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★台風一過:民主党代表選

2010-09-15 13:46:06 | 日記・エッセイ・コラム

 民主党代表選が終わった途端、メディアは内閣改造人事で騒々しい。菅総理がどんな布陣を敷くか大いに関心があるが、興味本位で騒ぐのは慎しみたい。

 組閣のヒントは、二週間の代表選を通じて、両候補の演説内容が変化した点にある。当初は、対立軸をむき出しにしていたが、最終局面では、手法の違いはあっても大きなベクトルが収束してきたとの印象を受けた。

 小沢候補が構造・仕組みを変えることをメインに据えたのに対し、菅候補は具体的な対策を訴えた。この違いは、総論対各論とも言えるもので、合意形成には総論が勝り、各論は利害関係が相反するので合意を得にくい。現職総理と挑戦者の立場の違いとも言え、小沢候補が街頭演説で好評だった理由でもある。

 だから、巷間でささやかれる党の分裂や権力の二重構造は、死語になる日が近いと確信する。さて、人事権はトップの専権事項。総理が雑念を払拭し、政策を実行するに相応しい人材を適所に配することを願っている。