先日、DIYが得意な方から、不思議な物をいただきました。
詳しくは動画をご覧ください。
なお、BGMは、先日、五年越しで上がった能管の秘曲「真之寝取」を、新たに調整した能管(先回のブログ)で吹いてみたものです。これまで、十数本の能管を使いましたが、この能管が一番楽に音が出せます。結果、この難曲を、息が上がることなく吹くことが出来ました(^.^)
先日、DIYが得意な方から、不思議な物をいただきました。
詳しくは動画をご覧ください。
なお、BGMは、先日、五年越しで上がった能管の秘曲「真之寝取」を、新たに調整した能管(先回のブログ)で吹いてみたものです。これまで、十数本の能管を使いましたが、この能管が一番楽に音が出せます。結果、この難曲を、息が上がることなく吹くことが出来ました(^.^)
先回のブログを書いているときに、ふとヒラメキました。中国伝説の文房神、魁星点斗は、ずっと以前、コロナに負けるなシリーズで取り上げた踊る男に似ていないか!?
幅 16.3cm、高 30.0㎝。李朝中国明時代?
滑稽な男が、まじめに踊っています。コロナの押しつまったような雰囲気を壊してくれそうな気配でした。自然の木を組み合わせて作ったこの奇妙なオブジェは、李朝の物ではないかと考えたのでした。
大きく手をあげ、走っている男。たしかにブ男ではありますが、憎めないばかりか、見方によっては気品すら感じられます。
背中のくびれは・・
粗末な衣服と見えなくもない。
しかも、左手に何か持っています。
想像力をたくましくして、硯!
右足で踏んずけているのは・・
鰲(ごう)と呼ばれる龍と亀の間の姿をした海の化け物か!!?
となると、もう、魁星になってもらわなくては、ブログがおさまりません(^^;
爪楊枝の先を黒く塗って筆、ミニチュア茶道具から高坏を拝借して斗とすれば・・
右手に筆、左手に硯、蹴り上げた足に斗・・・立派な魁星が出来上がりました。
せっかくですから、北斗七星をあしらえば・・
文房の神様、魁星点斗の出来上がり(^.^)
李朝の踊る男と思われた木彫像が、実は、中国の神、魁星であったのです。
最後の文人といわれた富岡鉄斎は、魁星の印章を4種類も使っていました。
これまでこの奇妙な木造物は、故玩館の面白コーナーで、他の珍物たちと雑居していたのですが、今日からは、私の机の上に居ていただくことにします。さすがの富岡鉄斎センセーも、木彫魁星像を座右に置いていることはなかったでしょう(^.^)
面白古文書『金玉尽・鳥尽』の1回目、見出し項目の中に、「四ツ目屋のりんの玉」というのがありました。江戸時代、アダルトグッヅの店、四ツ目屋で売られていた品です。
りんの玉? 何それ!!?
ジャーン、これが実物です(^.^)
内部はどうなっているのかわかりません。振ったり転がしたりすると、かすかに、りぃぃ〜〜んという音が響きます。
りんの玉:径 1.7㎝、重 7g。江戸中ー後期。
何でお前がこんな物を持っているのか、といぶかる向きも多いことでしょう。
そこはそれ、蛇の道はヘビ。前提をつけずガラクタ蒐集というコンセプトの網に引っ掛かった品なのです。
で、使い方は?
残念ながら、goo倫に引っ掛かりそうなので、興味のある方は、各自でお調べください(^^;
なお、2個セットで使うとの事。一方は音無しです。ジャワ産の物が良質であったとか。
実は、りんの玉の使い方などが描かれた江戸時代の小巻物を持ってたのです(資料として(^^;)
今回その一部を紹介しようかなと思い、あちこち必死で探しましたが、ようとして行方が知れません。
ここで、ピンときました。これはもう神隠しにあったのだと。
なぜなら、同じような出来事が、これまで再々あったからです。江戸の春画(男色のレア物)や性心理学者、高橋鐵の地下出版物から、最近では、あの永青文庫の大英博物館SHUNGA展の図録まで、神隠しに遭う物はほぼ毛色が一緒です。ですから、神(犯人)の正体もおのずとあきらか。
これは、現代の焚書坑儒ではありませんか(正確には、捨本抗春?(^^;)
すぐにでも抗議をしたいところですが、グッとこらえて、「江戸時代の巻物がどっかへ行ってしまった。貴重な資料だったんだけど・・・・」と困惑顔の演技。
敵も素知らぬ顔で無言の意思表示。
しかし、ここで一戦交えては元も子もありません。
今後のガラクタ蒐集に支障をきたす事態は何としても避けねばなりませんから(^.^)
男は黙って、春探し(^^;
神隠しに遭ったのは紙物だけではありません。当然、目につきやすい怪しげなグッヅの数々も。
神隠しに遭った品々は、焼却場の灰や煙と化し、今はもうこの世に無いでしょう。
では、どうして今回の品、りんの玉は難を逃れたのか?
それは、小さな木製シェルターのおかげでした。
この中で身を潜めていたのです。
さて、このりんの玉、他に何処で出会えるのでしょうか。
かつて、三重県伊勢神宮の近くに、元祖国際秘宝館という巨大な性の殿堂がありました。実業家M氏が建てた一大桃色パークです。
高度成長期にかけて、日本各地で同じような施設がどんどん出来ました。その中で、元祖国際秘宝館は、広さと展示物の豊富さで群を抜いていました。残念ながら、2007年に惜しまれつつ(?)閉館。
盛期には、ひんぱんにTVコマーシャルが流れ(東海地方のみ?)、その調子のよさに、秘宝館のコマーシャルソングを小学生が口ずさむほどでした。
閉館まぎわの元祖国際会館の内部。
最近、退職した教員の方から面白い話を聞きました。かつて、この地方の教員の研修(実態は慰安?)旅行の定番コースに、元祖国際秘宝館が入っていたというのです。私には、近親者、縁者、知人に学校教員が誰もいないのでこれは初耳でした。中にいなければわからないことがあるのはどの業界も同じですね。教師が男女そろって秘宝館見学・・・微笑ましい昭和の光景ではありませんか。しかも、この人は、日教組のバリバリの活動家だったらしい。
日教組と言えば、国会で、ツバを飛ばしながら「ニッキョソーー」と意味不明のヤジを投げていた総理大臣がいましたね。単細胞のアタマに、日本会議(生長の家残党と戦前回帰を企む金満神社本庁)あたりから右巻妄想を吹きこまれたかと思いきや、あの統一凶会、世界焼香連合がバックにいたのです。本来の右翼や真性保守とは無縁、票や金や権力のために、カルトの使い走りをして国を売る。こういう輩には右畜の呼称がふさわしいでしょう。
甲高い声でキャーキャーと「ニッキョーソーー」。
利権に敏い右畜安屁”「ヲマエガイウカ!?」
見苦しい売国右畜よりも、猥雑な秘宝館で研修を行うニッキョーソの方がよほど健全と言えましょう。
話しは横道へそれましたが、この元祖国際秘宝館、目玉の馬の実演ショーは別格として、古今東西の珍品が所狭しと展示されていました。なぜか、蛇の交尾標本がやけに多かったのも不思議でした。
ところで、問題のりんの玉。
実は、展示品の中にこれはなかったのです。
広大な館内を目を玉のようにして探しても、りんの玉はありませんでした。
規模では足元ににも及ばない極小故玩館ではありますが、りんの玉では元祖国際秘宝館に勝った!!(^.^)
故玩館の面白グッズコーナーに置いてある燭台です。
全体:高さ 38.7㎝。台:17.7cm x 11.3cm x 9.8㎝。時代不詳。
これまで、しっかりと眺めた事がなく、木製の燭台だとばかり思っていました(^^;
実際は、台と軸が木製、人頭と火皿部は銅製です。
光の当たり様によって、何とも言えない雰囲気が出ます。
人頭の造りからして、日本製ではないようです。アフリカか東南アジア方面の品でしょう。
重い木のブロックに、燭台の木の軸棒がしっかりと挿しこまれています。
金具が大きく、相当太いロウソクでないと金具にささりません。そんなロウソクはどこで入手できるのでしょうか。
まわりには、熔けた蝋が溜まっています。
人頭の横側にも蝋が飛び散っています。
こうやって見ると、かわいい乙女のようですが・・・
光の当たり具合で、
怨みの表情に変わります。
ロウソクに火がともった時の表情や如何に(^.^)
よくわからない品です。
高 8.7㎝。重 217g。鉄製。現代?
蛙が頭上の皿を支えています。
灯火器でしょうか。
皿に油を入れて、燈芯に火をともす?
しかし、全く使用された形跡はありません。油のシミを探しても、どこにもみあたりません。
どうも、灯火器ではなく、お遊びで作られた置物の可能性が高い・・・面白グッズの一つですね(^.^)
ならばということで、いつどこで入手したか全く記憶にない、チープな玉類をのせてみました。
オープン宝石箱(^^;
手に取ってみると、意外と触感がよく、
今時のペットとしても、そう違和感はない!?(^.^)