今朝、着替えて外へ出たら西の空に雨雲が立ち込めていた。雲の流れもはやく、一瞬、雨の不安がよぎったが、中三日の休養で足が躊躇することなく勝手に走りだした。
10分程経った時、ぽつりと雨粒が頭に落ちてきたと思ったら、夕立ちのように激しい雨脚に変わった。妻を民家の軒下へ避難させ、自宅まで舞い戻り、傘を持って迎えに走った。朝食時には、雨がすっかり上がり、薄日が差し始めたので、大笑いした。
さて、今日、菅内閣の陣容が出揃うが、昨日の予想願望は見事に外れた。岡田幹事長決定の報せは、ご本人が「天命」と発した言葉に込められた深さにある。。「天命」の裏に「無念さ」が漂うが、全ての状況を熟慮した潔さ。適任者だが、責任感旺盛な人だけに、外交上の諸課題を途中放棄するのは断腸の思いだったに違いない
メディアは、人事評価に熱心で、「○○大臣を交代させる説明を」と叫ぶが、実に愚かしい。人事に説明は無用だ。「総理の専権事項」と解説する一方で、説明を求める姿勢は慎むべきだ。
暗雲・にわか雨から一転し、虹が射す青空に変わった今朝の金沢のように、菅総理が後顧の憂いなきよう信念を貫徹して貰いたい。「雨降って地固まる」で、人事に対する評価は、政策を実現出来たかどうかの結果で下したい。