遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

こんな事有り?!😲二度採りで美味😋季節外れのマクワウリ

2023年10月03日 | ものぐさ有機農業

なが~~~かった夏が終わり、季節が急に秋になりました。

猛暑が続くと、野菜たちにも異変が起きるのでしょうか。以前のブログでも少し紹介しましたが、普通ならとっくに栽培が終わっているはずの小玉スイカやマクワウリが、収穫が終わって枯れた後、いつのまにか復活して、再び実を結んでいたのです。

六月初めにマクワウリの苗を植えつけ、七月末から八月初頭にかけてどさっと収穫しました。当然、ツルは枯れましたが、あまりの暑さで片付けるのをさぼっている間に、新しいツルと葉がどんどん伸び出したのです。あれよあれよという間に、以前と同じくらいに繁って畑を覆いつくし、花が咲き、実がなりました。

1回目収穫

2回目収穫

急に気温が下がり、さすがに終盤。

3回目収穫

数では、7月末~8月初の収穫に及びませんが、特筆すべきは味です。秋収穫のマクワウリは、夏のものに較べて、味が濃厚なのです。

 

季節外れの御褒美は、外へ出られない程の酷暑の産物でした。

このような季節外れの二度目の収穫は、二毛作、二期作でもありません。いったいどう呼んだらいいのでしょうか。ずっと農業を続けてきた古老に尋ねても、全く聞いたことがないとのことでした。

もとはと言えば、枯れたツルを片付けなかったサボリ体質が福を招いた!?

😋ものぐさ有機農業に幸あれ😋

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四角豆を育ててみた

2023年09月29日 | ものぐさ有機農業

以前、ローゼル栽培とジャムづくりについてブログで報告しました。

実は、ローゼル苗と同時に、四角豆の苗もいただきました。で、畑の一角に植えたところ、順調に育ち、実がなりました。

たった2株の糸のような苗がここまで育ちました。

ごく薄い青色の上品な花が咲き(後ろの青花は朝顔(^^;)

こんな具合に実となります。

ツルは細く華奢なのですが、丈夫でドンドン実をつけます。

一つ一つが大きいので、採るのも簡単。

これが豆?

でも、断面を見ると、

確かに四角ですね。ひだひだが4本あります。

四角豆は、熱帯アジアが原産で、九州や沖縄で栽培されています。沖縄では、うりずん豆、英語で「winged bean(翼のある豆)」と呼ばれています。

さっそく、調理をお願いしました。

おひたし。

天ぷら。

コリコリとした食感で、いずれも美味。

レシピには、少し苦みがあると書いてあったので、ゴーヤのように身構えて食べたのですが、拍子抜けするほど素直な味。人によっては、物足りないと感じるかもしれません。これなら、生食やサラダでもいけますね。

ローゼルと同じで、沖縄の特産品らしいです。

最近の高温化で、日本中が沖縄。グングン育つはずですね。病害虫に強い所はローゼルと同じ。とても育てやすい野菜ですので、そのうち、ゴーヤのように一般化するでしょう。

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ついに青枯病に打ち克った

2023年09月25日 | ものぐさ有機農業

これまで何回も、青枯病について書いてきました。

家庭菜園をやっている者にとって、青枯病ほどショックの大きなものはありません。それまで順調に育っていた野菜が、ある日突然シナシナとなり枯れてしまうのです。しかも、ほとんどの場合、他の株も次々と倒れ、全滅に至ります。

故玩館向いの畑の場合、トウガラシ・ピーマン類がこの悪魔の病にとりつかれてきました。中山道沿いなので、歩く人たちに哀れな枯姿を晒してしまうことにも(^^;

そこで、これまで、いろいろな試みを行ってきました。そして、今年、満を持して挑んだ方法が、カニ殻鋤きこみと垂直栽培です。詳細なレポートはシーズンが終わってから。

まずは、現況を。

トウガラシ、ピーマン類の様子です。12株植えたうち、9株がグングン育ちました(欠損部には、せこく、ローゼルを入れました)。打率7割5分、全滅を繰り返していた頃が嘘のようです。

垂直栽培で、グングンと伸び、シシトウ(伏見甘長)はもう170㎝を越えました。当初の2m支柱ではおぼつかなくなってきたので、急遽、3mの竹を添えました。

で、収穫です(シシトウは数が多く、採るのに時間がかかるので今回はパス)。

ナスは青枯病フリーです。ついでに採りました。

秋ナス、生り盛っています。

さて、問題のトウガラシ、ピーマン類です。

ハンパでない量のピーマン。

ハンパでない量の万願寺トウガラシ。

ピカピカのトウガラシ、ピーマン類が波のように押し寄せてきます。5-7日のインターバルで収穫です。

5月初旬に苗を植えてから、5カ月以上生き抜いてきたのが、この結果です。

ついに、青枯病に打ち克ちました \(^_^)/

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夏野菜転じて秋野菜となる

2023年09月21日 | ものぐさ有機農業

メチャクチャな暑さも、ほんの少しやわらいできました。

息絶え絶えだった畑の野菜たちも、元気を取り戻してきたようです。

そんな中で、今年は異変が・・・・・もう終わったはずの夏野菜が、不死鳥のようによみがえってきたのです(相変わらず大げさ(^^;)

 

暑い暑いでほうっておいた畑を久しぶりにのぞいてみて・・・😲ビックリ😲

青々としているのです。

ナスには新しい葉と枝が出て、たくさんの実がついています。

まあこれは例年通り、いわゆる秋ナスですね。夏バテを克服して、「嫁に喰わすな」というほど美味しい実が鈴なりです(^.^)

一番の驚きは、蔓ものです。

まず、とっくの昔に収穫が終わって、枯れたツルをそろそろ撤去しなければ、と思っていたマクワウリ

ところが、わずかに生き残っていたツルが大繁茂しています(最初の写真の奥)。

花が咲き、実もなっているではありませんか。

これぞほんとの秋マクワウリ。

少し離れた所のカボチャ畑でも異変が。

とうに収穫がおわり、枯れたはずのツルが、新しい枝葉を延ばしています。メス花もついてます。

さらに探すと、食べごろの宿儺カボチャがみつかりました。

そして、小玉スイカ。もともと一株だったのですが、お盆頃に15個ほど収穫し終え、その後、蔓は枯れていました。ところが、いつのまにか息を吹き返し、新しいツルが茂っています。新たに6個ほどついた中で大きそうなものを収穫。

とはいっても、なにしろ小玉です(^^;

おそるおそる割ってみると・・・

おいしくいただきました(^.^)

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納豆で草を枯らしてみた

2023年09月15日 | ものぐさ有機農業

最近は、菌や酢を活用して、草を退治しようという試みがなされています。そのうちの一つ、yutubeに納豆を使って草を枯らす動画が出ていたので、早速やってみました。

この暑さで草刈りも滞りがち、草ならどれだけでもあります(^^;

中山道脇の畑の横もごたぶんにもれず草だらけ、ゆうに腰丈を越えています。

枯らしたい場所を足で踏んで、草をなるべくぺちゃんこにしておきます。実は、この作業が最も大変です。大汗をかきながら、日頃の運動不足をおぎなうつもりで頑張りました。

そこへ、米ぬかをまんべんなく撒きます。

足で米ぬかをなるべく下へ落とすように踏んでいきます(またまた運動不足解消の大汗(^^;)

こんな具合になります。

いよいよ納豆の出番です。

水(適当量)に納豆一パックを入れ、よくかき混ぜます。

豆は取り除いて(明日の朝の味噌汁の具(^.^))、バケツ二杯の水(糖蜜を少し入れた)で薄めてジョウロで撒いていきます。草が乾燥している場合は、あらかじめ散水して全体を湿らせておきます。

シートを掛け、重しを置いたら出来上がり(1.75mx3.25m)。

一日目:

恐る恐るシートをそっとめくってみると・・

もう、草はかなり黄色くなっています。

白い綿状のカビ(米ぬかの発酵時に見られる)も見えます。

3日目:

処理した所とそうでない所の違いがはっきりわかります。

この頃までは、米ぬかが発酵した時の乳のような匂いが一面に漂っていました。

一週間後:

シートをはずしました。

かなりイケています。

草が枯れています。根の方まで枯れたかはわかりません。

ほとんど匂いはしません。

が・・・

よく見ると、生き残った草が所どころに頭をもたげています。竹と瓦でシートを押さえていましたが、どうも重しが効いていない所がうまく枯れていないようです。

実は、この方法でなぜ草が枯れるのか、はっきりとしたことはわかりません。

色々な理由が考えられます。

まず、強靭で生育旺盛な納豆菌が急速に増えることによる発酵熱です。だたでさえ暑い時に、シートで塞ぎ、さらに菌が熱を出すので、蒸し焼き状態になって枯れる可能性が大です。また、米ぬかがあるので他の菌も増殖すると思われます。一度に多くの菌が増殖するので、全体が酸欠状態になり、草(特に根)の生育が阻害される可能性もあります。

とっ、ところが・・・・

二日目、青シートの外側の草です。納豆菌液がかかったと思われる葉が部分的に枯れています。

納豆菌自身が葉を枯らす!!!???

この葉には、おそらく米ぬかも付着しています。米ぬかは、田の除草に使われることがあります。乳酸菌が増え、作られた乳酸が草の発生を抑えるからだと言われています。

今回の場合は、納豆と米ぬかを同時に使っているので、どちらが効いているのかはっきりしません。両者の相乗効果かもしれません。

いずれ、それぞれ単独の除草効果を調べ、白黒つけたいと思います。

 

 

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