プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★無事これ名馬で行こう!

2006-05-25 08:58:08 | 日記・エッセイ・コラム

 「早く4時間も5時間も走れる身体に戻したいよ」と、入院中の走友が言った。去年、エイジ別トライアスロンの日本代表としてハワイにまで遠征した男が、脊柱間狭窄症で入院・手術。さいわい、術後の経過も順調なので安堵した。

 彼は私より一回り若い50歳代。もう一人、私と会社同期のトライアスリートがいる。彼も長年、身体を酷使したせいか最近、足腰に不安を感じ出した。精密検査を受けたり整体師のケアを受けたりと医者にかかる頻度も多くなってきた。現在、徹底した筋トレで基礎体力の強化に努め、徐々に回復してきている。

 彼らと私ではレベルに格段の差があり、フルで90分、ハーフでも30分以上彼らに遅れをとるが、故障履歴だけを捉えると、私の方が故障知らずでレースを楽しんでいる。

 一度でもマラソン大会に参加した人なら分かるだろうが、団体競技と異なり、自分自身との戦いなので走り終わった時の充実感は何ものにも代えがたい。結果は努力した分だけタイムとなって表れ、一切、ハンディがないのが素晴らしい。レース後は毎回、練習不足を反省させられるが、常に無理せずマイペースをキープし、次のレースでまたまた反省する繰り返し。「無事これ名馬」とは、私のような怠惰なランナーにうってつけの格言だ。