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時悠人chosan流処世術

★野次馬「組閣人事」

2010-09-16 09:35:46 | 日記・エッセイ・コラム

 人事は総理大臣の専権事項だと言いながら、次々に候補者名をあげて人心を惑わすメディアと評論家。これほど無責任で楽しい仕事はない。私もつい悪乗りして、トレイン・シート作りを試みている。

 人事の基本は、政策構想であり企業でいえば経営戦略だ。白紙で理想形の絵を描くのは簡単だが、現在進行形の課題が山積状態だけに難しい。挙党態勢とは党内融和やパワーバランスでしかなく、代表選での論功行賞人事をしたのでは政策を歪めかねない。

 ついては、外務・財務・国交・厚労の4ポストは、民主党政権としての継続性の観点から留任させたい。幹事長候補が難航しているが、現職閣僚からの起用は避けるべきだ。無責任ついでに言えば、現総務大臣を幹事長か国対委員長に起用し、総務大臣の後任に民間人を据えたい。

 3か月前に就任した菅総理は、ほぼ前任者の閣僚を引き継いだ居ぬき内閣だった。今回、初めて自分の意思で組閣したい気持ちは察しがつく。が、四囲の環境がそれを許さないのも厳しい現実だ。経験則だが、人事は、理想の6割も実現出来れば満足すべきものと心得たい。