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時悠人chosan流処世術

★運・不運は紙一重

2010-09-07 09:30:29 | 日記・エッセイ・コラム

 9月4日未明、クライストチャーチでM7強の地震発生のニュースに、改めて「運・不運は紙一重」と思う。今回のような大きな地震は、1931年以来、実に79年ぶりだとか

 娘夫婦は、去年、住みなれたクライストチャーチからパースへ移住したので難を免れた。夫君の両親もダニーデンに住んでおり、被害がなかった。が、クライストチャーチには、親戚や友人も多く、連絡がとれないで困っていると娘の電話で知った。

 娘達は昨年、市内で家を新築しようと準備していた矢先に、夫君がリーマン・ショックの煽りを受けてリストラされ、パースへ単身移住した。「俺は大丈夫だ」と、告げられてから2ヶ月後、解雇通知を受け、娘はパニック状態。3ヶ月後、娘も会社を辞めてパースへ移住したが、思うような仕事に就くのに数カ月要した。

 クライストチャーチは、市中を流れるエイボン川と広大なハグレー公園を中心に自然豊かで、ガーデン・シティの別称を持つほど、美しく魅力的な町だ。市当局は、「被害を受けない家は無いようだ」と発表したが、ガーデン・シティが瓦礫の町へと変じた。世の中一寸先は闇で、何が幸いするか分からない。