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時悠人chosan流処世術

★海外宝くじの甘い罠

2006-05-09 08:25:43 | 日記・エッセイ・コラム

 香港からDMが届いただけでは、別に珍しくはないが、身に覚えがないとなると気になる。振り込め詐欺とは違うが、個人情報を入手し悪用する仕掛けとしてご紹介したい。

 内容は、香港の宝くじに参加の勧誘文書だった。日本のロト6のようなもので、香港のLPSという通販会社が購入の代理をするというもの。賞金総額14.4億円。どうやって抽出したのか不明だが、手続き順位A-1で優先手続きをするので、14日以内に必要事項を記入し、ファックス送信しろという。そうすれば、LPS社が私に代わって宝くじを購入し、当選したら賞金を口座に振り込む仕組みだ。

 これだけでも怪しいのだが、無料ボーナスチャンスとして甘い誘惑が盛り沢山。一つは、キャッシュ追加プレゼント。1等に当選したら現金500万円を、2等だったら200万円を同社が追加プレゼント。応募券が付いていて、署名して返送すればこの特典が付与される。        二つ目は、バースデークラブ・メンバーシップから誕生日に特別な案内を送付。 三つ目は、当選金が7590万円以上になったら、無料で香港へ招待するというもの。 とどめは、インスタント抽選だ。DMに4桁のラッキーナンバーが付いており、返信用封筒の当選番号と一致したら、香港宝くじが1回無料で購入出来るというのだ。4組の当選番号が記載されていたが、当然、当たっていた。

 読めば読むほど、夢がふくらみ欲に目がくらむシナリオだが、読者はもうお気づきだろう。全て、個人情報を聞き出す手口だ。クレジット番号、誕生日、住所・電話番号等の確認に到るまで、さらけ出すことになる。面白半分に返信したが最後だ。

 ちなみに、WEBサイトで調べてみたが、LPS社の正体を特定出来なかった。ただ、日本国内から海外宝くじを購入(海外の業者に購入代行してもらうことも含む)することは違法だ。たとえ、発行国で合法的なものであっても、「購入する」という行為が国内からのため、日本の刑法が適用され、刑法 第187条の規定に反する。ご注意を!