやったりしていたのを思い出しました。

先祖帰りですね。

自分で作れば確かです。

こうやって日光浴をさせてやれば、一日で乾きます。内側の白身がポイントです。良い肥料になります。

2か月ほど、ためました。

足で粉砕。

1㎏ほどとれました(殻に付いていた日付シールは御愛嬌(^.^)

種蒔きが遅かったほうれん草は、なんとか無事。

一方、白菜やブロッコリーは惨めな状態。

白菜は、当初植えた苗の四分の一しか残っていません。

絶えた箇所には、正月菜を撒きました。

ここまで網目になることも珍しい(などと感心(^^;)

ブロッコリーも、穴だらけ。

卵の殻は、肥料として効くだけでなく、土に潜ったヨトウムシが、夜動き出して白菜やブロッコリーに取り付こうとする際、卵殻のギザギザを嫌って近づかないとか(彼らはそんなにヤワでないと思うのですが(^^;)

こんなに惨めな大根見たことが無い(^^;

もう、寒さをものともせずに育つ正月菜に期待するより外ありませんね(^.^)

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柚子の木はちぢんだ

2024年11月28日 | ものぐさ有機農業

以前、Dr.Kさんのブログで、柚子の木の剪定が記事になっていました。

柚子の木が大きくなりすぎたので、思い切ってバッサリと剪定したとのことでした。

実は、ウチの柚子の木も、どうしたわけか、今年、枝が天に向かって勢いよく伸び始めていました。まるで、竹のようにまっすぐの枝です。

これはどうしたものか。一番大きなハシゴをかけて、危険な作業をせねばならない。それに柚子はトゲが多く、手にプスプス刺さります。これがまた猛烈に痛い(^^;

そうこうしているうちに、左手を負傷してしまい、剪定どころではなくなりました。

3か月ほどたち、左手も少しは使えるようになったので、さて、柚子は?・・・・・・・・・と、なんだこれは!!!

な、なんと、あの柚子の木が無い!

というより、柚子の木が、二分の一ほどに縮んでいるではないですか。

枝には、恐ろしいほどの数の柚子の実が。

その重みで、枝がグーーーッと曲がっています。

よく折れないものです。

見事なまでに枝がたわんで、中央にぽっかりと穴が(^.^)

  実るほど
   身をちぢめるか
     秋のゆず
                   遅生 

 

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ローゼルで遊ぶ(お笑いレシピ、3種)

2024年11月10日 | ものぐさ有機農業

昨年、試しに育ててみたローゼルが好評だったので、今年は一畝分作ってみました。ものすごい量になりましたが、何人かにおすそ分けして、大変喜ばれました。後は、自家消費。大半はジャムにしました。

あれだけ繁茂していたローゼルも終盤。

ポツポツと残っていた実を収穫しました。

種用に一本だけ残してあります。

さて、最後に収穫した虎の子のローゼルをどうするか?

ハイビスカスティーやローゼルジャムはもう飽きたし・・・

と、そのとき、姉から情報が。

塩もみがいけるらしいとのこと。

塩だけではイマイチの味らしいので、塩昆布を使いました。

ジップロックに入れて、まぜまぜ、モミモミ、して、冷蔵庫で一夜放置。

しっとりとした濃紅の塩もみの出来上がり。

して、お味は?

これはいける。コリコリとした子気味よい食感で、お味もグー。

ご飯のおともになりそうです(^.^)

さらにもう一品。これも、姉からの情報(さるフレンチでのドリンク)をもとに、私が作り方を推察。

カップ2杯の水に、

ローゼルを大匙2杯(一週間前から、左手でスプーンがつかめるようになりました。震えてるけど(^^;)

3分間煮て(2分で十分)、ハチミツで味を調整。

気分はもう、おうちフレンチ。何のことはない、ハイビスカスティーの一バージョン。ちなみに注文すると、野口英世さん一人強だそうです(^.^)

姉からの情報の受け売りばかりでは、男がすたります。

ここで一発挽回を、と考えたのが下のディッシュです。

土日の朝食は私が当番なので、今朝まだ暗い畑で、サニーレタスと伏見甘長をとってきて、ローゼルをサラダに添えました。

目玉焼きの方は、「裸のマハ」をイメージしたのですが(^^;  これではまるで、かわいいヒヨコさん(^.^)

ps。ローゼル塩漬けは、シソの若種を加えて、バージョンアップしました。

 

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片手で里芋五平餅を作った

2024年10月08日 | ものぐさ有機農業

冷凍庫が満タンになってきました。スペースをつくらないと、後が滞ってしまします。

そこで、在庫整理。まず、里芋ペーストからとりかかりました。

昨年度、里芋は絶不作とはいっても、かなりの量の親芋がありました。3月ギリギリに全部茹でて、潰し、ペーストにして、冷凍保存しました。それを、活用。

一番のおすすめは、里芋入りの五平餅です。巷にそういう五平餅があるのかどうかは知りません。大袈裟にいえば、遅生特製の一品(^.^)

解凍した里芋ペーストを、

レンジでチンします(熱い方が、ご飯と混ぜやすい)。

ご飯にペーストを加え、混ぜます。この操作が、一番大変です。量が増えるにしたがい、力がどんどん要ります(片手ではツライ(^^; )  少しずつ混ぜるのがコツ。ご飯とペーストの比率はお好みですが、私は半々にしています(あれこれ考えなくてもよく、簡単(^^;)。

やっとのことで、混ぜ終えました。

少し多めに片栗粉をふり、

適当量に分けて、

ダンゴにします。この時、片栗粉を混ぜ込むようにすると、食感が良い。

焼きやすいように平たくします。

まさに、不ぞろいの美学(^^;

フライパンに油をひいて焼き、「付けて味噌」で遊んで、できあがり(^.^)

以前は、串にさしてから、オーブンで焼いていたのですが、これはすごく大変でした。付けダレも、クルミを粉砕して自作しました。しかし、お金と手間がかかるわりには、大したことが無かった。

結局、今回のような、串無し、フライパンでバラ焼き、市販味付け味噌ダレという超手抜き五平餅に落ち着きました。

はたして、これを五平餅と呼んでいいかどうか・・・・骨董の真贋判定のようなものですね(^.^)

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