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時悠人chosan流処世術

★冬の到来!”ぶり起こし”

2006-12-05 10:05:50 | 日記・エッセイ・コラム

 12月に入り、当地金沢は急に冷え込みはじめ、いよいよ寒く長い冬の到来だ。まだ、降雪は無いが、空いっぱいにたち込めたどんよりした雲を切り裂くように走る稲妻と、地を揺るがすように腹の底まで響く雷音は、何度経験しても克服できない恐怖だ。

 地元では、この冬雷を”ぶり起こし”と呼ぶが、脂が乗って美味いブリ漁が活気を帯びる季節のプロローグでもある。遠方の人は、「カニや甘エビが美味い季節になったな」と羨むが、私には単なる商業ベースの話題でしかない。確かに、カニやエビが美味い季節だが、近海もので安くて美味い魚は他にも沢山ある。

 とりわけ、テレビのグルメ番組で、軽薄なタレント達が褒めたたえるさまは茶番を通り過ぎて不愉快になる。日頃、ロケ弁やコンビニ弁当で満足している連中には、旬の魚の美味さが本当にわかるのだろうかと、思ってしまうのだ。

 と、いつもひねくれた見方をすると反省しつつ、ブログをしばらく休憩したい。明日6日から15日まで、充電期間とするつもりでいる。