民主党の代表選は、いよいよ大詰めを迎えた。今日の夕方には、実質的に次期総理大臣が決まるというのに、見守るしかないのが歯がゆい。
その原因は、代表選の「ポイント制の妥当性」にある。国会議員411人、地方議員2,400人、党員・サポーター数34万人に対し、それぞれ「822・100・300」のポイントを割り振り、総ポイント1,222で決するこの制度。次々に疑問が頭をかすめる。
国会議員1人につき2ポイントを与える客観的根拠は何なのか?地方議員と党員・サポーターに対するポイント換算比率の公平性は??世論調査で高い支持を受けている候補が、議員票で逆転する可能性もあり、民意の重視となるのかどうか???
野党時代の民主党ならともかく、与党の代表=総理大臣だけに、一票の重要性は看過できない。国内外に難問が山積しているいま、民意を重視した候補が勝利するかどうかは、民主主義の根幹に関わる重大事との思いで、注視している。